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【T川台公園周辺】オオタカ、エナガ、コゲラ

6月4日(日) 晴れ 26/17度

2日から3日にかけて、日本の広い範囲で線状降水帯が発生し、大雨が降った。窓から見えるT川も、ここに越してきてから1番の増水だったように思う。幼い頃、9.12水害を体験しているので、茶色く濁った川を見ると不安になる。

取水堰の辺りは、水に浸かった後が残っていた。
流木や草、ゴミなどが、柵や杭などに引っかかって残っている。
昨日はどのくらいの水位だったのか分からなけど、
R1(令和元年)の台風の時の水位が、取水堰のかなり高い位置に白いペンキで書かれていた。ひどい時には、あんな所まで水に浸かるんだと、増水の恐ろしさを感じる。

いつも見ている中洲はすっかり水没していた。コチドリは卵を産んでいただろうか?
もしかしたら、雛がいたかもしれない。
川の流れは速そうだが、カワウやカルガモが、悠々と、浮かんでいた。
アオサギやコサギが魚を狙っている。

大きい方の河原の端っこは、三角形に小さく水面に出ていた。
そこには、アオサギ、カワウが羽を休め、コチドリのつがいがちょこちょこ歩き回っている。

岸の周辺には、スズメやシジュウカラ、カワラヒワが、幼鳥を連れて飛び回っていた。

ヤマグワ とスズメの幼鳥
餌を与え終わった直後の、カワラヒワの親子

セッカが「ヒッヒッヒッヒ×2、チャッチャッチャッチャ」と周辺を飛び回っている。

そして、この辺りにいつもいる、カオグロガビチョウが「ヒョンヒョン !」と大きな声で鳴いていた。よく聞くと、ちょっと小さめの「ヒョンヒョン !」が聞こえてくる。対岸か、遠い場所にいる仲間と連絡を取り合っているような感じだった。

カオグロガビチョウ

オオヨシキリも大きな声で鳴いていたけど、うまく撮れず。

公園へ移動。
オオタカは、大きな巣を松の木の上に作っていた。
下から見ていると、オオタカは別の松の木から、松の枝をとって巣に持ち帰った。周辺にあるのではダメなのだろうか?ダメか。できるだけ巣が見えない方がいいもんなぁ。天敵はいるのだろうか?
羽の色があまり青っぽくないので、メスだろうか?
大きさはどうだろう?メスの方が大きいそうだが、比較対象がないのでよく分からない。(?ばかり😅)
そのうち、「キ、キ、キ、キ、」という鳴き声とともに、移動したので声のする方へ行くと、横に張り出した太い枝の上で、小鳥(多分ムクドリ)を食べている所だった。やはりメスだろう。オスが狩りで捕ってきた獲物を食べていた。雄の姿はもうなかった。ツミと同じ夫婦関係なんだな。
獲物は全て食べずに、巣の方へ持って行った。
もう卵は孵って、雛が巣の中にいるのだろうか?見えないから分からない。

オスがとってきた獲物を食べるメスのオオタカ

その後、紫陽花を見るために駅の方角へ行った。
川に沿うように長いこの公園は、端から端まで結構な距離がある。
雨の後だからか、紫陽花は生き生きと輝くような美しさだった。
8時ちょっと過ぎだったけど、もうたくさんの人が紫陽花を観賞したり、写真を撮ったりしていた。カメラマンが紫陽花の前でポーズするモデルの女性を撮影したり、造花の紫陽花を持った子供を写すママなどもいた。
自分も超望遠じゃない方のレンズを持ってくれば良かったなと後悔。
先週来た時、花が少なくなったか、今年は不作なのかしら?と思ったけど、あの時はまだ、半分くらいしか咲いてなかったのだ。
看板を見ると、アジサイ、セイヨウアジサイ、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、タマアジサイ、コアジサイ、ベニガクアジサイ などが植えてあるようだ。
この区のゆるキャラの、どでかい看板のようなものが置いてあった。このアジサイいいなぁと思って撮ろうとすると、看板が写ってしまったりして、ちょっと違和感というか、ここには不必要な感じがした。(笑)

梅の木の下に白いホタルブクロが咲いていた。
下を向いて咲いているところがしおらしい感じがして好き。
色も赤紫より白い方が好きだなぁ。

0604NJ

帰ろうと思って、カメラをしまって歩いていたら、シジュウカラと、エナガと、コゲラの混群がやってきた。慌ててもう一度カメラを出して撮る。
みんなそれぞれ子供を連れていた。

まぶたの黄色い成鳥のエナガ

コゲラの親鳥が餌を幼鳥に与えているところを初めて見た。
白いワームをくちばしに加えた親が、大きさ的にはそんなに変わらない幼鳥に与えていた。
その後、幼鳥は細い枝の先にとまって、つついている。ちゃんと自分で餌を捕れるようになっているのだ!
オオタカの雛にも小鳥たちの雛にも、たくさん餌を食べて、巣立って、自由に空を舞って欲しい。そしてまた繁殖して命をつないで欲しい。

嘴が黄色いコゲラの幼鳥

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