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【T川台公園周辺】コチドリ親子の観察と大きくなったオオタカの幼鳥

7月29日(土)晴れ 35.7/25.8度 4:30-7:15

堤防から、空の色に溶け込んだような富士山が見える。
朝からセミが鳴いている。
河原ではトンボを多く見かけるようになった。

中洲と岸の間の水路に、カルガモ親子。
岸辺で餌を探す子供たちを、少し離れた場所から見守っている。ように見える。いつまで一緒に行動するのだろう。

子ガモを見守る?親ガモ


陽がだんだん当たってきた中洲で、元気な様子のコチドリ親子。
時々親鳥のお腹の下に入って休憩している。

そのうちにお腹の下から出てきて、自由に歩き回るヒナ。
先週より力強く走り回ることができる。
心配になる程、親鳥から離れてこちらへ向かってくる。
さらに途中から親鳥は水路の方へ飛んでいってしまった。
「え?こんな無防備なヒナを置いて、一体何処へ?」

しばらくしたら、水に濡れた親鳥が戻ってきた。
水浴びをしてきたのかな。。。
卵を冷やすためにお腹を濡らすとどこかで読んだけど、ヒナを冷やしてやるということもするのだろうか?

足どりがしっかりしてきたコチドリのヒナ

7月30日(日)晴れ 36.6/25.7度 4:30-8:30

取水堰でカワウが休憩している。
コンクリートから規則的に出ている金属部分に一羽づつとまっている。
一段目に六羽ほど、二段目に二羽。
下流から飛んできた別のカワウが、一段目にとまりたそうにするが、すでに自分の場所を確保した他のカワウ たちが、「グアァァァ」「ゴルァァァ」のような、牧場で聞く家畜のような鳴き声で、横入りしようとするカワウを追い払っていた。二段目より一段目の方が人気があるのが面白かった。二段目はできるだけ左右の端っこに止まっていた。(フンがかかるから??)

サッカーのグラウンドには、ハクセキレイの幼鳥がたくさんいた。
ゴールの網の上を綱渡りのように歩いているものもいた。

朝日を浴びるコチドリ

今日も陽がだんだんと差してくる中洲にコチドリ親子。
親鳥はヒナにぴったり付き添ってはいない。
少し離れた場所にいて、時々「ピ、ピ、ピ」とか「ピゥ、ピゥ」と鳴き、危険か何かを伝えているようだ。
カメラのファインダーをのぞいて、ちょっとズームアウトして親鳥の周辺を探すと、ヒナが「だるまさんがころんだ」をしているかのようにちょっと動いては止まりを繰り返している。

「だ〜る〜ま〜さ〜ん〜が〜〜」
「ころんだ!」

もちろん私はヒナを襲うつもりはないのだけど、見失った時には親鳥の周辺を探す。だからずっと寄り添っているよりも、離れていた方が、ヒナが助かる確率が高いのではないかと思った。石の中に身を低くしたヒナを探すのは本当に難しい。
天敵が来たときに、よーいドンで、反対方向に走るのも、親鳥に注意を向けさせるためかも。

後ろの草むらで「ビャー、ビャー、ビャー、ビャー」と鳴く鳥。
振り返るとガビチョウがいた。いつも美しい鳴き声なのに、どうしたんだろう?この時期だし幼鳥だろうか?
しばらくして、コチドリ親子の方へ飛んでいったので、親鳥が警戒していた。ガビチョウは知らぬ顔で「ビャービャー」。

ガビチョウ

今日も陽が照りつける前に帰ろうとすると、公園からオオタカの鳴き声。
迷ったけど少しだけ見に行くことにした。
鳴き声のする方へ向かうと、桜の木の上にオオタカの幼鳥がいた。
大きな声で鳴いている。餌をねだっているのだろうか?以前巣を確認したときには他に三羽兄弟がいたけど、みんな巣立ったのかな?(一羽だけ孵るのが遅かったのか、白い雪だるまみたいだったのが気になる)
しばらくして、松の木に移動したので、私もそちらへ走った。

桜の枝にオオタカ幼鳥

コチドリは、あんなに小さくても自分で餌を食べているのに、オオタカは巣立ち後も親鳥に餌を貰うとは面白いなぁ。見た目が立派だから余計に面白く感じるんだろうな。

松の木へ移動した

夏といえば花火大会。ずっと大会が中止になっていたけれど、今年はどこも通常通り開催するみたい。野鳥を観察する前(たったの数年前)は、コチドリ親子のことなんて全く知らなかったので、河原で花火を見るのも好きだった。あの光や爆音が鳥たちの営巣にどういった影響があるのか気になる。
たった一夜のことだし、昔からやっていたことだから影響はないのかも。
それよりも、かわいいコチドリのヒナの写真をネットに公開して、私も見に行こうって人が増えることの方が問題なのかも。う〜む。

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