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集団作業療法を考える会「さんやまち」第23回定例勉強会 報告

第23回さんやまち定例勉強会は、「演題発表時間だけじゃ物足りない!もっと聞いて!〜交流の場が生活の質へもたらす効果!〜」というテーマで、6月に開催された「九州作業療法学会2022in佐賀」で集団に関する演題を発表した、アメニティきゅうらぎの小野興輝さんに、伝えきれなかった思いを含めて、改めて発表していただき、グループワークを行いました。
 
これから集団を始めたい!集団での新しい活動を考えたい!と検討している方々にとっては、そのヒントがたくさん得られる内容の勉強会となりました。発表の中では伝えきれなかった苦労話もたくさんお聞きでき、他職種と連携して何かを始めることの大変さも改めて感じました。しかしそれと同時に、「利用者のために」という熱い思いがあるからこそやり遂げることができる、という初心に帰る気持ちも共有することができました。他職種の方に協力を依頼する際の説明の仕方や、他職種を理解することの重要さもポイントとして挙がっていました。
 
発表は、集団を利用することで利用者の方への効果を検証した内容でしたが、その集団の活動に参加した他職種が、評価をする際の【利用者をみる視点の変化】も大きな成果、との考察も聞かれました。
 
川口先生にもご参加いただきました。その中で、他職種の方と協力して何かを始める時は、「話の目的を合わせて話すことが重要」「最終的には利用者を中心とした活動になることを目指せば、自ずとチームとして成功していく」とのお言葉もいただきました。
 
今回は『集団』をはじめる大変さ、『集団』の運営に携わる他職種との連携の大切さ、『集団』が利用者やスタッフに与える効果を、改めて考える良い機会となりました。

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