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【経理の挑戦】インボイス制度対応プロジェクトのリーダーとしてのやりがい

Sansanでは、経理として働く人を応援するプロジェクト「経理にエールを」を推進しています。
全社を支える経理の頑張りや貢献を、もっと多くの人に知ってもらいたい。
経理がこれまで以上にやりがいを持って、いきいきと働ける世界をつくりたい。
「経理にエールを」はそんな思いで始まった、経理として働く人を応援するプロジェクトです。

今回の記事では、「経理にエールを」のコンテンツの一つである、企業で活躍する経理へのインタビュー「経理の挑戦」をお届けします。

第1弾である今回はSansan株式会社 コーポレート本部 財務管理部 経理グループの上田将史さんに話を聞きました。

上田将史 
Sansan株式会社 コーポレート本部 財務管理部 経理グループ

2017年に大手人材サービス会社に新卒入社、財務経理部の配属となり月次・年次決算を担当。2020年にSansan株式会社に入社。月次決算業務、インボイス制度対応プロジェクトのリーダー、グループ会社の経理業務を担当。趣味はお笑い、深夜ラジオの拝聴。好きなラジオは「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」。

希望の配属ではなかった経理の仕事に熱中するまで

ーー自己紹介をお願いします。
2017年に新卒で入社した会社で3年半ほど経理担当として業務を行ってきました。そこからSansanに転職し、2年半ほど経理の業務を行っています。現職では月次決算業務やグループ会社の経理業務、インボイス制度への対応プロジェクトのリーダーを担当しています。

ーー経理業務を担当することになったきっかけを教えてください。
大学時代に簿記2級の資格を取っていたのですが、学生時代に経理の仕事に興味があったわけではないんですよ。新卒で入社した会社で、経理部門の配属となり経理としてのキャリアがスタートしました。当時は特に経理を志望していたわけではありませんでした。

上田さんが学生時代から愛用している電卓。中学時代は生徒会長を務めていたそうです。

ーー経理部に配属となった当時の心境を教えてください。
正直、営業の仕事に比べると楽な仕事なのかなと思っていました。
ただ実際現場に入るとものすごく大変でしたね。全く楽な仕事ではなく、想像以上にコミュニケーション能力が必要な環境でした。チームメンバーも情熱的でやる気に満ちあふれている人が多く、部活のような雰囲気でした。入社前に経理に対して抱いていた印象とは良い意味で大きく変わりました。

ーー入社前に抱いていた経理の印象とは大きく変わったのですね。そこから経理の仕事にのめり込んでいったのですか。
入社して1年くらいのタイミングで、先輩社員が退職しました。それまでは何かエラーが起きても先輩に助けてもらえる、サポートしてもらえる環境だったのですが、全てを自分でやらないといけない環境に変わりました。

自分にとっては大きな試練だったのですが、そこから一気に経理の仕事にのめり込んでいきました。今までは指示された作業をこなすだけだったのですが、全ての仕事を自分で考えて、自分で交渉するようになりました。当時は、とにかく忙しく大変だったのですが仕事が楽しくなってきたことを実感したことを覚えています。

好きな勘定科目は前払費用。理由は「管理が大変な科目なので腕がなるから」とのこと。

インボイス制度に対応するための基盤構築を推進

ーー経理業務を行う上で大変なこと、苦労している点があれば教えてください。
先ほどもお伝えしましたが、他部署とのコミュニケーションが大切な仕事だと思っています。簡単なところでいうと「申請の金額が間違っているので直してください」「稟議書の内容ってこの認識で合っていますか」などの確認のコミュニケーションです。もう少し難易度の高いところだと新しいビジネスを始めるときの会計処理の方法を一緒に検討したり、インボイス制度の対応方法を各所と検討したりしています。

ーー経理業務ではたくさんのコミュニケーションが発生しているのですね。コミュニケーションを取る上で大切にしていることはありますか?
社内のコミュニケーションでもとにかく丁寧に対応することを心掛けています。経理はもちろん急いでいるのですが、営業やマーケティングなどの相手部署も、忙しい業務の合間を縫って申請を出していると思います。間違いの指摘や差し戻しを行うときでも、相手が気持ちよく対応したくなるようなコミュニケーションを心掛けています。

ーーこれまでの経験してきた経理業務で、やりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。
現在進行中ですが、インボイス制度対応のプロジェクトリーダーの仕事にやりがいを感じています。プロジェクトリーダーの業務の内容としては、Sansan全体がインボイス制度に対応するための基盤構築を行っています。

インボイス制度によって請求書の要件が大きく変わり、発行側としても受領側としても最適に対応する方法を模索しています。

制度自体がまだ始まっていないこともあり、正解のないなかでフローをどう作っていくのか、社内に新しい制度の理解をどうやって浸透させていくのか、を一から考えています。
自分にとっては大きな挑戦で、大変なことも多いですが新しいことを作っていくのは本当に楽しいですね。

ーー難しい仕事ですね。どのように進めているのか教えてください。
まずはTodoリストを作成して、抜け漏れがないようにタスクのあぶり出しから始めました。

一番重要なのは、自分自身がインボイス制度を正確に理解することなのでインボイス制度に関する様々な資料を読んだり、税理士さんに話を聞いたりと徹底的にインプットしました。

その後、社内に制度を理解してもらうために制度と関係の深い部署とミーティングを行ったり、社内での勉強会を行ったりしました。多くの方に参加いただき100人以上にインボイス制度について説明できました。

インボイス制度の社内浸透と同時に、会計システム、ワークフローシステムなどの要件を調べて対応方法を計画して実行していきました。

後は、同じことをSansanのグループ会社にも行っていくのがざっくりとした流れです。

ーープロジェクトマネジャーのような仕事ですね。経理の仕事の印象が変わるエピソードでした。多岐に亘る仕事を円滑に進める上で意識していることがあれば聞かせてください。
業務を進める上でどうやって効率化できるかを考えています。エクセル業務一つをとっても、手入力している箇所があればボタン一つで処理できないかを考えるようにしています。経理業務の効率化が、会社全体の月次決算の加速につながると思っています。

ーー上田さんの今後のキャリアについて聞かせてください。
まずは経理のことを全てできる人材になりたいと思っています。
今は売上や費用、グループ会社の管理を行っていますが、より専門的な開示や連結など、そういった経理のスペシャリストの業務も全てわかった上でマネジャーを目指したいと思っています。あとは経理部門でも社内で表彰されるようなインパクトのある貢献を全社に向けてしていきたいと思っています。

ーー本日はありがとうございました。

【経理にエールを】

企業で活躍する経理へインタビュー「経理の挑戦」

【インボイス管理サービス「Bill One」】


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