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断片の小説

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#300字小説

遅延した電車

なぜか、目覚ましの前に起き、いつもより一本早い電車で登校した。寝癖はなかった。その朝は、…

墓を洗う

小さな花束が流されているのを、河川敷から見た。見つけたそのとき、束ねていた帯がひらと解け…