等比級数的漸進

当社の主たるコンサルの効果は、不眠症の治療です。もちろん、医学の世界と喧嘩するつもりはありません。
ただ、治ります。
事実を事実として捉えれば心が安らぐから治るわけです。原因を粉砕します。

さて、そんなことを書いたら怪しさ以外何もないでしょうから、一つの例でも。

等比級数的漸進

不眠の治療に使うネタの一つに、等比級数的漸進というものがあります。
僕なりの解釈で恐縮ですが、
「ポケットの中にはビスケットが一つ」
です。

倍々ゲームですね。

1
2
4
8
16
32
64

と、倍になっていきます。
不眠症では、いきなりスコーン！と寝れることはまあ、ないです。催眠ならなんやら使っても、等の家庭環境、会社の環境がしんどいから、家に帰った途端に不眠になります。

なので、ウッカリまず、今週10秒、余分に寝てみましょう。
と言います。
翌週は倍の20秒
次はさらに倍。1ヶ月で、きっとあなたは80秒余分に寝れるでしょうけども、全く今の不眠は治りません。160、320、640。。。
来月はきっと、20分程度眠れます。

しかしそれでも、2時間半しか、寝れてません。それでいいんです。

と言った具合です。

僕は、ビジネスでも同じことを伝えています。
僕がコンサルに入ると、「あれもこれもどれも！！！」「全部欠けてる！」とみなさん口を揃えて仰います。

「僕来る前に精一杯手を抜いてたならそれでもいいけど、どうなん？」と聞きます。

精一杯やってきて欠けてるなら、それはそれなんです。成果をどこに持ってくるか。片っ端から全部やると、確かに良いけど、朝の健康番組見て、
ヨーグルトときのこと発芽玄米とスーパーフードとスロージューサーとココアとバナナとキウイとリンゴと納豆とウコンと亜鉛とチキン食べたら？

健康どころか寝込むよね。

ビジネスでも等比級数的漸進

ビジネスも、等比級数的漸進で良いと思います。

1000万円の売り上げで200万円の赤字企業が、毎年2割増

1000
1200
1440
1760
2000
2400
2880
3520
4200

計算機で、1.2＊＊1.2=を入れて、イコールを入れるたび、1.2倍してくれます
2割ずつ伸ばしていけば、四年で倍、8年で4倍になります。
20回ほど押してください。実に1000万円の売り上げの2割増を20年繰り返せば、4億円になります。

足りる？足りない？十分だと思うんですよね。

20年でその進歩ができない理由はなんでしょうか？

当たり前の事を当たり前に言います。2割伸びてないからです。

先月、レジ入力してたものがバーコードになった
請求業務に1日かかってたのが自動化された
自動化された業務がパートの人でもできるようになった
パートの人ができるようになったから、正社員が業務と未来に集中できるようになった
雇用が定着した
社員が知り合いを紹介してくれるようになった
社員が知り合いに商品を自慢げに語ってくれるようになった
笑顔が増えた
お金が残るようになって、積極的設備投資できるようになった
彼氏、彼女ができた
子供が業務に興味を持ってくれた
後継者ができた
張りが出た
若返ったと言われた
顧客層が変わった
世の中を好きになった
嫌いだった人を許せるようになった
嫌いだった人は似てる人、利害関係が深い人。より業務が拍車がかかった。
自分の事業ドメインの定義が出来た
決算書が楽しくて読めるようになった
人を好きになった
ワークライフバランスの意味がわかった
長生きした

漸進のパワフルさ

登山は、いくら金持ちでも、ヘリで上から行く人はいません。いるのか？いや、まあいいか。(汗
一歩ずつ歩くんです。
飛ばし歩きしてたら股が痛くなるだけです。
一歩ずつ登る。

「全て欠けてるんです！ヘルプミー！」

その時にやることは、当たり前の事を当たり前に、着実に、かつ美しくやることです。
日替わりで、あれやりたいこれやりたい。そう言ってきたとしたら？？

当然、僕の会社は、こちらからコンサル業務を打ち切ります。

普通にやったら2割増。ぼくがドーピングしたら4割増。割数の話だからこそ、5年、10年スパンで考えたいんです。

眠れないのは。悩みが多いのは、売り上げ、利益、従業員が不満だから。

未来を見るのは、それらを順番につぶしてから。

一歩ずつ、お手伝いしていきたい。

ちなみに、不眠症は、↑の話をして内容がココロに入ったその日からぐっすり寝れます(笑