見出し画像

【MTG】ミドルスクール調整録27 ~アルーレンさらに調整してみた~

こんにちは。皆さんミドルスクールしてますか?

前回の日記の後は普通の《アカデミーの学長/Academy Rector》型で大会をいくつか行脚しつつ、合間で天才デザイナー的発想の数々により《魔の魅惑/Aluren》系のデッキ(クソデッキ含む)を何個か作って遊んでいました。

今回はそんな感じの日常まとめです。
内容まあまあコアなのでミドルスクールとかアルーレンの話あんまり興味ない人にはオススメしません。
あと思った事考えた事垂れ流しに近く、ほぼ推敲しないで書くつもりなので見辛さ覚悟。まあこれはいつも通りか。


◆学長アルーレンの話

SEありの大会に3回参加。
体感としてはそんなにメタゲーム変わってない気がする。スレッショルド使ってる人減った?とかはあるかも。

【3/24晴れる屋大宮店争奪ミドルスクール】

青単ノート×○○
スレッショルド○○
青赤○××
緑白トロン○○
IDで3位
準決勝:TheRock○○
決勝:青赤××

決勝没で2位。

スイス含め青赤に2回負け。
ただこれは俺側相手側のカードの噛み合い次第なため、五分くらいに感じる。爆弾を2枚以上引くと一生押し付けて勝つ、逆にここを捌かれると負けるって印象。相手も有限やからね。
相手視点だと個別対処前提の歪なサイドボードになりがち?で、《無効/Annul》構えで《魔の魅惑/Aluren》狙いと思ったら《アカデミーの学長/Academy Rector》やんけ!とか、《アカデミーの学長/Academy Rector》を対策するために《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》まで入った場合に《魔の魅惑/Aluren》だった時とか、《防御の光網/Defense Grid》のために《過負荷/Overload》だと《孤独の都/City of Solitude》であばばば…な展開も。じゃあ逆にこれら入れないのか?という話にもなりにくい気がする。
まあ言うても俺側も押し付け噛み合い狙いなので、祈り要素多め。

余談だが緑白トロン戦、デッキがかなり土地単感あってすごく面白そうだった。相性としてはフェア良いがコンボ耐性は…というところで、この辺はまあ土地単の宿命か。
そんな感じゆえにアルーレンとのマッチ内容は爆裂やばい状態だったため、デッキ雑談にて「(土地単っぽいし)《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》良さそう」という話を振ったら後日《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》入りで全勝リスト化掲載されてた。

ループコンボキラー

それ自体はすごくめでたい事なんだけど、勧めたは良いが俺の普段のデッキだとメインで《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》割れない事に気付く。
おわた(^o^)


【4/7晴れる屋大宮店争奪ミドルスクール】

黒白ノワール×○×
白ウィニー○○
カウンターオース×○×
黒緑ノワール○×○
青赤×○○

3-2のため残れず。

俺の4マナ目はいつ揃うんですかね

ノワール絶対やべーじゃんとは思っていたが、まさかの2回マッチで草。
当然熾烈な貧乏ゲーになった。構成にもよるが、《名誉回復/Vindicate》を考えると黒白の方がやばいかなと思う。
何より手札周りの事情で四苦八苦するマッチ。一応《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》《魂の管理人/Soul Warden》が2枚ずつ積まれており、更に有事の時は《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》できたりもするので、設計上は手札破壊だけで詰むことはないだろう…という感じ。
こちらもマナブーストがあるので先手後手によっては《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》は耐えられるし、必要があれば《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で抜く選択肢もある。《アカデミーの学長/Academy Rector》を出せればあとは大概無視できるが、黒白であれば《剣を鍬に/Swords to Plowshares》は4枚じゃないかもだけど喰らう可能性あり。

カウンターオース戦は爆弾vs対処札で枚数勝負負け。除去薄めなので《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》ゲーなんだけど、《意志の力/Force of Will》合わせられ続けた。殴りが《変異種/Morphling》で遅いタイプだったから《ドルイドの誓い/Oath of Druids》が機能しないのは結構良かったんだけどな。

ともあれ黒対策、もっと言えば手札破壊対策が何か欲しいなと思って模索することに。一応ここに関しては《アカデミーの学長/Academy Rector》で《魔の魅惑/Aluren》が8枚になっている事である程度対策はできているが、食らって枯れた後にリソースをすぐ復活させることは流石に難しい。あと最初の時点で常にカツカツなのでマナフラしてる時以外《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》すらきつかったりする。そして相手の《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》はほぼ死なないので抜かれたカードは大体帰らぬ人になる。うーむ…。


