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明和地所の対応について、経緯を復習しておく。

2022年12月5日
海老名市長が明和地所を訪問
 周辺住民等から市へ事業者に対する指導又は助言を求める申出書が10月24日付で提出された事を受け、海老名市住みよいまちづくり条例に基づき都市計画審議会で意見聴取を行った。
 この意見を踏まえ、海老名市長は明和地所を訪問し、任意の説明会を周辺住民等と調整し、開催するよう努めることを文書で要請。
 要請内容に対する明和地所の回答は「意見として承る」。

2023年2月20日
海老名市長が明和地所を訪問
 当該計画について、出来るだけ住民の理解と納得を得るよう要請。
 要請内容に対する明和地所の回答は「意見として承る」。

2023年5月18日
 明和地所が海老名市長を訪問し、「計画変更をする。変更内容は協議していく」と伝える。

2023年5月26日
海老名市長定例記者会見

2023年5月27日
新聞報道

 明和地所の動きが表に出たものは上記の5件のみだ。

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疑問点① 
 海老名市長は明和地所に計画変更の要請はしていない。当該計画について説明会を開催し、住民の理解と納得を得るよう要請している。にも関わらず
明和地所は計画を大幅変更するという。大幅変更に至った理由が分からない。

疑問点②
 計画の変更内容が未定の段階で、計画を大幅変更すると表明できるものなのか。通常、それは考えられない。

疑問点③
 新聞報道では「検討は総合的判断で、決まれば改めて住民説明会を開きたい」と明和地所は回答したとある。新聞報道から2ヶ月が経つが、説明会の話は出ていない。2ヶ月経っても未だ検討結果が出ていないということだろう。ならば、なぜ2ヶ月前のあのタイミングで、大幅変更をすることを表明したのか。

 疑問点だらけだ。

 海老名市長選挙が秋にある。明和地所による相模国分寺跡隣接地高層マンション建設計画問題は、選挙の争点の一つになろうとしていた。しかし、5
月27日の新聞報道以降、この争点はぼやけてしまった。実際、立候補した氏家氏は、以前は「相模国分寺跡の景観を守る」という立場で宣伝活動をしていたが、最近はその話を聞かない。
 しかし、相模国分寺跡隣接地高層マンション計画問題は市長選挙・市議会議員選挙の争点の一つになるだろう。政治家として、それぞれの議員がこの問題に関してどのような言動をしてきたかを海老名市民は知っている。

(23.7.20)

 


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