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超えられない壁は、越えようとするから進歩できる

わたしの日常は、だれかの非日常。
こんにちは、タナカ32です。寝違えました。
今日もお越しいただきありがとうございます。

今日はこんなニュースに出会いました。

全身の筋肉が徐々に低下していく国の指定難病「筋ジストロフィー」を患う畠山駿也さんが7月に米国で開かれる世界最大級の格闘ゲーム大会に挑む。というものです。

まずは「筋ジストロフィー」というものを知りましょう。

筋ジストロフィーは、身体の筋肉が壊れやすく、再生されにくいという症状をもつ、たくさんの疾患の総称です。平成27年7月から、指定難病となっています。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/

筋肉が壊れやすい上に、再生されにくい…。なぜこんな病気がうまれてしまうのでしょうか…。

症状が出始める年齢や、症状の出やすい場所は、疾患によって様々です。筋力の低下によって身体を動かすことが難しくなったり、呼吸・飲み込み・血液循環等に機能障害が出たりします。

疾患によっては、内臓・目・耳・脳などに機能障害や合併症を伴うものもあります。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/

筋肉という体を動かすものが失われていくわけです。それもだんだんと蝕まれていく…。その恐怖は想像に難くありません。


そんな難病にも関わらず、畠山さんは「自分の経験が誰かの次の挑戦につながれば」との思いで決戦の舞台、ラスベガスに挑むとのことです。

小学2年生から車いす生活の畠山さん。病気で徐々に筋肉が衰え、今では首から下がほとんど動かせず、人工呼吸器も欠かせない。ゲーム操作は、あごで動かすスティックと、かすかに動く指先で押せるコントローラーで行う。いずれも友人たちと意見を交わして自作したものだ。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/

すごいです。ただただ、すごいという言葉しか出てきません。
もし自分だったらこんな挑戦ができたのだろうか?もしかしたら様々なことを諦めていたのではないか、私はここまで心が強くなれただろうか?
そう想像してしまいます。

また、このチャレンジには友人のみなさんのケアが大いにあった、とのこと。一般的なあのレバーと6ボタンのコントロールを可能とするものを自作で作るには相当なトライがあったに違いありません。友人のみなさんの献身にも頭が下がります。


「たくさんの人から支援してもらい、感謝しかない。10年以上前にはEVOに行けるなんて想像もしてなかった。一つずつ課題を解決してきたから、昔の夢に、今挑戦できるんだと思う」

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/

諦めない心が課題を(きっとその一つ一つも途方もない努力があったに違いありません。)解決していかれたんだと思います。夢への挑戦は「諦めないこと」という信念をを心から感じます。


「環境さえ整えば、障害の有無は関係ない。勝つも負けるもすべてが自己責任。平等で自由なことが格闘ゲームの魅力」と語る畠山さん。格闘ゲームを通じて友人も増え、人生が豊かになった気がした。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/

決して言い訳をしない、凄まじい心の強さです。


19歳の頃には軽量のコントローラーさえ握れなくなり、一度は格闘ゲームを諦めたとのこと。しかし…

ゲーム操作が課題なら、どう乗り越えるか。友人と試行錯誤してコントローラーを自作し、格闘ゲームの世界に戻った。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystrophy/


現在、畠山さんは、このような活動もされています。

ゲームで恩返しをしたいという思いから、eスポーツを通じて障害者の社会参加を支援する企業「イーパラ」に転職し、昨年9月には障害者と健常者が競うeスポーツイベントを地元・岩手で開いた。

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystroph

自分だけではなく、同じような境遇の方たちに機会をプレゼントする。素晴らしい取り組みだと思います。このようなイベントを通じて「わたしたちはどんな境遇であれ平等でいられるんだ」ということを学ばせていただけますね。

この世にはまだまだ「障がい者だから…」というアンコンシャス・バイアスが強くはびこっています。「気づかぬ差別」はなかなかなくなりません。

多くの人が様々な病気とその現実を理解し、決して間違った善意ではなく、本当の善意で接する事ができる世の中になってほしいですし、わたしもそういう視点を持って日々思いを持ち続けたいと思います。


最後に

「自分が越えられない壁と思っていたことは実は壁じゃなく、工夫次第で攻略できる課題なんだっていうことはいっぱいある。課題があるから目標が生まれ、努力もできる。多くの人に、そうした視点からも今回の挑戦を見てもらいたい」

https://www.jmda.or.jp/what-muscular-dystroph

我々が生きるヒントが詰まった素晴らしいコメントだと思います。

超えられない壁は、越えようとするから進歩できる

自分に刻みます。


畠山さんのチャレンジに大いに拍手!本戦もがんばってください!


こちらに初めておこしいただいた方は、こちらをお召し上がりください。

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