【5/18晴れる屋渋谷店争奪ミドルスクール】

8マングース××
アリーナドレイン○×○
青緑マッドネス○×○
ドレノバーン○×○
IDで4位
準決勝:スタイフルノート○○
決勝:青赤×○○

優勝。

負けマッチは8マングース。
デッキ的にはほぼスレッショルドなため《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》で適当になんとかするみたいなマッチになるんだけど、変な虫飛ばすところまで予定通りでその後大事なカード特に引かず2本目《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で沈んだ。俺はインセクター羽蛾。

アルーレン一生モンスターカード連射するし実質バーサーカーソウルじゃね?

この日のMVPは《森の知恵/Sylvan Library》。しかも4枚入れたかなりアバンギャルドバージョンだったんだけど、4枚なせいでかなり引くため非常によく機能した。手札破壊に対抗できる軽いカードを探してたらこれに行き着いて、出す際もマナベースに負担なし。このデッキだとかなり気合を入れないと青マナが出せないため、1発揃い狙いでも《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault》等はきつい。不自然なく再現性アップに貢献できるのはこいつかなーと。
やってる事的にはほぼ《ミリーの悪知恵/Mirri's Guile》なものの、コンボパーツと土地があったら払ってすぐ勝ちますみたいな動きができるのは《森の知恵/Sylvan Library》の利点ですな。
まあこんだけ枚数入ってたら当然のように2枚引く(トップに溜まる)ので悲しい気分にはなるんだけど、1枚置く事で2枚目を引く事は抑えられるのでまあいいかって感じ。
これは欠点というには微妙な気もするけど《森の知恵/Sylvan Library》を入れた事によって再現性が劇的に上がった分《陰謀団式療法/Cabal Therapy》以外クソ簡単だったプレイの難易度もまた上がった気がする。軽く一人回ししてやべえなと思ったのか体が勝手に義務壁打ち始めて笑った。揃えて出すだけなのに揃える過程難しくなったらあかん。もっと適当に勝たせてほしい。

小難しい事が書いてあったので子供の頃はよくわからなかった

また今回のデッキだと《森の知恵/Sylvan Library》ガン積みすぎてほぼプレイすることになるため、綺麗に運用するなら要所でシャッフルするためのカードを増やした方がいいと感じた。《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》で《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》を持ってくるような一見不思議なプレイがめちゃくちゃ沁みてて草。フェッチランドだけで自然とやるのがベターそうに感じるが、今の色だと対抗3色なので圧縮だけのフェッチランド過多にはしたくない。緑白赤や緑白青などにするならフェッチ8枚にしてみる、今のままの色なら《悟りの教示者/Enlightened Tutor》などを1枚ずつ追加したりする、とかか。

-----

そんな感じでまあ良いデッキが出来たなと。
結構完成したと思った所に《森の知恵/Sylvan Library》足したらかなりスマートになったのでまだまだ伸びしろあるなと思う。
2枚即死コンボは可能性の獣。

ここ最近の話だと、世間の流れに乗ってTwitterで見かけたTier表の上位にアルーレンを忍び込ませてみたら、他の人のリストでは見事に蹴落とされてて世の不条理を感じた。そらそうよ
ランクの話は意見がいっぱい出て爆荒れする、絶対盛り上がるので個人的には大好き。俺は実績厨なので日本で勝ってるデッキの評価が高く、逆に海外で勝ってるけど日本だと居るのに勝たんなってデッキは低くなりがち。後者に関してはただ実行に移されてないだけ感はあるんだけどね。

アルーレン自身の話だと対策カードがマジできついという立ち位置は何も変わっておらず、恐らくこの先も不変。エクテンの《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》くらいの時代からそういうデッキなので「意識されたら勝てなくなるから居ないふりをする」のが正しい立ち回りだと思う。
ここ最近だと《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》入りのデッキがちょくちょく勝つようになってて、前述の通り今までのバージョンだとメインは対処不能。これはメイン《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan》を入れる事で対処可能なんだけど、実際問題《現実主義の修道士/Monk Realist》の枠すらもスペース作るかを気分次第で設定してるレベル。でも出されたら(即死ではないにせよ)ほぼ負けなので無理してでも両方1枚ずつ取ろうかな~とふんわり考えている。
逆にマークがきつくなければまあ勝てるっしょ的な見た目で、勝てば勝つほどマークされて良くない方向にハマる。賞金稼ぎの理屈としては過程で稼いで稼ぎ逃げが多分一番効率がいい。
やり込み大好きなので絶対俺向けじゃない(^o^)やばい(^o^)

