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資金繰り突破の鍵:粘り強い交渉で拓く未来

ゴルフ中に思いがけない依頼

ゴルフを始めて5年が過ぎ、上達の気配はないものの楽しみながら続けていたある日、友人から思いがけない依頼が届きました。

「うちの動物病院、今一都三県に出店を進めているんだけど、キャッシュフローが厳しくて。良かったら一度事務所に来てくれない?」

その友人は複数の事業を手掛け、経営者としても成功している人物。驚きながらも興味が湧き、早速事務所を訪れることにしました。

資金繰りと銀行交渉の現実

事務所で決算書を確認すると、損益計算書(P/L)はわずかに利益を出しているものの、貸借対照表(B/S)のバランスが大きく崩れていました。

急速な出店展開により、6つの銀行から10本以上の借入があり、返済スケジュールもバラバラ。総務部はその管理に追われ、資金繰りが限界に近づいていました。このままでは、数カ月後には資金が枯渇する恐れがある状況です。

解決策として、まずは借入を一本化する必要がありました。しかし、それだけでは十分ではありません。既存の銀行と返済計画を見直しつつ、新たな融資先を短期間で見つけることも急務でした。まさに時間との戦いで、どちらかがうまく進まなければ、会社は一気に危機に陥ることが明白でした。

粘り強い交渉と成功の瞬間

まずはメインバンクを訪れ、会社の現状を説明しましたが、どの銀行も返済条件の見直しに消極的な姿勢を示しました。
特に、ある地方銀行の支店長は、

「そんな交渉に応じられるか!」

と強硬な態度で、絶望的な気分になりました。
さらに、前向きだった銀行も担当者が交代するや否や、急に対応が冷たくなり、まったく相手にされなくなってしまいました。

それでも諦めず、他の銀行や信用金庫にも飛び込みでアプローチを続けました。その結果、ある信用金庫から

「返済計画の整理はお任せください」

という力強い提案を受けました。担当者と上司が積極的に動いてくれ、資金繰りの改善への光が見えてきました。

さらに、他の信用金庫も好条件の融資を提案してくれたほか、政策金融公庫からの追加融資も決定し、会社は資金繰りの危機を見事に乗り越えることができました。

パートナーとして共に歩む

経営にはリスクや困難がつきものですが、あきらめずに行動を続ければ、どんな課題も乗り越えられることを改めて実感しました。

私たちは単なるアドバイザーではなく、共に問題解決に取り組むパートナーとしてサポートします。

資金繰りや銀行交渉でお悩みの経営者の方々、厳しい状況こそぜひ私たちにご相談ください。一緒に課題を乗り越え、未来への道を切り開いていきましょう。


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