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#36 説明会報告⑤ 条例違反の疑い 明和地所 2/2

 3回目の説明会のとき明和地所の担当者に質問をした。「住民の多くが反対していることを認識しているか」担当者は「(筆者の)ブログも読んでいる。知っている」と答えた。「知っているかと聞いているのではない。認識しているかと聞いているのだ」と質問を重ねた。認識とは物事を十分理解し、その意義を知ることをいう。明和地所の担当者は「認識している」と答えた。

 更に質問をした。「海老名市住みよいまちづくり条例では、<まちづくりは、市、市民及び事業者が主体となり、自らの責任と相互の理解と信頼の下に協働して行われなければならない>とあるが、住民との間に相互理解と信頼関係を築くことができたと思っているか」  
 明和地所「築けていないのであれば十分説明するよう今後努力する」
 筆者「いや、3回の説明会の結果、現時点で、築けていると思うかどうか
    と聞いている」
 明和地所「築けていないようであれば、今後、築けるよう努力する」
 筆者「現時点で、どう判断しているのかを知りたい。築けていると思って
    いるのか、築けていないと思っているのか」
 重ねて質問をしたが、明和地所の担当者は同じ回答を繰り返すだけだった。説明会の残り時間も少なくなり、他に発言希望者もおられたので、これ以上引き伸ばすことはしなかった。

 3回にわたる説明会が開催されたわけだが、その結果、業者と市民の間に相互理解と信頼関係が生まれるどころか、疑義と不信感が生まれ、それが大きくなったと言える。この状態で建設計画を進めることは、海老名市住みよいまちづくり条例の下では不可能であることを強調しておきたい。
                            (22.10.13)


 

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