猫の多頭飼育崩壊問題~その1
最近、巷を賑わせているワードですが
最初は「悪意が無い」というのが厄介なところ。
しかし、そのしわ寄せは必ずどこかに負担になっているハズですが
やはり当事者には分かりにくいかも・・・しかし徐々に破綻が現れてきます。
善意で保護をして、可哀相に・・・と思う対象が増えてきて(いろいろと気になるので)、そしてまた保護し、不妊手術をするお金をどうしようと思っているうちに、あっという間に妊娠・出産し、また増える。
子猫を育てるというのは大変だけど、やりがいもあるし
飼ってくれる人に渡せば、また感謝されるし・・・という幸せなループ。
この保護した母猫は臨月でした。なんとか無事に出産しましたが、1頭は脳に障がいがあり譲渡できませんでした。
しかし、世話には時間や手間がかかるし、なにより餌代、トイレ代、病院の治療費などがかかってくる。そのどこかを見て見ぬふりしていると、あっという間に破綻の綻びが出てくる(この時点で「善意」は消失していると思う)
その後は、坂を転げ落ちるように・・・誰かからの通報が無ければ、どんなことになっていたでしょうか??
脳障がいのため譲渡できずに、そのままうちの猫に・・・
同腹の子たちと同様に長生きできませんでした。享年7歳。
多頭飼育崩壊になっても、どうしても最初から飼育していた猫を手放すことはできず、結局、そこが一番揉めるところです。しかし、その人には猫を飼わせるわけにはいかないので(法律的な拘束はないのですが)、結果的には取り上げることになってしまいます。そして所有を放棄する署名にサインしてもらって、一件落着・・・・とは行きません。
ここから第2ステージ。
行き場の無い猫たちは、譲渡会をおこなったり、SNSで新たな飼い主を探したりするのですが、病気や障がいを持っていることも多く、なかなか難しい。なので、結局は動物保護団体のお世話になるのですが、そこもすでにパンク状態。運営の方々は苦労して寄付を集め、グッズを販売し、餌代や手術代を工面しているのです。
人に慣れていない猫も多いため、譲渡可能になるまでには長期間を要し、しかも、飼い主希望と名乗り出てきた人の身辺調査(?)も必要です。残念ながら、善意を装う悪人も少なからずいるし、また返されたり、捨てられるケースもありますので。
あー、この話は長くなりそうなので、今日はここまで
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