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【化粧品容器】奇跡のクリーム容器 ミスティは如何にして生まれたのか?

発売開始から20年余り、絶大な信頼を得る当社のメインブランド「ミスティ」の誕生秘話をご紹介します。

ミスティ 誕生ヒストリー

2002年に誕生したミスティ。それは類まれなる発想と果敢な挑戦による偶然の賜物でした。

ミスティ3

ミスティは小さな会社の小さな工場で誕生しました。

その頃、当社は健康食品や調味料用のプラスチック製品を製造することを生業にしていました。
しかし、現代表の井上厚弘は大きな転換を求めます。
それは、高付加価値な化粧品向けのプラスチック容器を製造すること。
硝子を上回るような美しいフォルム、機能性、加飾性を伴う、クリーム容器を開発することでした。

その無謀な依頼に立ち向かった開発チームが出した結論がインサート成形でした。通常は金属等とプラスチックを一体化する技術として部品製造等で用いられる技術ですが、当社はプラスチック同士を融着させ、本体を2層構造にすることで、これまでにない画期的なクリーム容器を開発しました。

また、硝子では難しいと言われているエッジの立ったフォルム、中身を保護するインナーと美しさを訴求するアウターを併せ持つ機能性、印刷デザインが最大幅で活用できる加飾性、井上が求めた全ての要素を含む、奇跡のクリーム容器が誕生したのです。

その名は「ミスティ」。PP樹脂が持つ霞んだ風合いからそう冠されました。

【補足】
・2層構造
樹脂そのものが持つ特性(グレード)により、内容物を保護する能力の高いものや、透明性が強いものが存在します。但し、全ての要素を併せ持つことは無い為、それぞれをインナー及びアウターの好適品として採用し、クリーム容器のスペックを最大限まで引き上げることに成功しました。

・エッジの立ったフォルム
硝子が一般的な化粧品用の容器として広く流通していた頃は、硝子の性質上、角が立ったようなデザインが難しかった為、手に持った際に軽く安っぽく感じてしまうプラスチックであっても、そのフォルムで高級感を訴求することが可能となりました。

・印刷デザイン幅
化粧品容器への加工として一番多く用いられるのがシルクスクリーン印刷やホットスタンプといったものですが、それらは平滑な面が多いほど自由にデザインすることが可能なため、ミスティのようなストレート形状が好適なのです。


以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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