あとおかちさん主催フリープレイ回でとろさんのランドスティルに6回くらい負けた。
《謙虚/Humility》はルール周りが非常に難解で、俺の円滑な勝利とトーナメントの円滑な進行に支障をきたす可能性が高いので禁止にした方がいいと思う。


◆他バージョン作ろう編

ここから先は農耕作業。

話は前後するが、大宮でノワールに負けた後くらいに頭がおかしくなっていたのか《魔の魅惑/Aluren》系のデッキのバージョンを色々作ってみて実際に3R~5Rで軽く回してみた。マッチ数的にはどれも全マッチ試したわけではないので対戦についてはまあ触り程度。一人回しは結構やった。
ちなみに回す前に没になるくらい(=ここに書けないくらい)のインフィニット汚物が数多生まれているが、そのほとんどはハガレンで錬成失敗した母親のような物体X。5分くらいでリスト作って1分悩んで崩している等の簡易過程なので、真理の扉を開く以前の問題なため時間も金も持っていかれていない。ただし脳は持っていかれている疑惑あり。
そのため以下については比較的時間を使って検討したものを書いておくことにする。

またイベントのデッキリスト掲載時や前回のnote公開後に
友「アルーレン良さげなリストクレメンス」
俺「これ(いつものやつ)」
友「《アカデミーの学長/Academy Rector》高いンゴ」
俺「たしかに」

再録禁止カードなので仕方ないね

こんな感じの流れで周囲に《アカデミーの学長/Academy Rector》購入を躊躇うジャリボーイ達が複数居たので、無しで作れてなおかつ戦えるリストができれば良いなと思った次第。


【ゴブリンアルーレン】

早速一番おかしい。
強いデッキと強いデッキ合体させたら強いんじゃね?という発想から生まれたが、これは水と油では。いや、ラーメンも水と油で作っているのにうまいから行ける可能性あるに違いない。
《魔の魅惑/Aluren》から《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》を連射して《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》でワンパンして殺すソリッドな構築。
利点としては《魔の魅惑/Aluren》は補助要素である点。ゆえに《魔の魅惑/Aluren》を出さなくても殴り値がそこそこ良く、普通のゴブリンデッキとして動ける。マナベースが厳しいので《不毛の大地/Wasteland》《リシャーダの港/Rishadan Port》のような縛り要素が無い所がマイナス。
作成当初こそ《血の歌/Song of Blood》などのキレサブプランを入れたコンバットゴブリン構築だったが、中の人がマッドサイエンティストな為最終的には《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》《北極マーフォーク/Arctic Merfolk》まで入っていた。
多分俺の方がライフ多いから無限ライフ要らんやろ、有料ハーピーでちょっと払ったらコンバット40点くらい出るんじゃね?的な考えから《スパイクの飼育係/Spike Feeder》はあってもなくてもいい。
マナベース構築にて《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》というブチ切れたカードを発掘できたのが大きな収穫。俺は天才だと思った。
欠点はベースが肉アグロデッキなので、メインエンチャントのリターンが小さい事。見せなければ相手はエンチャント破壊を入れない。
故にサイドボードの枠を著しく削りながらサイドインする荒々しい戦術もありか、じゃあいつ入れるのが良さそうなのかという所に行き着いて回答を出せなかった。俺の中での結論は残念ながら没。
界隈のゴブリンマスターであるパイロマンサーさんの反応は失笑を含めて良かったが、上記のようなメインサイドのバランスの難しさもあり、如何せんロマンデッキの域は出ていない感。
アイディアや過程はかなり良かった、謎の手応えがあっただけに惜しい。俺の未熟さゆえに形にできなかっただけの可能性は全然あるので、まだまだ未来はあると思う。誰かに押し付ける形で研究していきたい。

