生活記録 2022 10 19

先生、「翼をください」という曲をご存知でしょうか。

歌詞(1番)
いま私の願いごとが
かなうならば 翼がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼 つけて下さい

この大空に 翼をひろげ
飛んで行きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい

簡単に言ってしまえば、「翼をつけて空飛びてぇ」という曲な訳ですが、今日この曲を聴いて「物凄く悲しい曲なんじゃないだろうか」と思ってしまったのです。
曲の歌詞に出てくる「空」という単語をどう解釈するかによって全く見え方が変わってくるのですが、空=辿り着けない場所とした場合。空なんて飛べる訳ないと分かりつつも、叶わない夢を願ってしまうぐらい絶望している曲に聞こえてしまうのです。

そう捉えると
悲しみのない 自由な空へ
という歌詞がありますが、この歌詞の主人公は、悲しみがあり不自由なところにいるという解釈ができてしまったり、

鳥のように白い翼付けて下さい
翼を広げ飛んで行きたいよ
翼はためかせ行きたい
という歌詞が、とにかく今いる場所から逃げ出したいようにも解釈できてしまうのです。

また少し考えづらいですが、空=天国と捉えると、「自殺したい」というとんでもない曲になってしまうのです。しかも、「悲しみのない自由な空」を楽園のようなものとして捉えるとあながち間違ってないようにも思えてしまいます。

ただ、おそらく一般的な解釈としては空=叶えたい夢として広まっているように思えます。今絶賛公開中の映画、実写版「耳をすませば」のpvに翼をくださいが使われているのですが、とても楽しそうな雰囲気のメロディでアレンジされていました。

空=辿り着けない場所
悲しみに暮れながらも夢を見続てしまう曲
空=天国
自殺によって解放されたい曲
空=叶えたい夢
夢に向かって頑張ろうとする曲

作詞者がなにを考えながら作詞したのかは分かりません。
しかし、創作物は個人個人が感じたもの全てが正解であってそれが製作者の想定していたものと別ものだとしてもそれで良いと僕は思います。なぜなら、その人が自分自身で解釈を見つけたものが、その人にとって一番面白いものだと思うからです。

という訳で僕は「翼をください」をめっちゃ悲しい曲だと解釈し続けます(笑)
是非先生もこの曲を聞き直してみてどう感じるか試してみて下さい。僕の生活記録を読んだ後だと悲しい曲として聴こえるかもしれませんし、変わらず明るい曲として聴こえるかもしれませんし、はたまた全く別の解釈が生まれるかもしれません。暇があれば是非教えてくれると嬉しいです😆

ps.悲しい曲として見ると最後の「行きたい」がめちゃめちゃ重く感じます、、

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