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【麻雀】初見の方に教えるMリーグ(日吉辰哉編)

有識者
「・・・え?

知っておくべきことってこれ?」


俺「うん、そうだよ^^」


待て待て待て!帰るな!話せば分かる!


と言うわけでMリーグ開幕前の初見の方に教えるMリーグシリーズ
ラストは日吉辰哉について語っていきたいと思う。

…て、誰?


と初見の方は思う事だろう。Mリーガーにそんなのいたっけ?と。
まあ、はっきり言うと彼はMリーグの実況である。
そんな実況・日吉辰哉氏について話していきたいと思う。

Mリーグの実況でそんなに語る事ある?と思うかもしれないが、

ありすぎるんだよ。彼に関しては特にな。



Mリーグ 第3にして最強の実況 日吉辰哉

本題に入る前にMリーグの実況陣について紹介したい。
Mリーグの実況は神域リーグでも実況していた小林未沙氏、
松嶋桃プロ
、そしてこの日吉辰哉プロの3人である。

今さらっと言ったが実は、松嶋桃氏は日本プロ麻雀協会所属
日吉辰哉氏は日本プロ麻雀連盟所属現役プロ雀士である。
ちなみにすでに引退はしているものの、
小林未沙氏も最高位日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士であった。

さて本題だが日吉辰哉氏の何を知っておくべきなのかと言うと、
もちろん彼の実況である。一言で言えば、
全日本プロレス時代の福澤朗氏F1時代の古舘伊知郎氏

足して3倍ぐらいした感じの実況?


そんな大袈裟なwと思うだろうが決して誇張はしてない。
まあ、実際見てもらった方が良いだろう。
一応、前回の初見の方に教えるMリーグ(Mリーガー編)でも、
日吉氏の実況はあるがあれじゃまだ大人しいので、
これぞ日吉辰哉ってのを一つ見てもらおう。

どうよ、なかなかのもんだろう?

だが、この実況こそ日吉氏の持ち味でもある。
そんな日吉氏の実況の特徴は「アツく」「印象強く」「風が吹く」
の3つに集約される。

日吉式実況その1 アツく
 動画を見てもられば分かるように日吉氏の実況は、
 とにかくアツい、何かが起こるたびにアツい。
 アツすぎるため解説が吹いてしまう事もあるくらいアツい
 しかし、このアツさこそが日吉辰哉の真骨頂なのである。

日吉式実況その2 印象強く
 
日吉氏独特のワードやセリフは見る者に強く印象づける。
 だがこれは思い付きではなく努力に努力を重ねたもの。

 例えば、ある入場シーンでの紹介文では、

「茅森選手は見た目とは裏腹に勝ち気な所があったり
男っぽい性格な所がある選手」

と言うよりはそういうセリフを茅森さんが言ってる風に僕が言えば
視聴者にそう伝わると思う。


実際の実況
「魚谷・近藤・晶さん ちょっとどいてよ ここは私に任せてよ」

熱闘Mリーグより

 と言う風に視聴者に分かりやすい工夫を施してる。
 また、毎回試合前に全チームの楽屋を訪問し取材を行うのは
 当然の事、試合後にも取材を行うなど情報収集を欠かさない。
 こういった日々の積み重ねが実況に表れているのである。

日吉式実況その3 風が吹く
 
日吉氏の実況では様々なワードが出てくるが、
 その中でもよく使用するのが「風が吹いている」。
 このワードは日吉氏曰く、
 確率を超えてる事がどちらかに偏って続く事象を風が吹いている  
 と表現しており、それが良い場面は追い風、悪い場面は向かい風

 と表現しているのだ。
 詳しいことは下の動画で見てもらえれば良いが、簡単に言うと
 アナログ麻雀(運や勢い等抽象的な要因を反映させた戦術論)
 の一つ「流れ」を言っている。
 このワードは良く使用されるので覚えておくと便利である。

