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事業再生豆知識。中に入らないこと

大赤字
赤字
トントン
黒字
大黒字

どの状態であれ、経営者の雄弁さはあんまり変わらないです。
決算書を初めて見せていただきながら話すときは、少しの間だけ赤字の方が声が小さいですが、それでも雄弁です。

結局、赤字か黒字かが違うだけで、時間や内容はそこまで大差ないんですよね。
繁盛店の店主も、「まあ色々やってるから、何が当たって繁盛来てるのかはぶっちゃけ良くわからん」が本音です。赤字の店主も同じようなことを言います。
強いて言えば、フットワーク軽いな、とか、レスポンス早いな、とか、よく勉強してるな、は思います。
でも、大赤字の経営者の方が勉強してるし、真摯だし。

事業再生で気にしてること

事業再生で気にすることの一つですが、
「決算書の数字を忘れない」です。
赤字だとしたら?
そもそも経営者を含む全社員が一生懸命頑張って、赤字なんです。
社員100名で1億円の赤字なら、一人当たり100万円の赤字負担額です。
頑張ってる人も手を抜いてる人もいるでしょうが、平均的には100万円の赤字です。

会社を良くするヒントや、会社が持っている致命的な欠陥も、みんなご存知ですが、それらを全部ひっくるめて合う人全員が100万円の赤字です。その中で優劣はあるんだと思いますが、計算上ではあまり関係ありません。

中に入らない

そのような中でヒアリングしながら改善しようとすると、だいぶ目が曇ってきます。
会社が悪いー経営者が悪いー社員が悪いーと言われますが、あなたも会社なので、役職者が発奮しなきゃいけないわけでもないし、社員みんなで頑張るもんでもない。そこにはただ、待遇が悪くなっていって、先行きがドンヨリしてる会社が存在しているだけです。

やること

1億円の赤字も、積み上げてます。
1万円を1万個
100万円を100個です。
誰が、とか、何を、とかは不要。
なんでもいいから、改善します。
100人でやればみんなで100万円ずつ粗利を確保すればいいだけです。
近くにいる仲間に声かけて、小グループで行えば、世界は変わります。

他者や取引先などのなんやかんやではなく、どうするのが正しいかを考えて行動する。それだけで会社はどんどん良くなります。

外部だからできる?

外部の人だから出来る。良く言われますが、反対に言えば、外部の人の視座を持てれば社内で改善なんて出来ちゃうわけです。色んな背景見えるほどに技出しづらくなるけど。

まとめ

中に入らない。
シンプルに考える
これだけできれば会社はどんどん改善できます。
アドバイスなど必要でしたらいつでもお声がけください。

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