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【788球目】行動する事

Thinker(シンカー)とDoer(デゥアー)という言葉があります。
先日、何かの記事で読みました。その記事では、Thinkerではなく、Doerになれ!みたいな内容でしたが、これについての議論はなかなか面白かったです。今日は私の考えを書いていきます。

考える事と行動する事

自分がどちらの傾向にあるかをまず認識することではないでしょうか。
考える事に比重が置かれているのであれば、行動する事を意識する。
逆もまたしかりです。仕事においてはどちらも必要なことですが、どちらかに偏るとおかしくなりますね。

考えるけれど行動しない。
行動するけれど考えない。

どちらも良い成果は生み出せそうにありません。
ベストは行動しながら考えることだと私は考えています。

動けない、動かない

行動しながら考えると書きました。考えながら行動するではありません。
そこには理由があります。元々は、行動することに対して大きなハードルを感じていました。何か新しい事をやろうとする際には、多くの言い訳を作ってしまう。そして、一歩が踏み出せない。

三陽工業という会社は元々、限られた場所では目一杯動くけれども、そこから外れると全く動かない、動けない会社でした。限られた場所では、人が嫌がることをやり続けたり、お客様の価値向上を考えて動いていました。あくまでも限られた場所でです。

そうすると、その場所から外れた時には、元々いた場所との比較が始まります。それではなかなか成長できない、そもそも比較している場所が良すぎるのですから。

動くと見えるもの

なかなか動けなかった、動かなかった所からリーマンショックを契機に動き出しました。考えるだけでは見えなかったものが本当に多く見えて来ました。考えることは大切です。ただ、考え過ぎても良くない。考えている通りに物事が進めば良いのですが、なかなかそうもいかないという経験をしたことのある人は多いと思います。

行動することで見えてくることが多々あります。PDCAという言葉がありますが、DCDCDCDCだと以前から考えています。まずはDoが来る。そして、Checkしながら考えて、またDoしていく。そんなイメージです。

机上の空論と聞くとネガティブなイメージになりますが、現場の仮説
だとポジティブなイメージですよね。動きいていればそれができます。

動いたからこそ

今あるほとんどの拠点が、そこまで考えずに拠点を設立しています。
九州で初めてできた拠点は福岡。滋賀にいた森本さんの一声で出店を決めています。中四国の愛媛や関東の横浜は想いが先行して出来た拠点ですし、豊田営業所もそれに近いものがあります。

動きながら考えた結果が今の拠点数です。
営業拠点だけではありません。

製造においても同様です。
研磨玉津第2工場は、初期段階ではスペースがだいぶ余っていました。
この近隣において、なかなか手頃な物件は少なく、話が来た時には必ず取得したい!そう考えていました。あの工場は入札で取得しましたが、後悔が無い入札金額で札を入れました。動きながら考えていた1つの成果だと思っています。

決めるということ

考えることは、多くの人がやっていることかもしれません。そこに決めるということが重なると難しくなります。自分で決められない場合も仕組み上あったりしますしね。そういう時、どうするか。決めてもらえば良いだけです。決めてもらう為には、どうすれば良いかを考えて実行するだけです。

思いつきでのこれやりたい!は難しいですが、そこに理由があって根拠が
あれば、そして、こんな未来が予想できるという仮説があれば、その多くは決まっていくはずです。

そういった所にも仕事の面白さがありますね。

行動する事の大切さ。いつの時代も変わらず大切なことですが、現在においては、よりその重要性は増しています。1人でも多くの行動できる人を創っていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!