見出し画像

【559球目】前工程は神様、後工程はお客様

製造現場においてはよく使われる言葉です。自分たちの前工程は神様、後工程はお客様。前工程がないと自分たちの仕事は成り立ちません。後工程は自分たちの成果物を引き取ってくれるいわゆるお客様です。今日はそんなお話です。


昔話を1つ

20代の時のお話です。

随分と昔の話にはなりますが、鮮明に記憶しています。当時、営業の仕事をしていました。時間が遅くなったこともあり、書類を出す必要性があったのですが、いつも書類を出してくれる事務員さんが既に帰社済みです。最初はやり方が分からないので、帰社した事務員さんに電話をしながら書類の発行を行っていきました。2回、3回とやるうちに自分自身で出来るようになってきました。自分の受注がこういった形で回ってきて書類になるんだ。とても強くそこで感じました。初めて仕事が繋がっていると感じた瞬間はここです。それまで自分自身の営業の仕事が全てでありましたが、事務仕事を手伝うことによって、事務処理と自分の仕事が繋がりました。すごい納得感があったことを今でも鮮明に覚えています。


昔話をもう1つ

会社員として営業活動をしていた時の話です。

佐賀で仕事をしていた時の本社は東京にありました。給料日に給料が振り込まれていることに何かを感じたことはありませんでした。次の会社では拠点で給与計算を行っていました。ですので、給与計算の裏側を知ることができました。ただ、自分自身はその業務に携わっていなかったので、特に意識することはありませんでした。一気に意識が高まったのは三陽工業に入社してからです。当時は、人数も配属先も少なかったので末締めの10日が給料日でした。目の前で給与計算を行っている、振り込みを行う、今まで見たことのない風景でしたから、とても刺激がありましたし、その意識が一気に高まりました。改めて仕事って繋がっていると感じた瞬間です。


前工程と後工程

前工程。前工程がないと自分たちの仕事が始まりません。だから神様。
後工程。自分たちの成果を受けてそこからまた仕事を進めてくれる。だからお客様。

両方に共通している気持ちは感謝ですサンキューの言葉を大切に共に僕ら進むんだ~♪♪社歌の歌詞です。「共に➡仲間と共に➡前工程も後工程も共に➡みんなで一緒に」ですね。サンキューはもちろん、ありがとう、感謝です。誰かがその想いを持つことができれば、そこから1人ずつ仲間が増えていきます。三陽工業が生産推進グループを創った時に考えたことと同じです。派遣先、派遣元はコントロールできない。だから、私たちの思考と行動を変えて、負のスパイラルを正のスパイラルにしていこう!結果を考えるよりも自分たちの思考と行動をまず変えてみた、それが生産推進グループの誕生の瞬間の思考です。


考え方

前工程や後工程への考え方。仕事を進めていく上でとても重要です。

仕事の成果=考え方×熱意×能力です。いくら熱意と能力があっても考え方がマイナスであれば仕事の成果はマイナスになります。能力が最後に来るのも1つのポイントです。考え方と熱意が大きなプラスであれば、全体としても大きなプラスになります。能力もついて来ますよね。心の軸と技術の軸も同じことが言えます。心の軸があれば技術の軸は伸びて来ます。必ず伸びて来ます。1人で仕事は完結しません。前工程と後工程に仲間があってこそです。そこに感謝をしながら仕事を進めて行くことができれば成果が伴ってきます。

感謝=ちょっとしたことです。言葉もそうですし、表現もそう。心の軸があるからこその感謝ですし、感謝することで心の軸も伸びて来ます。1人1人の心の軸と技術の軸の成長。これからもそれが出来る環境創りをやっていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!