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【麻雀】初見の方に教えるMリーグ(システム編)

先日投稿した【神域視聴者に教えるMリーグ最大の癌について】の記事がそれなりに評価いただいてるという事で嬉しい一方、
神域リーグで興味を持ち、今年初めてMリーグを見る人に対して、
最初に紹介するのがMリーグ最大の癌・ABEMAコメント欄と言う
ディープも良い所の記事なのがなかなかキテるなあと
※ただ実際、ABEMAコメ欄はバルサン焚いてやりたい程のレベル
 だから、触れないに越したことはない。

なので、今回はMリーグの基本的なシステムを教えたいなと思う。
ただ、本当に基礎的な所はMリーグ公式HPを見た方が早いので、
下記の公式サイトを参考してもらうとして、

ここでは、神域リーグとは違う点で個人的にこれは知っておけば、
視聴が面白くなるかなと言う部分について説明していきたい。


栄光までの3ステップ!
下位は即脱落のサバイバルレース!

神域リーグは各チーム30試合(全30試合)だが、
Mリーグは各チーム94試合(全188試合)
この時点で各チーム試合数は神域リーグの3倍
全試合数においては神域リーグの6倍だが…、
これはレギュラーシリーズだけの話。あくまで序章に過ぎない。

実はMリーグで優勝するためには、
下の3ステージを勝ち抜かなければならない、

  1. レギュラーシーズン
    各チーム94試合参加(全188試合実施)
    上位6チームがセミファイナルシリーズ進出
    ※終了時のポイントの半分をセミファイナルへ持ち越し

  2. セミファイナルシリーズ  
    各チーム20試合参加(全30試合実施)
    上位4チームがファイナルシリーズ進出
    ※終了時のポイントの半分をファイナルへ持ち越し

  3. ファイナルシリーズ
    各チーム16試合参加(全16試合実施)
    終了時ポイントの高いチームが総合優勝

つまり、3ステージ全て戦うと130試合を戦う事になるが、
全チームがそれを出来るわけではない。
実はレギュラーシーズン、セミファイナルシリーズ終了時、
下位2チームは脱落。その時点で今シーズンは終了する。
非常に厳しい道のりなのである。


優勝チームは栄光のシャーレと賞金5000万円!
一方、下位チームには厳しい現実が…

いきなりお金の話をするのも下世話だが大事なので話しておこう。
まずMリーガー達には最低400万円の年棒が保証される。
収入が不安定な麻雀プロにとってこれだけでもありがたい。

そして賞金についてだが、
優勝チームには賞金5000万円と優勝シャーレが授与される。

Mリーグ優勝の証 優勝シャーレ
(写真は昨年優勝チーム KADOKAWAサクラナイツの授与式にて)

さらに準優勝チームには2000万円3位チームには1000万円
賞金として授与される。

この賞金額を高いと見るか低いと見るかは人それぞれだと思うが、
個人大会最高峰の竹書房主催「麻雀最強戦」の優勝賞金300万円
プロ麻雀界では高い部類だった事を考えれば、
Mリーグの賞金は破格であることが分かるだろう。

ちなみに第4位のチームには賞金はない
ここまで過酷なサバイバルを勝ち抜いてきたにもかかわらず、
賞金を1円ももらえないというのは辛いものがあるが、
来年も継続してMリーグに参戦できる事が約束されたのだから、
それだけでも十分な褒賞なのだ。

問題は5位以下。この4チームには厳しい現実が待ち受けている
Mリーグでは2020シーズンより、
2シーズン連続同じメンバーで4位以内に入れなかったチームは、
その翌シーズンにおいて最低1名の入れ替え
または選手追加によるチーム編成変更のルールが追加された。

つまり同メンバーで2年連続ファイナル進出できなかったチームは、
選手枠に空きがなければ最低一人はクビにしろという事なのだ。

そしてこのルールに昨シーズン触れてしまったのが、
U-NEXT Pirates(ユーネクスト パイレーツ)である。
レギュラーシーズンはトップ通過だったものの、
その貯金を一気に返上する様に6位でセミファイナル敗退。
変更を余儀なくされたパイレーツは2名の選手を自由契約にした。

一人目は最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル・最高位も
獲得した事がある石橋伸洋。
二人目はネット麻雀・天鳳の初代天鳳位 ASAPINこと朝倉康心。

これ程の実力者をしてもMリーグを去らなければいけないのだ。

さらに今シーズンからは1チーム4名構成がルール化されたため、
今年チーム編成変更があれば誰かは必ずMリーグを去る事になる
現在そのルールにリーチがかかっているのは
TEAM雷電(昨シーズン8位)、EX風林火山(昨シーズン5位)、
そして、あの村上淳プロ、鈴木たろうプロが所属する、
赤坂ドリブンズ(昨シーズン7位)の3チーム。

あれだけ神域リーグを盛り上げてくれたずんたんとゼウスは、
成績次第では今年Mリーグを去る可能性もあるのだ。

勝てば天国負ければ地獄、
食うか食われるかのサバイバルレース
なのである。


今回はMリーグのシステム面について説明させていただいた。
この2点を抑えておけばMリーグの視聴もさらに面白くなると思う。

さて、次回についてだがおすすめのMリーガーを紹介したい。
神域リーグに参戦した4名以外にも魅力的なMリーガーはいるし、
あの前振りをそろそろ回収しとかないといけないので…。

と言うわけで今回はここまで。

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