【理想の三線探偵団05】 三線 寸法図一覧 ~沖学三線のすごい話~
さてみなさんこんにちは
理想の三線を求めて、お金をかけずに探求や発見を重ねているこの連載ですが、今日はちょっとティーブレイク。
三線の寸法図を公開なさっているところがいろいろあるので、それを一挙まとめて紹介しておきます。
<真壁型>
https://blog.goo.ne.jp/okinawasanshin/e/e83c9adadba34da70ba980c597425051
<与那城型>
https://www.facebook.com/sanshin.shop/posts/932840236770524/
<久葉の骨型>
http://www.asobi-sanshin.com/images/bihaku-kubanufuni/zumen-b.jpg
<知念大工型>
https://blog.goo.ne.jp/okinawasanshin/e/4052dbef6095f216d1a4c418bdb1b495
<久葉春殿型>
https://blog.goo.ne.jp/okinawasanshin/e/2520cf3904f5edf5247d8ea8fbf3513f
<真壁 志多伯開鐘>
http://maruwa1sati.blog.fc2.com/blog-entry-293.html
(ちと見づらいけど、基本がわかれば解読できる??)
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さて、今日の後半戦です。沖縄県学校用品という会社があって、そこが木製の板張り三線を教材用に販売なさっているのですが、特に本州の三線好き、三線マニアにとっては
「一度は誰もがかならず通る道」
とも言えるほど、触ったことがある「逸品?」です(笑)
http://www.okigaku.or.jp/sanshin/
この三線、キットになっていて、2020年現在、4080円税込みだそうですが、最初は「2500円」でした。
なんと2500円で買える三線!ということで、自作派などに大ブレイクして、全国に多数の作例や魔改造された沖学三線が分布しているのですが、もちろんうちにもあります。(2008年で3000円にアップ)(amazonでは現在6020円)
ちなみに余談ですが、この沖学三線、バージョンによって形状にやや違いがあります。現在はどうなっているのかな?
https://sanshinism34.blogspot.com/2008/05/blog-post_9.html
というわけで、回り道をしましたが、今日の驚きのお話です。
真壁型の寸法図があったので、家にあった古い沖学三線の前期型・後期型の寸法を測ってみると
なんとピッタリ!真壁サイズ正寸
であることがわかりました。
もちろん、天の処理やら、糸蔵まわりの処理など細かい処理の違い・寸法調整はあるのですが、肝心かなめの大枠の形状と、各部の要所の寸法は、ピッタリ真壁なのです。
三線キット、ただの安い木材で作った「簡易三線」かと思っていたら、寸法に関しては手抜きがなく、
「まさに真壁の真正コピー」
であることが判明。すごいぞ沖学!
このキットのもともとの開発者や、そのとおりに削って仕上げている製作スタッフの奥深さに参りました。
というわけで、全国の沖学三線ファンのみなさまには、ホンモノの三線を手に入れても、もっともっとこいつで遊んであげてほしいと思います。
また、改造ベース、自作の練習ベースにはピッタリなので、うちの棹も再活用しようと思います。にやり。
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