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言い出しっぺのチラシ裏

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SIFの雑記帳です。
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「ごめんなさい」が通じる関係性

精神障害のある方を対象とした就活の支援をする仕事をしていたときに感じたことです。 言葉の捉え方が違い、不意に傷つけてしまうことがありますよね。 ぼくの場合、一度に10名ほどの仲間(利用者さん)の前で講義をすることもあったので、10名全員を傷つけない言葉を選ぶ努力はしましたが、きっと傷ついた方もおられたと思います。 福祉支援界隈では「傾聴」が大切だと言われています。それは間違っていないとは思いますが、中には「議論」や「助言」を求める方もおられます。 そうなると余計にぼくは「

ゆき

雪が降っています。 ぼくの住まう京都府北部にも雪がどんどん積もって、多いところでは1メートル近く積もってるんじゃないでしょうか。わかりませんが。 雪って「ゆき」って書いた方が今日はハマる気がします。なぜだか。 ええなあ「ゆき」このゴシック体の「ゆき」ええなあ。 ぼくは寒いのは苦手ですが、やっぱり雪が降るのが好きで、雪景色も、雪道を走るのも、雪かきをするのも好きです。好きとは?実は「好き」とはどういうことかよくわかっていないので、時間が過ぎることもスケジュールも仕事も何も考え

そっちの方が勇気がいる

蚕都Grantsをやっていると「勇気がある」というニュアンスのお褒めをいただくことがあり大変嬉しいのですが実はあんまり自覚がないのです。 それよりも冬の冷たいとわかっている便座に座る方が勇気がいる。 さっき、コンビニの便座が(故障かわかりませんが)冷たくておしりに不意打ちを受けて、予定が調和せず若干具合がわるくなった久馬です。 こんばんは。 さてさて 仕事しようと思っても自宅では環境的に難しくて外に出ています。車内でやっていると不審者に思われそうで不安でして。 はじめは近く

大晦日に思うこと

インターネットって、知覚?知?に強く影響したんだな。と思います。 当たり前と言われればそうかもしれないけど、意外と自覚している人は少ないのではないかと思います。 インターネットが登場してから、個人に情報の質や量がシャワーのように降り注ぐようになりました。あらゆる接点から他者に接する機会が爆発的に増えました。 それによって、自分の持ってる属性の輪郭がハッキリしてきたのかな?と思います。 ブロックチェーンが誕生したこれから先に、一体何が起こるのでしょうか。 ぼくは群の解体と

Decentralized Autonomous Community1

以前にも書きてきましたが、いよいよ実装に向けて動き出そうかと考えております。 すでにご存知の方も多いとは思いますが、インターネットの仕組みが以前とは大きく変わってきました。DAOの概要はNRIの解説ページのリンクを貼っておきます。活用についてはクリプトヴィレッジの山古志DAOの解説を貼っておきますのでご関心のある方はぜひご覧ください。 読む時間のない方向けに超絶単純に説明すると、 中央集権的であったインターネットの構造が、ブロックチェーンという仕組みができたことによって、

踵鳴る

精神・発達障害当事者の方々にとって有益な情報とはならないとは思いますのでこの「チラシ裏」で書いてみます。 マガジンの編集で少し疲れたので、箸休め的なものです。本腰入れて読んでいただかなくても結構ですが「あっ?」と思われる人がいたら面白いなと思うので書いてみます。 ぼくがADHDと診断されたのは去年のことで、実はそんなに昔のことではないのですが、過去を振り返ってみるとかなり多くの発達障害と思われる特性は強かったなと自覚しています。 それでも二次障害に繋がったり、例えば不登校

プロダクトのこと

プロダクトっていうてみたいのは、カッコいいものを作りたいからです。聞こえの良いもの、見た目が良いものも、中身くらい大切です。 制作過程がとても綺麗とかも大切にしたいです。 切り取られたその時々も魅力的に見えるようなものにお金を出してくれる人がたくさんいてほしいです。 そういうプロダクトで囲まれる人に会ったことはありませんか?それが幸せそうで、自分もそんな風に生きようと思えるロールモデルが皆さんにはありますか? 話がそれました。 稼げればいいわけではないことをやろうとして

