読書「数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの」

行列は高校の時以来だったが、久々に行列に触れて、やっぱり数学面白いなと感じています。

以下、面白いな、なるほどな、確かにそうだな、と感じた点を書きます。

・0や1などの自然数は絶対に変わらない不変なもの、行列はその拡張として計算の仕方や行列の定義を定義していくもの

・単位行列

1 0                  1 1
0 1 を単位行列と定義         1 1 ではない

0はどんな数に足しても値が変わらないもの、1はどんな数に掛けても値が変わらないもの。1の定義が1を足したら1増えるものではなく、どんな数にかけても値が変わらないものとしているのが面白い。数学の授業で習ったときは単位行列がなんでこうなっているのか考えもしなかったが、1を足したら1増えるよりも1を掛けても値が変わらない、の方が抽象度が高く、定義として揺らぎない感じがする。行列を最初に定義した人が要素が全て1であることを単位行列の定義としなかったことに少し感動した。学生の頃に気づきたかったな。

学生の頃は数学の定義覚えられなくてテスト中は解きながら定義を証明しながら解くみたいなことをしていたが、学生もこの本みたいに定義がどうやってできたのかとか考えると楽しいと思うし、苦手意識も減るのでは?苦手意識のある人は勉強を全部暗記だと思ってるところもある気がする。暗記が好きな人、得意な人もいるから人によるのだろうけど。


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