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日本株PF詳細&振り返り(3/13-3/17) -セクターローテーション-

運用状況

【週間騰落率】 PF: -1.0% 日経: -2.9% JPM: -5.2%

この1週間は忙しくPFを組み替えた。
名古屋銀行は損切りラインである-10%を優に超えたため売却した。この損切りラインを重要視している理由は10%以上もの下落は何らかの自分が見落としていたリスクを見逃している可能性があり危険&塩漬けで他の銘柄への機会損失を避けるためである。
丸紅は週中に購入・損切りを行った。急速な金利低下によりインフレ再燃→コモディティ価格上昇を見越して少しばかり購入したが、今回のSVB等の影響も相まって逆金融相場から逆業績相場への移行が進むと思い売却。セクターローションは基本的なサイクルだが良く当たるしこの通り銘柄選びしてもいいんじゃない?というレベル。以下のmarketmakerさんの画像は分かりやすいので参考にしたい。

Appierとマツキヨについて、前者は金利低下によるグロースの復活を見越して購入。マツキヨについては、先ほどの逆業績相場の銘柄であると同時に、今期から明らかに情勢が変化したのはマスク解除である。先日百貨店に行く機会があったのだが、高級品である化粧品売り場は盛況だった。今までメイクをそこまでする必要がなかった状況からリベンジメイクなるものも流行り化粧品は盛況になるのではないかと考えている。また、花粉症対策の影響も業績にプラスになるのではないか。実際、花粉の量は年々最高記録を更新している。(〇年に1度の大花粉を毎年聞いている気がする…)。ドラッグストアにとって化粧品や薬は高収益の商品であり、そのおかげで日用品や食品は薄利で売っている。これは最近知ったのだがなるほどと思ったので一応。

PF詳細
売買履歴
右上:パフォーマンス、左下:日経平均とネットの買い残高推移
月次パフォーマンス
日次パフォーマンス等

市場見通しと重要ニュース

金融機関への不安
ここ数日でSVBやシグネチャー銀行、ファーストリパブリック銀行などに続き、欧州の老舗バンクであるクレディスイスでも経営危機のうわさが流れている。私はクレディスイスという名前は全ての銀行のなかで最も好きな名前であるのでこのようなニュースが流れることは少し哀しい。もはや今は次につぶれ"そうな"銀行を探しだす魔女狩り的な儀式のフェーズに突入しているような気がしてならない。SVBはともかく、クレディスイスの流動性はスイス当局が支援することで合意しているし、実際に破綻するほどではないと思う。

ECBの0.5%利上げ強行
欧州中央銀行は16日に0.5%の大幅利上げを3会合連続で行った。直前にクレディスイスの経営不安があった最中だったため驚いた。しかしガイダンス(その先の会合の利上げについて)は言及せず、マーケットと会話して見極める姿勢を見せた。

GPT-4の出現
OpenAIは3月14日にGPT-4をリリースした。これは前モデルよりも大幅に考える事に関して進化しており、画像認識も可能になったそう。つまりより賢くなった。さらにMicrosoftはExcelなどのofficeにGPT-4を取り入れる旨を表明した。これからさらにAI技術の日常化が進むと考えられる。
では、このAI技術の進化でもたらされるのはAI市場の拡大だけだ!と思った私と同じ思考の方々に向けて非常に面白い記事をTwitterで拾ったのでここで共有します。一読ください。

今後の運用方針

今後は安定して上昇すると見込んでいる。まず、金融不安があるがこれはSVBなど特殊な流動性確保が難しい銀行を除いて心配なしと考え落ち着きを取り戻すと考えている。それよりも中途半端な利上げ停止によりインフレ再燃→企業業績の圧迫&消費減退の方が怖い。パウエルさんには今後も議場予想と同じくらいの利上げを求め、健全な物価を取り戻して頂きたい。
だがしかしシリコンバレー等アメリカの売上無し成長企業には冬の時代が来ると考えている。なぜなら、「いざ何かあった時に救済されるのは債権者だけで投資家は保護されない」と今回の件で分かったからだ。そのためVCは以前に増してより厳しくバリュエーションを精査することになりそうだからだ。そのためSBGはまだまだ下を見ている。

見ていただきありがとうございました。


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