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迷走するLGBT法案

LGBT論議が迷走中である。

息の長い地道な運動とはかなり異なるコンテクストで進んでいる感のある今回の法案。なぜか自民党内のなんちゃって愛国派グローバリストが主導している。進歩派・リベラルvs保守派の構図て捉えられがちだが、そう単純ではない。

この問題、もっぱら「遅れている日本」という図式で語るのはミスリード。遅れているというのであれば、以前に立憲が了承したとされる修正前の法案にはリスクに晒される可能性のある女性の権利保障への配慮が欠落していた。

また「性自認」の定義の曖昧さは、やはり問題がある。これは「性同一性」と言い換えても解消されるわけではなく、英国などの外国法がそうしているように、ペドフェリアなどを明確に排除する措置を講じなけば濫用のリスクがある。

「進歩派」の中にはマスメディアでは主流にはなりにくい当事者の声に無神経なTwitterでの発言も散見される(W先生、あなたの事ですよ)

この間、エマニュエル駐日米国大使がこの問題になぜか異例の肩入れをしている。米国のみならず世界中でグローバリストの居場所がなくなりつつあるが、日本はその掃き溜めになっている可能性がある。米国を含め海外では犯罪となる児童への性行為が、禁止年齢の相違などで日本では日常的に行われている現実があるが、ペドフェリアの問題を含め、進歩派、自称リベラルの皆さんはあまりに無頓着。

この間、民主党主導で進められてきた米国のトランスジェンダー政策については様々な問題が指摘されている。この問題に限らず、バイデン民主党政権の政策がいかに倒錯したものであるかは、ヒラリー・クリントンやカマラ・ハリスなど民主党エスタブ系への呵責なき批判ゆえに事実上同党から排除された元下院議員ギャバードをフォローする事をお勧めする。


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