利点&問題だと感じている点はメモとして残す。
・コンボモード、アグロモードどちらも《寒け/Chill》きつい点変わらず。《寒け/Chill》マッチではサイド後《魔の魅惑/Aluren》パッケージとエンチャント対処カード群は枠の都合上60枚内に同居させず、サイド後純正ゴブリン+エンチャント対処にする方が良さそうに感じる。
相手側の《仕組まれた疫病/Engineered Plague》指定が難しい(笑)
・それも含め、手札を見られなければ俺がどっちの方向に向かっているのか相手視点だと非常にわかりにくい。問題は俺も一緒に迷子になってることがある点と、そもそも《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》出されたらターボジョークルを疑うのでは。要するに全員迷子の可能性ある。
・俺側の迷子要因としてよくある事案で、手札に《魔の魅惑/Aluren》がない時に《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》をコンボ待ちにするか、適当なゴブリンに変換してしまうかはまあまあシビアな判断求められる時あり。コンボを除いた機能的には《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》で安くならない《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》と同じなため、ゴブリン方向の方がすぐ行けそうならワイルドカードとして換算すべき時がある。
・《魔の魅惑/Aluren》を頑張ってサーチするような行動は色の都合上取りにくいので、コンボ再現性を上げるような構築は恐らくデッキ全体に対して合っていない。赤いデッキはドローソースが無いなら金太郎飴的に作る方がいいかなと感じている。


【シャッフルアルーレン】

《森の知恵/Sylvan Library》に脳を焼かれたのでフェッチ8枚入れよう!!!という短絡的な理由から生まれた。友好3色なら《森/Forest》をベースサーチできる緑白赤が良さそうだと直感。
ポイントとしては《真鍮の都/City of Brass》を抜いたためにゲーム全体のライフ総量が少し高くなったところ。アルーレンコンボは《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》からスタートした場合ライフ残量1点だと決まらない(1回以上《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》の1点を払う必要あり)ので、ライフは多いに越した事はない。まあ代わりにフェッチで払う回数も多いためゲームによっては大差ない数を払っていたり《森の知恵/Sylvan Library》でバカスカ払うこともあるのだが。
《真鍮の都/City of Brass》を抜いた事で《リシャーダの巾着切り/Rishadan Cutpurse》の素出しは難しそうなため、素出し回数も検討して勝ち手段は《ギトゥの投石戦士/Ghitu Slinger》に統一。他サイドボードの赤要素により《翻弄する魔道士/Meddling Mage》には少し耐性ができた。
白要素のサーチ手段にて《謙虚/Humility》《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》への対策カードを取っており、複数枚貼られるでもない限りは即死回避はできそう。
また過多なくらいカウンター対策を入れているが、関東メタゲームの都合上そうなっているだけで何ら不思議なことはない。カウンター対策さえ置ければカウンター+《謙虚/Humility》でも切り抜けることはできそうだ。できるといいな
欠点としてはマナベースをフェッチに寄せた事で黒を抜いたため《陰謀団式療法/Cabal Therapy》がない。これにより置物割り以外で相手に干渉する手段がなく、ソーサリータイミングの攻防では無防備になりやすい。
再現性については《森の知恵/Sylvan Library》+シャッフル手段である程度補完できているとは感じるが、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》は数多の俺の命を救っていたんだなと感じる事が非常に多かった。


【フローアルーレン】

更に脳を焼かれて作った。こいついつも焼かれてんな
フェッチいっぱい→基本土地しか置かない→《破壊的な流動/Destructive Flow》強い!

ブロック構築で強かったよーな

おかちさんが《破壊的な流動/Destructive Flow》入りの基本土地の多めブレイズを使っていたのを見かけて、出すのまあまあ大変だけどロック要素としてはすごくいいなと思った。それで俺もパクりでロック方向のデッキを色々考えてたんだけど、逆転の発想でコンボデッキに追加してみるというヤマディアン的実験を敢行。最初はただのヤマディアンだと思ってたけど、そう悪くない見た目に仕上がった。
コンボに向かおうとしているのに縛るカード置くのは一見するとなんなんだ?とは思うが、これならランドスティルに《謙虚/Humility》を置かれても相手は土地が伸びないため1/1コンバット対決で抗うことができるかもって事に気付いた。事後の《陰謀団式療法/Cabal Therapy》はフルパワーで《剣を鍬に/Swords to Plowshares》等を狙う。
《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》を2枚入れた事で普通に唱えることができるように。強いのでもっと入れてもいいかもしれない。コンボナイトメアもそうだが普通に唱えて《陰謀団式療法/Cabal Therapy》が強くなるなら全然いい。
《破壊的な流動/Destructive Flow》の都合上《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》を抜いたのでマナクリーチャーを除去されるとキルターンが遅れる欠点あり。あと《魔の魅惑/Aluren》に向かうカードが《森の知恵/Sylvan Library》のみなので、真面目に《魔の魅惑/Aluren》するデッキの中だと一番決まりにくいと思う。リソース破壊してる場合ちゃうぞお前
とはいえ土地縛り含めて妨害はアホほどしてくるくせに決める時は瞬殺なので常にめんどくさい。第六感的には俺はこのデッキとはやりたくないな…と感じる。実は強いのか?


