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海外youtuber御用達!RODE VideoMic Pro+と他3つのマイクを比較しました!

seeknocksです。プロフィールにも書いてありますが、動画制作をかれこれ20年ほどやっております。今回は海外youtuber御用達のRODE VideoMic Pro+と今まで使っていた他3本のマイクのレビュー比較をしたいと思います!

撮影したカメラはSony α7ⅲで収録して、モニターヘッドフォンはSONY MDR-M1STを使って音声を聞いてレビューしてます。

それでは、早速レビューしていきます。

#RODE VideoMicro

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RODE VideoMicroです。超小型コンデンサーマイクです。電源 プラグインパワー方式で、付属の3.5mm - TRSパッチケーブルでカメラにつなぐと電源が供給されます。

その他付属品はライコートRycote Lyreショックマウント、デラックスウィンドシールドというデカいウィンドジャマーが付いています。質量が約42gなのでカメラの上に付けての長時間の使用でも疲れにくいです。アクティブに使える小型・軽量ボディですね!

指向性マイクであるVideoMicroは、周囲の気を散らす音を減らして、カメラの前の音声に集中して収音することができます。

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使用感はかなりいいです。軽いのはもちろん音声も厚みがあって聞きやすく収音してくれます。ショックマウントが弱いのか、歩きながら撮影しているとぼふぼふっと音が入ることがありました。しかしちょっとカメラワークを気を付けていれば大丈夫でした。値段もお手頃ですし、簡単に装着もできるので、おすすめのマイクとなっております!

#Audio -Technica AT9946CM

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次はオーディオテクニカのAT9946CMです。このマイクはレビュー唯一のステレオガンマイクです。中央に狙った音を収音できる超指向特性、左右には単一指向性計と3個のマイクユニットで構成されています。

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電源はプラグインパワー方式でマイクについているジャックをカメラにつなぐと電源が供給されます。取り外しはできない仕様のようです。
ショックマウント搭載で、ウインドマフが付いています。

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背面にローカットスイッチ(PAT.)によりワンタッチで振動、風などの雑音を低減することができます。

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質量 約60gなので、カメラの上に付けて長時間の使用しても疲れにくく、アクティブに使える小型・軽量ボディですね!

使用感はいいです!ステレオで収音されるので、左右にマイクは振れると、音声のバランスが振り分けられます。なので、被写体に向けて収録する場合、被写体が動かないシチュエーションで声の収録がいいです。マイクの後ろもある程度収音してくれます。

またステレオで収録できるので、広がりがある音源の近くや、臨場感のある音を録音するのに威力を発揮しますね!こちらもおすすめのマイクです。

#Shure VP83F

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Shure VP83Fはモノラル、鋭指向性型(超指向性)のコンデンサーマイクです。単3電池2本を入れることができ、最大10時間の連続使用が可能です。

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メモリーカードは32GBまでのmicroSDカードが使用することができ、単独で収録することができるマイクです。

マイクボディはスタンド部分から独自構造のアームで吊り上げられる格好で、裏面には操作用のジョイスティックと液晶画面が付いています。液晶画面で収音のレベルも見ることができます。

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使用感ですが、電池で電源供給できるのはいいですが、その分重くなるのが難点です。手持ちカメラの上にのせて使用すると、重たく感じるかもしれません。しかし、このマイクの特性は、なんと言っても単独で収音することができることです。

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三脚にVP83Fを付けて、音が発生しているところに向けて、単独で収録できます。

設定でゲイン(音源のボリューム増幅)を上下することで、1メモリごとにゲインを設定することができます。またローパスフィルターをONにすることで、低音ノイズをカットすることができます。

その他ヘッドフォンの音量も上げ下げできますし、ファイルリストがあるので、収録した音声を再生して聞くこともできます。またコントラストを変更したり、カメラアウトもできたり、細かい設定もできるので、収録場所に応じて設定することができるのでおすすめのマイクです!

#RODE VideoMic Pro+

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最後にRODE VideoMic Pro+のレビューです。付属品はLB-1 リチウムイオン充電池バッテリー、3.5mm TRS ケーブル、Micro USB ケーブルが付属しています。

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バッテリーは満充電で100時間以上も持ちます!すごすぎる。MicroUSBで充電することができます。少し重くなりますが、単3電池でも代用することができます。

2 段階のハイパスフィルターが搭載されています。低音ノイズをカットできるハイパスフィルターボタンが付いていて、ボタンを押すと75Hz、150Hzと低音ノイズをカットする2段階のハイパスフィルターが設定できます。

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音声収録方法はRODE特有のデュアルモノラルで収録できます。デュアルモノは同じモノラルの音源を左右の2チャンネルに録音することです。

機能が豊富なので1つずつ紹介します。

セーフティチャンネルは、右側の音源を10dB低く録音することができる機能です。音割れによるトラブルを防止につながります。電源ボタンと右下のボタンを同時押すと真ん中のボタンが点灯し設定できます。

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ゲイン設定では、通常の0dbと+20dBと-10dBの3 段階のゲインコントロールをすることができます。ゲインを設定することで、ノイズの大きい場所に移動した場合や、収録の音量を下げたい場合に効果的です。

高周波数域ブーストでは、高周波数域をブーストして音声の細部と明瞭さを強調することができます。設定方法はゲインとハイパスフィルターの2つのボタンを同時押しすると真ん中のボタンが点灯し設定できます。

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使用感ですが、ボディーが大きい割には約122gと軽いです。電池は重くなるのでMicroUSBで充電して使うことをおすすめします。

ハイパスフィルターは優秀で、低音ノイズをかっちりカットしてくれます。野外で声を強調して収音するときには150hzに、周りの環境音もあっても臨場感がでていいと思う方は75hzで設定してもいいと思います。

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ゲインの設定は、+20dbですと、かなり音量が爆上げされますので、室内など静かな場所での収音に向いています。-10dbに設定する場合は、ノイズの大きい場所での収音や収録のボリュームを下げて収音したい時に向いています。

結構ボリュームが上下するのでモニターをしながらゲイン設定することをおすすめします。ゲインは基本はノーマル状態で使った方がいいような気がしてます。

セーフティチャンネルは収音の際のピーク越え防止の設定なので、後で編集しない方や、そもそも気にしなくていい方は設定しなくていいです。

高周波数域ブーストは声の収音をする場合は入れておいた方が声がクリアに聞こえていいと思います。

それにしても、低ノイズでしっかり音声も収音できて、すばらしいマイクだと思いました!少し料金が高めですが買ってよかったです!海外youtuberが御用達されてる意味がわかりました。こちらもおすすめのマイクです!

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ということで、4本のマイクをレビューしていきました。

実際に収音してレビューしたものをYoutubeにアップしていますので、音声を実際に聞いてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

それではまたの機会に。

レビュー動画(Youtube)



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