ただし、普段から風が吹いていると多用すると、
デジタル麻雀(牌効率や確率論なお普遍性の高い有為なセオリーに基づく戦術)を信奉する者からはバカにされる事もあるので注意。
※個人的にはアナログもデジタルも一長一短かと。


今日も唸る日吉辰哉の迷・・・名実況4選+1戦

ここまで日吉氏の実況について説明したが、
この人の場合は長々説明するより実際に見てもらった方が早い
というわけでここからは実況・日吉辰哉の名実況4選と
おまけのある1戦を見てもらおうと思う。

①Mリーガーの心情を代弁する日吉辰哉

まず紹介するのはMリーガーの心情を代弁する日吉氏
実際本人がそう思ったかは不明だが、
表情と相まって苦悩が良く分かる実況となっている。
もっとも、心情を代弁されている内川幸太郎選手は、
この年のレギュラーシーズンにハイテイで西をつかんだ末に
それを打って四暗刻単騎を放銃
。それだけでもキツイ話だが、
その後、雀荘ゲストに呼ばれるとき、
参加者が軒並み西単騎リーチするので一時期恐怖症レベルにまで
なった
という事を理解して欲しい。対局時はおそらくその状態。

一般はほんとイジリについては空気読まないよなあ。


②選手よりも先にポン宣言をする日吉辰哉

続いての実況はあまりの理想展開に、
Mリーガーよりも早くポン宣言をしてしまう日吉氏である。
そもそもその日の解説が萩原聖人選手と言うのも珍しいが、
普段は自由奔放な萩原選手がツッコミにまわざるを得ないという
さらに珍しい回である。


③超デジタル型雀士相手に風を推す日吉辰哉

今回の動画の解説であるU-NEXT Pirates小林剛選手は、
"スーパーデジタル"と言う異名を持つほどの超デジタル型雀士
そんな小林剛選手相手にアナログ麻雀の風を推しまくる日吉氏
アナログ麻雀とデジタル麻雀は間違いなく相容れる事はないが、
実況と解説の掛け合いは妙にかみ合ってしまった回である。


④毎度恒例!日吉辰哉とこーしょーくんの夫婦漫才

ただでさえ、他の2人とは一線を画す日吉辰哉氏の実況
ただでさえ、他の人とは次元が違う土田浩翔氏の解説
この2人が揃ってしまうとどうなるのか?

夫婦漫才が出来ました。

なお、この掛け合いが面白いと思った方に朗報です。
10/3(月)のMリーグ開幕戦は実況・日吉辰哉 解説・土田浩翔


のっけから夫婦漫才ですw


【おまけ】強大な風を吹かせる日吉辰哉

実況では事ある毎に風を吹かせる日吉氏ですが、
先月、プロとしても風を吹かせておりました。
しかも日吉プロはこれがテレビ対局初参戦。
余りの勢いにその時解説にいた白鳥翔プロにも
風がふいてますねえw」とイジラれてました。

なお、2週間後の決勝では
ツイッターでこれでもかという位のビッグマウスをかましながら、

嘘の様にボロ負けし、
白鳥翔プロのかませ犬になってました。

※放銃がほぼ白鳥プロへの放銃。

プロ雀士 日吉辰哉。
良くも悪くも風が吹き荒れてます。



と言うわけで今回はMリーグの実況 日吉辰哉氏について書いたが、
あくまでこれはほんの一握りの事だと言っておく。

最後に日吉辰哉氏が実況をする理由についての語りを紹介したい。

僕はMリーガーを輝かせたいのではなく、
麻雀に興味を持ってくれる人が1人でも増えればいいと思って
実況してます。

それが選手の個性を引き出すことによって増えればいいし、
麻雀チャンネルが映った時に「何か面白そう」と
思ってもらえるように実況をしてるつもりであります。

熱闘!Mリーグより

週が明ければ、Mリーグが開幕する。
今年はどのチームが勝つのか、大いに楽しみである。

神域リーグを通じて麻雀を知った方、完全に初見の方は、
視聴してMリーグのすごさを知ってほしい。

では今回はこの辺で。


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