読書は褒められて、SNSは咎められるのはおかしい
本を読むのが好きだと言うと、「読書えらいね」と言ってくる人がいる。
一方で「SNS毎日触っててえらいね」と言う人は見かけたことがない。
でも読書もSNSもたくさんの情報を摂取しているという意味では大差ない。
強いて言うなら、読書は出版社の編集者のチェックが入ったまとまりのある有料コンテンツを見るのに対して、SNSはアルゴリズムにレコメンドされた通りに、素人が作ったなんのチェックもない細切れの無料コンテンツと企業広告を見るという違いがある。
でも本選びに関してもAmazonのレコメンドを参考にしていたら、SNSと変わらないし、誤字脱字が多かったり読みにくかったり、企業の宣伝目的の本だっていくらでもある。
むしろリアルタイム性という意味ではSNSの情報の方が絶対に良い。本はどうしても古い情報になってしまう。
おそらく小学生の時の読書感想文で本は読まなきゃいけないものという刷り込みが悪影響を与えているように思える。
何はともあれ、読書やSNSに限らず、人生は暇つぶしにすぎないのだから、ギャンブルにハマる人、薬にハマる人、何をしていようと、褒めたり咎めたりしなくていいと思う。余計な判断を介在させず、あるがままに眺めていよう。特に咎める判断は慎重に行うべきで、本当に身近な人に限る。エゴの押し付けになりかねない。
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