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mtgアリーナのブロールでエシカを禁止にしてくれ
1.はじめに
初めまして、砂抜と言います。mtgアリーナでの限定フォーマットが好きでよくプレイしているのですが、その中でも古株のスタンダードブロールについて書きたいと思います。
まず、スタンダードブロールはハイランダー構築なのでデッキに同名カードを一枚しかいれられません。そのため、統率者の固有色が少ないとデッキに入れられるカードも弱くなります。スタンダードのカードプールは狭いので固有色が増えれば増えるほどデッキが強くなります。
直近だと《創造の座、オムナス》は統率者自体がそもそも強く、デッキに入るカードも4色のプールから選べるためデッキ全体のカードパワーが高くなり、ブロール環境の多様性を粉砕したのでスタンダードと同じように禁止になりました。RIP、オムナス。妥当。
今回の記事の《樹の神、エシカ》は5色の統率者であり、スタンダードのカードを全てデッキに入れることができることからブロール環境を支配していると言っても過言ではありません。彼女が何故強く、使われているのかを回折していきたいと思います。
2.デッキリスト
《樹の神、エシカ》の裏面である《虹色の橋》を利用した、踏み倒し系のデッキです。
《虹色の橋》の特性上、クリーチャーの数を絞り確実に強いPWかクリーチャーを出す構成になっています。序盤はタップインランドの処理や除去に専念し、隙を見て橋を設置してアドバンテージとPWの圧力でゲームを終らせにいきます。
橋自体を設置できずとも、デッキが除去とパワーカードで構成されているため、ロングゲームになればそのまま押し切れる事もあります。
ブロールはライフが25、フリーマリガンと言うこともあり、アグロはほとんどいません。なので、カードアドバンテージをしっかり稼げる動きが重要になってきます。
3.ブロール環境
現在のブロール環境は主にエシカとコントロールで構成されています。エシカはミッドレンジ気味に分類されるデッキで、コントロールの隙をついて虹色の橋を通したり、PWを通そうとします。
コントロールは主に《悪夢の詩神、アショク》や《古き道のナーセット》などの青系PWが存在しており、ひたすらに打ち消しを構えつつ、PWのアドで勝ちます。アグロも存在していて、《厚顔の無法者、マグダ》などがあります。
メタが回っているように見えて、その実は自分の強い動きの押し付け合いであることがほとんどです。フリーマリガンであり、統率者領域という確実にキャストできるものがある以上、自分の動きを押し通すのが最も安定してしまうのは1on1ブロールというゲームのルール上仕方なくなってしまうものがあります……。
そのため、最も安定していて押し通せるデッキが一番強くなります。
マグダはライフが25なのと収録されているドワーフが弱く、赤単でデッキパワーが低く安定しないこと、コントロールの除去連打に普通に負けてしまうことなどから微妙に一線から落ちてしまいます。
コントロールはエシカを対処はできるのですが、そのまま勝ち切ることが難しく、エシカ側の致命的なスペルが通ってしまうことが多々あるため、個人的に使いたくないデッキになっています。
その点、エシカは踏み倒しデッキなため理不尽に勝てることも、ロングゲームの末、アドバンテージで勝ててしまうことがあります。この点がエシカをブロールで使う理由であり、エシカ以外を使いたくなくなってしまう問題点です。最初に言い忘れていましたが、ブロールはカジュアルフォーマットであり本来は好きな統率者で戦うことを目的としているフォーマットです。
自分はエシカを主に使っていますが、ストリクスヘイブンの統率者にほとんど当たったことがありません。ブロールは使う統率者によってマッチングが調整されて強い統率者同士で当たるようになっているとされているらしいですが、それでもほとんど当たらないというのは寂しいものがあります。
これらのブロールの問題点を解決する方法を考えました。
4.エシカを禁止にしよう
そもそもエシカが存在するせいで、他のデッキを組む気になれないというものがあります。同じ5色ジェネラルである《騒々しい写本、コーディ》は呪文でデッキを固めたり独創的なデッキになるにも関わらず、エシカはただの重めのミッドレンジを組み、強いクリーチャーやPWを踏み倒すだけでデッキになってしまうので構築に幅が出てしまいます。
エシカをメタった、打ち消しを増量してかなりコントロール気味に動くエシカなども存在しており、エシカを中心にメタが回りすぎている印象を感じます。エシカを倒すためだけの打ち消しまみれの《眷者の神童、キナン》などもありますが、あれも本来はマナクリーチャーから大型を出すデッキだと思っているのでエシカに歪められてしまった被害者です。
別の統率者のデッキを考えたとしても、「これはエシカに勝てなさそう」「エシカの踏み倒しのほうが楽しそう」などと考えてしまい、考えること自体が終わってしまうことがあります。ヒストリックのカードプール範囲ならまだしも、スタンダードだとできることに限りがあるのでいろんなカードが使える5色デッキが強く、楽しくなるのは以前の《不屈の巡礼者、ゴロス》が証明しています。
最も強いミッドレンジデッキであるエシカが禁止になれば、ストリクスヘイブンの大学創設者を使ったデッキをもっと見ることが出来るようになると考えています。
5.結論として……
ブロールはカジュアルにやるものなので考えすぎな気もしますが、こういうアリーナ限定フォーマットを真面目に研究するのが好きなので、スタンダードの職工なども青黒LOか白黒ゲインがどっちが最強なのか真面目に考えていたりもします。
どんなフォーマットも真面目に考えると意外と楽しいもので、アリーナのランク戦に飽きてしまった人にもオススメな遊び方です。
そんなこんなで、今日も大学対抗戦のデッキを考えるたびに出たいと思います。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございます。またアリーナ限定フォーマットの面白い記事が思いついたら書きたいと思っていますのでよろしくお願いします。
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