精神・発達障害者の自己理解と対人的構造

代表の久馬です。 蚕都Grantsプロジェクトやクラウドファンディングにご支援ご指示ご協力いただいている皆々様、本当にありがとうございます。 必ず達成することを目指して頑張っています。 達成率50%を超えると、クラファンサイト内で広告を打つことが可能になります。全国的にご支援いただけるチャンスを逃したくないのです。 もう少しで50%です! 厚かましい限りではありますが、ご賛同いただける方がおられましたら、ご支援をどうかどうかお願いいたします。。 蚕都Grantsをはじめたキ

養蚕レポ⓪

養蚕家をたずねて クラファンや年間計画の打ち合わせのため、養蚕家の方の自宅兼飼育場にお伺いいたしました。 とても協力的にご理解くださる方々で、激烈感謝しております。 どうにかプロジェクトをスタートできそうで、正直、ホッとしています。。 ご協力いただいている養蚕家の方は、保存状態の良い古民家(元かやぶき)にお住まいです。日本の木造古建築物愛好者には垂涎三尺です。その件はチラシ裏にて。 お伺いしたときは20時頃でしたが、ボール紙でつくられた「回転蔟(かいてんまぶし)」に絡み

「多様性」とはいうけれど…

仕事をしていると「多様性」とか「社会適応」といった言葉に触れることがあります。うまく言えないのですが、多様性を重視すると、社会に適応できなくなるような、また適応すると多様性が薄れるような。そんな気がしています。 ※この記事に無意識的な偏見が含まれると思われた方は、どうぞご指摘ください。 多様性を認め合うということは、文化・教育・宗教・家庭等々の様々な背景によって形成されて、共有される価値観やルール(倫理観・道徳観・常識等に基づく善悪の基準など)の違いも認めるということでも

先人をたずねて…

蚕都Grantsでは、蚕都とよばれた時代の産業や地域経済について再考します。 私達なりのコミュニティ論にたどりつければいいなと思っています。 例えば、100年前頃の日本は、急速に資本主義社会が展開され、生活様式も共同体内の人と人との関わりも大きく変容する大転換期だったと想像しています。 もうその頃にお生まれになられた方もおられませんし、その子世代の方々でさえ、ご存命かどうかわかりません。 孫世代の方々も、もう60~70代くらいでしょうか。 当時について、あらゆる文献を探し

オールマイノリティプロジェクト現地参加してきました!

2023年4月23日 オールマイノリティプロジェクトの公開シンポジウム 「マイノリティに対して、社会の認知や行動は変容するか?」 に現地東京専修大学にて現地参加してきました。 オンラインも含めると、1100人ほどの方が参加されたようです。 その2/3程度は発達障害当事者とのことでした。 概要は下のリンクからご確認ください。 All Minorities Project オールマイノリティープロジェクト (all-minorities.com) 千葉大学こどものこころ発達発

Decentralized Autonomous Community(DAC:自律分散型共同体)

タイトルの単語はありません。ぼくの造語です。 DAOをもじってます。 さて 蚕都Grantsでのプロジェクトに関して、文献を漁ったり、ネットで調べたりすることがあります。 流行りのChatGPTも使ったりもします。 ChatGPTはすでに使っておられる方はとわかると思いますが、確かにとても便利です。 ぼくの所感は「マジョリティ向けの正解を出すのには使える」という感じです。 汎用的、一般論、普遍的、中央値、みんなにウケる そんな風に、みんなの正解をAIが出してくれる大きな共

社会モデルというならば…

『「社会」を扱う新たなモード』 飯野由里子/星加良司/西倉実希 を読んでいます。 本書では序章において「障害の社会モデル」の一般的理解について、下の内容を引用しています。 「障害」は個人の心身機能の障害と社会的障壁の相互作用によって創り出されているものであり、社会的障壁を取り除くのは社会の責務である、 という「障害の社会モデル」 (首相官邸・ユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議『ユニバーサルデザイン2020行動計画』) 社会モデルのひずみ 本書では、上の文言には「