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ピアサポートはじめよう。 ー2021年の抱負ー

「ネット上って、怖い場所じゃなかったの? 
 こんな優しい世界があったなんて…!!!」

2020年、私が受けた最大の衝撃の一つはこれだった。

過去最高に病院通いをしまくった去年。検診にひっかかり、精密検査に次ぐ精密検査、3ヶ月3ヶ所所の病院に行ったこと、また別の治療で数え切れないくらい通ったり。幸い、問題がある状態ではなくなったからよかったのだけれど。

まぁまぁ、メンタルきつかった。

そんなときに、私を救ってくれた場所があった。

それが、Twitterだった。

”バズる” ”炎上” ”誹謗中傷”

Twitterは、怖いことにならないように、気をつけて気をつけて使う場所だと思っていた。

でもお悩み専用のアカウントを作って、同じ患者仲間とだけつながるようにしたら、そこは、

信じられないような優しい世界が広がっていた。

見ず知らずでも、

「大丈夫???それは大変だったね」
「身体大事にしてね」
「ひどい!!そんなこというなんて!がんばったね」
「私もそういうことあったよ、凹むよね。。」
「きっと大丈夫って祈ってるよ」

優しさの温水シャワーが降り注ぐのが、日常茶飯事の空間。

人見知って、自分から話しかけたりできなかった私にも、何人もの人が優しい言葉をかけてくれて、何度も励まされた。

ネットって、怖い場所じゃなかったの?

戸惑いと驚きと同時に、えもいわれぬあたたかい気持ちになった。

同じ境遇の人、同じ悩みを持つ人だからこそ、わかりあえることがある。
同じ境遇の人、同じ悩みを持つ人でないと、わからないことがある。

「仲間に出会える」ことの意義は、ものすごく大きい。

思い返せば、本件に限らず「仲間に出会える」ということは、私の人生でターニングポイントになっている。

田舎生まれ田舎育ち、ジェンダーバイアスこてこての価値観が、息苦しくて仕方なかった10代。東京に出てきて、Lean In Tokyoという団体に出会い、同じ課題感を持つ仲間に出会えたことで、息が吸えるようになった。

本音で話せる仲間が、見つかった。

自分の感覚を受け入れてくれる人がいる。
自分の意見を肯定してくれる人がいる。
それが、自信になり、少しずつ一歩踏み出せるようになった。

だから

1.仲間と出会うこと
2.本音で話すこと
3.一歩踏み出すこと

私は、これができることが、とてもとても大切だと思っている。

福祉や医療において、当事者同士が支え合う「ピアサポート」という言葉はよく使われる。

でも、これって福祉や医療に限ったことじゃない。

私がTwitterやLean In Tokyoで出会った空間は、まぎれもなく「ピアサポート」だった。

「ピア」(peer)は、同僚や友人、先輩、同じ立場の人のことを指す。

悩みのない人なんていない。
お互いに支え合い、励まし合うつながり「ピアサポート」は、だれもがアクセスできるものであってほしいと願う。

2021年に、やりたいこと

そんなこんなで、2021年は、ピアサポートを身近なところで取り入れたい。

まずは、女性が一歩踏み出すことを応援するLEAN INサークル。

社内LEAN INサークルで、ピアメンタリングを。

こちらを参考にやってみたい↓

「ピア・メンタリング」なら、一流のメンターとやり取りをする以上の効果が期待できる
https://www.lifehacker.jp/2015/04/150429peer_mentoring.html

男性が多く、管理職もほぼ男性の会社。女性が社内でロールモデルを見つけたり、キャリアについて相談できる相手を見つけるのは簡単ではない。

だから、サークルメンバーで、小さなグループをつくってピアメンタリングをやってみよう。

5人位でグループ作って、定期的に集まって、最近どう?って話してみる。
働き方が大きく変わる今だからこそ、キャリアについて考える。

どんな出会いと、どんな変化が起きるだろう。

女性のキャリアにおけるピアメンタリングの形をつくれたらいいな。


コロナで、リアルで会うことは難しくなった。

でもその分、オンラインでは繋がりやすくなった。

同じ悩みを持つ人に出会うのは、リアルよりもずっとずっとやりやすい。

オンライン上に集える今、やさしく、強い、つながりを。


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