【ブルーレン】

諸々の所作にカウンターされたらむかつくから俺もカウンター入れたら強いんじゃね?ということで《先触れ/Portent》《衝動/Impulse》のような軽いドローを入れまくった上で《意志の力/Force of Will》《目くらまし/Daze》を入れたスタイリッシュ仕様。
《島/Island》を優先的に置けるようにして緑マナを抑えた事で《極楽鳥/Birds of Paradise》は入らなくなったが、ドロー操作が多いので再現性は担保。手札破壊対策や除去対策で複数取っている《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》《北極マーフォーク/Arctic Merfolk》が余った際に《意志の力/Force of Will》のコストに使える等の利点もある。
欠点は《目くらまし/Daze》の噛み合いは早期ターンでしかほぼ発生しないのに、マナクリが抜かれている事で早期ターンのあれこれが比較的起こりにくい事。せめて《根の壁/Wall of Roots》は入れても良かったな。
ドロースペル増しは感触が良かったが、デッキの性質上刃を出すのを1秒遅らせると負けるので《先触れ/Portent》だけはどうしても不完全だった。マナと見れる枚数的にはベストカードなんだけどね。
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》なしについてはまあシャッフルアルーレンと同様の感想。後述するが序盤にカウンターを撃つと枯れる。

-----

というわけで作っては崩しの連続。
ダイヤ原石っぽいのもちらほら。この辺りはもう論理でなく嗅覚なので試して死んだらまあお疲れって程度。

また結構聞かれるんだけど、ビートプランはあり?なし?みたいな話は俺はなし寄りだと考えている。
ゴブリンアルーレンみたいな尖り散らかしている例はデッキなのか怪しいので別として、ビートプランが噛み合うのとコンボが決まるのって後者の方が成功率高くないかなあと思うのよね。あくまで俺が見かけた限りのサブプランでビート意識してそうなデッキの話で、どれも完走間に合わなそうじゃない?と感じる。正確に計算したわけじゃないけどね。
サーチやドローの枠が殴りに割かれてるせいで再現性低く感じるし、いいところを削ってしまっていると思う。
例外があるとすれば昔のモダンのタルモツインみたいにサブプランのカード1枚が単騎無双できる場合。タルモツインならデッキの構成上カウンター後押しが可能で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》後に相手のカードを弾ければ単騎無双になるんだけど、アルーレンだと同じことは起きにくいよなと思う。


◆ダイヤの原石拾おう編

まず没案になったブルーレンだが、これに関しては最初に脳内コンセプトがあって
「相手にやられたら嫌な事を(必要があれば)カウンターしつつ、そうしなかった場合は4マナ倒して仕掛ける瞬間に相手のカウンター要素をカウンターする」
というもの。
4マナも払って俺側にマナが残っている事はほとんどなく、補助としてカウンターを用意するならできればピッチスペルにしたい。ということでこの役割は定番の《意志の力/Force of Will》《目くらまし/Daze》になった…というのが誕生の経緯。
ただこれには大きな欠点があり、《意志の力/Force of Will》はともかく《目くらまし/Daze》はリアクション的な使い方をすると(土地の都合上)仕掛けが1ターン遅れる。また《目くらまし/Daze》を2枚以上引いた時にリアクションで撃つ事がある場合、相手に土地を1枚多く置かれている計算になるので2枚目の《目くらまし/Daze》の威力は下がることに。
そしてもっと言えば相手の勝ち手段or俺側の詰みカード以外、なおかつ仕掛けターン以前で《目くらまし/Daze》してまで防ぎたいカードは(メインボードに枚数があるカードだと)手札破壊だけ。なおかつ手札破壊はどれも《目くらまし/Daze》程度で防ぐには軽すぎるし、仮に《目くらまし/Daze》で防ぐとしても見逃せないマナ差がつくことになる。《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》を置ければジャンプできるのだが…。
つまりこのデッキにおける《目くらまし/Daze》は「ほぼ俺の仕掛けターンで撃つ前提」の超絶噛み合いカード。0マナバリアとしては優秀かもしれないが、俺のターンで普通に機能するカウンター対策カード(《防御の光網/Defense Grid》など)と役割が同じで、1マナ用意されたら回避可能なため実質《マナ漏出/Mana Leak》である《防御の光網/Defense Grid》には劣る、ということになる。
当たり前だが土地は減らない方がいい、更にテンポ失わず自分から適当にプレイできる《防御の光網/Defense Grid》《孤独の都/City of Solitude》の方がその枠としては優秀だと思う。

