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求!!GH6へのリアルタイムLUT対応化!

こんにちわ、こんばんわ。

S5ⅡXを導入してからというもの、思いの外、写真撮影の頻度が増えた次第です。

その理由は[リアルタイムLUT]って機能。
厳密には、撮影時には使わずに、撮影後のカメラ内RAW現像時にLUTを充てる格好なので、
[リアルタイムLUT]ではありませんが、まあ、似た様なものだと思ってます。

メーカーのカラープロファイル以外に、汎用LUTやDLしたLUT、自作LUTなんかもカメラに読み込めるので、色々と楽しめる写真ライフを送っています。

そうなると、GH6にも使いたいところですが、残念ながら使えないのが現状です。

そこで今回は、LEICA DGレンズLUTの組み合わせはどんな感じかな?と思いから、
Photoshop経由で、GH6のRAWにLUT適用のみで書き出しを行いました。

LUT制作にあたってのコンセプトは、Polaroid600風にS字のトーンカーブを混ぜた感じにしたつもりです。全部同じLUTでの書き出しです。

それでは、どんな感じに仕上るでしょう。


先ず、キットレンズのLeica DG 12-60mm。
解像感のある元画像なので、ポラ感は薄いですが、
快晴の西日ではこんな感じです。
微妙な青のトーンは個人的に好み。

コロナ以降、久々に行った太陽の塔

同じく西日のカット、明暗差はありますが、暗部のディテールも保持。なかなか使いやすいLUTかも。

ポラ感はありながら、シャドウ部はブルー強め

同じレンズで、冬の日中に撮った一枚。
赤は少しくすむ感じですね。彩度が欲しい場合は、カメラ内現像でちょい足しも有りかもです。

昭和感の演出効果は抜群そう

Leica DGの特徴は色乗りの良さだと思うのですが、
このLUTでは逆効果かも知れません。バンパーのハイライト部フレアは好みです。

晴天だったので、タイヤ部分は完全に潰れてますが、黒浮き感はポラ感あるかな?

グリーンの色褪せ感が強く出て、黒浮き傾向の仕上がり

新緑の一枚は、見事に色が抜かれてます。彩度抑制効果は、逆に葉っぱのハイライトを強調してくれ良い感じに。

よく言えば、雑草もドラマチック

こちらはLeicaDG 10-20mm。
生態系被害防止外来種にも指定されている[アメリカオニアザミ]。こちらは解放で最短付近。トゲトゲしい背景も柔らかく残せるこのレンズの凄いとこ。

本来、かなりド派手な紫色ですが、過去のカットはくすみ効果が良結果に。

アメリカオニアザミ、こいつの葉っぱはヤバいを鋭い。

今回のLUT、意識した訳ではないですが、黄色には彩度抑制は余り掛からないようです。
黄色の彩度減は濁った感じになるので好都合。

少し時期が遅れた蓮の花はしっとりした表現に

続いては、再び12-60mmでの一枚。
こちらは曇天の日のカットですが、柔らかい光の場合、暗部は締まる事無く階調表現されています。

そもそもLUTは、撮影後のグレーディングに使う動画のプリセットですが、特徴を理解すると写真撮影でも活躍すると思います。

お肌の赤みも適度に残って、万能型LUTですね。

こちらは、Leicaでは無く、LUMIX G 20mmf1.7の一枚。極めてシャープに写るレンズだと感じ思っているのですが、GH6の写真画質は対象物の質感表現がとても上手いカメラだと思います。

光源が強く、明暗差があるシーンでは、暗部はストンッと落とされます。
これはもう、好みの世界って事ですかね。

透明感の表現はLUMIXは上手いと思います。

質感の内容が出たので、ついでにもう一枚。
こちらはLeica DG 12-60mmです。

個人的な見解ですが、色乗りの良いレンズから色を引くのと、色乗りの良くないレンズに後処理で色を足すのでは、仕上がりは別物だと思ってます。

ファンタジー的な仕上がりが魅力でもある、ポラ感風の仕上げには全くなりませんでしたが、独特な風合いを表現出来てるかな?と思います。

何年置いたらこの様になれるの?

続いては、20mmF1.7での一枚。
GH6はこれまでのMFT機では撮れなかった、暗部での色再現を濁り無く写してくれる貴重な一台だと思います。

今回のLUTでは、前ボケの緑色のフェンスにブルー感が足された事で冷たさを感じつつ、赤の彩度抑制と、ブルー(缶と傘)の強調、白い袋に暖色調が加わって、一体感と湿度感を加えてくれてました。

日陰にあった、ゴミ箱をフェンス越しに

今回の内容は、あくまで妄想域での話です。
Photoshopを使った、GH6のRAWデータを自作LUTを充てただけで、GH6に[リアルタイムLUT]に対応した趣旨ではありません。

今回、自作LUTを様々なシーンを想定し充ててみた結果として、メーカーの作るカラープロファイルの汎用性に驚いた次第です。

あらゆるシーンにおいて、例えば[A]と言うカラープロファイルで撮れば、あらゆるシーンでと[A]に準じた仕上がりに残す事ができる、メーカーの色作りはとんでも無い画像設計だと痛感しました。LUT程度を使った撮影には出来ない奥深さを感じました次第です。

と、メーカーさんを持ち上げつつ、[リアルタイムLUT]が、LUMIXの各機種で使える様になる事を願う1ユーザー意見でした。

最後にこんな駄文ならお付き合い頂きました方に、
今回使用しました、LUTデータを下記リンクにてアップ致します。

もし読者の中に、S5Ⅱ、S5ⅡXをお使いの方がいらっしゃいましたら、[LIke_Polaroid_Scurve]を宜しければお使い下さい。

それでは!また。

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