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【302球目】株式会社太田工業所

2022年6月1日、1つの企業が新しく仲間となりました。

株式会社太田工業所。

今日はそのお話です。

太田工業所の概要

https://oota-p.co.jp/

ホームページはこちらになります。

創業が昭和21年=1946年。設立が昭和28年=1953年。現在第70期を迎えている、老舗のモノづくり企業です。

メインは鉄道車両・建設機械向けのステンレス・鉄パイプなどの曲げ、溶接、研磨仕上げ、金属切削加工です。パイプの調達から最終仕上げまでの一貫加工が可能であることが強みの1つになっています。

所在地は愛知県豊明市

名古屋駅から車で約30分。三陽工業の営業拠点がある豊田市からも同じく車で約30分という立地になっています。そんな太田工業所がこの2022年6月1日から三陽工業グループの一員として新たなスタートを切っています。

太田工業所の強み

太田工業所の主な強みを記載していきます。

一貫加工が可能
希少な設備を保有
愛知県豊明市に所在
若手が多い
女性溶接職人が在籍
鉄道車両・建設機械向け製品を製造
生産管理システムを保有
研磨工程の内製化
求める人材が、真面目な方・コツコツ努力できる方・仕事に前向きな方

といった所です。ホームページから抜粋している部分もありますし、自分の目で見た部分もあります。そして、この強みが三陽工業の仲間になることにより相乗効果が出てきます。

三陽工業との相乗効果

1つ目の相乗効果が研磨工程での連携です。一貫生産が可能でありますが、研磨工程の負荷がとても大きな局面が多々あります。研磨の仕事については、熟練に時間がかかる上にその生産量に変動がある場合が多いです。三陽工業においてもバイク部品のみをやっていた時代はなかなか技能伝承へと舵が切れませんでした。そこから、ガスタービンのブレードや撹拌機の部品、その他、多種多様な製品を磨くことによって、若い技能者を増やしていくことが出来ました。

その太田工業所がネックになることがある研磨工程は三陽工業の強みの1つです。そして、パイプの研磨、ビードカットは三陽工業の研磨部門の大好物です。実際に初めてお話をさせて頂いた際にも大好物という表現をしました。三陽工業の強みである研磨部門と直に連携が出来ることが相乗効果の1つ目です。

2つ目はサンテックとの連携です。加工品の中には板金部品も存在しています。これはサンテックの大好物です。距離はありますが、輸送効率を考えながら、サンテックとの連携を取ることにより、お互いに相乗効果は生まれてきます。ここも大きく期待できる所です。

最後に3つ目が生産推進グループとの相乗効果です。三陽工業豊田営業所から太田工業所まで車で約30分。実際には渋滞等でもう少しかかる場合もあるとは思いますが、Googlemapではそれ位の時間で表示されます。三陽工業の強みである生産推進グループとの連携も出てくるでしょう。現場人材に生産推進グループを登用することにより、日本の製造現場を元気にするというビジョンを持った仲間が入ってきます。ましてや、豊田営業所は成長が著しい営業拠点です。この拠点の近隣に工場が出来ることにより、お互いの相乗効果は計り知れないと考えています。多くの相乗効果が期待できます。

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太田工業所の未来

三陽工業の仲間となる太田工業所。前オーナー社長は残って頂き、一緒になって日本の製造現場を元気にするために行動をして頂きます。4年前の6月1日、2018年6月1日に三陽工業は初めてのM&Aを実施しました。

サンテックという会社です。

今は優良企業としてシンカしたこの企業の三陽工業の初代社長が、今回太田工業所の社長に就任をします。そして、その社長と共に、副社長に就任するのが、私より社歴の長い三陽工業のGT製造部のスペシャリストです。ものづくりに対しての経験値は誰にも負けません。そして、その副社長がゆくゆくは社長に、前オーナー社長には会長になって頂きたいと考えています。もちろん、そこで働く人達の人生が豊かになり、そして元気になり、だからこそ日本の製造現場が元気になっていく。今までのM&Aで実現してきたことをこの太田工業所においても実現できると確信しています。

三陽工業は日本の製造現場を元気にする会社です。

その子会社である太田工業所も日本の製造現場を元気にする会社です。サンテックと同じ6月1日に誕生したこともとてもご縁を感じます。今年、来年、再来年、太田工業所のシンカに期待です。間違いなくシンカしていきます。楽しみにしていてくださいね。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!