というわけでブルーレンで気に入らなかった《先触れ/Portent》《目くらまし/Daze》を抜いたリストを目の前に並べてみたところ、当然のように青いカード僅少。そのため《意志の力/Force of Will》も御役御免となった。
まあ《意志の力/Force of Will》も「仕掛けるターン」の保険として持っておきたいカードの類なので、要は《防御の光網/Defense Grid》とかと同じなのよね。

長くなったが、カウンター対策カードは実質カウンターであるという結論に至った。しかも次ターン以降も継続して対策し続ける事が可能な一生バリア的なものが多いので、1枚通せばその後が楽ということになる。

それを踏まえて「青要素ドロースペルだけ入れたらどうなるの」的な構築をしてみた。

ずっと保険で枠を2枚取っていた《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》《スパイクの飼育係/Spike Feeder》だが、黒くないデッキ相手にはどうせ1枚サイドアウトするのでお試しで最初から1枚にしてみた。これによって2枚の枠を稼ぐ事にも成功(?)
その枠のうち1枚を何故か《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》が潰している事は誠に遺憾だが、前述の通り1枚ずつなので仮に手札破壊で《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》《スパイクの飼育係/Spike Feeder》が落ちた場合に詰んでしまうのを防ぐための目的も兼ねている。有事の際は《直観/Intuition》からサーチすることによってどの場合でもコンボパーツを戻せるようにした。
また以前青単ストームに負け散らかしたので、同デッキやティンカーが《狂気の祭壇/Altar of Dementia》で殺しに来た時などに100万点のドヤ顔でカウンターできるというマインドアドバンテージ面も考慮されている。これらのデッキは《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》をほぼ対処できない。
当然手札破壊もライブラリー破壊もない場合は音速でサイドアウトするし、そもそもこの枠が必要かも分からないので普通にいつものようにパーツを2枚ずつ取ってもいい気がする。
ちなみにこの前赤単に《スパイクの飼育係/Spike Feeder》を普通に出さざるを得ず、なおかつ死去してしまったので必死に《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》を撃つ羽目になった。アグロマッチの《スパイクの飼育係/Spike Feeder》に関しては2枚目を希求するパターンも結構起きる。断片的な経験なので結論は出しにくいが、赤単等のアグロに当たる頻度とライブラリーアウト狙いのデッキに当たる頻度を比較すれば自ずと答えは出ると思う。
一応擁護しておくと《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》は気軽なシャッフルカードとして有能なので、そういう水増しなら悪くないかなと。

手札に不要なコンボパーツが溜まった際の掃除手段&シャッフル手段と相性のいい《巻物棚/Scroll Rack》も1枚ならいいかなという印象。ドブン時は起動する余裕がほぼないので、揃えるための動きなら《森の知恵/Sylvan Library》の方がスマート。


◆《森の知恵》小賢しいテクニック各種

知っておくと何かが変わるかもしれません。

・前のターンに「(上から順に)1枚目欲しいカード、2枚目要らないカード」になっている時に、ドロー後の《森の知恵/Sylvan Library》誘発にスタックしてフェッチランドを起動すると新鮮な2枚目を見れる。《悟りの教示者/Enlightened Tutor》などでも同様。
・そのためフェッチは起動しないで取っておくと何かいいことがあるかもしれないので全部後置きオススメ。《巻物棚/Scroll Rack》と同居しているデッキなら、起動はしないにしても置くべきか否かの時点でアドリブ。
・1枚目2枚目共にいらないカードで手札に《衝動/Impulse》がある場合、アップキープ以前に《衝動/Impulse》しておいて2枚を消した状態で《森の知恵/Sylvan Library》誘発までいくとすごい枚数を見れる。
・《森の知恵/Sylvan Library》で要らない2枚を戻した後に《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》だけを持っている時、《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》生プレイ→《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》サーチをすることによって手札の《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》の枚数を減らさずにライブラリーをシャッフルできる。
・相手の《秘儀の否定/Arcane Denial》などでドローをする際、自分のアップキープに引く場合は《森の知恵/Sylvan Library》誘発でカウントされるので挙動に注意。といってもこれは結構レアケースで、《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》をカウンターされた時とかにしか起きない気はする。

-----


そんなかんじでーす(^o^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?