機密解除 オバマゲート
機密解除の第一弾、バー司法長官から上院司法委員会への調査報告書
2016年の大統領選挙当時、オバマ政権によるトランプ候補に対する盗聴に絡む疑惑の調査報告書。
米国ではウォーターゲート事件後、時の政権であっても対立候補の関係先を盗聴することは厳しく禁じられているが、その抜け穴として、オバマ政権はクリストファー・スティールという元英国MI6の諜報員を買収して「トランプはロシアと繋がっているため監視が必要」というレポートを書かせ、それを証拠としてFISA(外国情報監視法)の令状を取り、堂々と盗聴していたと報じられていた(盗聴の標的となったのが当時大統領補佐官に内定していたマイケル・フリン)。
証拠となったいわゆるロシアゲートに絡むスティール・レポートが不正に書かれたものであれば、オバマ政権によるトランプ陣営の盗聴は違法となり、ウォーターゲート事件以来の大スキャンダルとなる。これまで疑惑としてFoxニュース等が報じてきたが、他のMSMは無視を貫き、日本でもほとんど知られることはなかった。
今回、機密解除されたのは、同疑惑の裏付けに関する司法長官バーから上院司法委員会に提出された調査報告書。このオバマゲートには当時の副大統領バイデンも関与している可能性があるとされている。
王様が裸であることを知りながら口をつぐんでいたワシントンのエリート達も、この機密解除によって王様が裸であることを認めざるを得なくなる可能性がある。
王様が裸であるかも知れないことさえ理解できていない”パラレルワールド”に住む日本の”エリート”達は、この機密解除された公文書の意味と影響を理解するのに、かなりの時間を要するだろう。
陰謀論がファクトに、ポリティカル・コレクトネスが陰謀論へと反転する瞬間に、我々は今立ち会っているのかも知れない。
PS
トランプ支持者の一部から裏切り者扱いされているウイリアム・バー元司法長官だが、彼はその司法長官としての職責をしっかり果たした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?