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厳選された日本の高配当株にまとめて分散投資するアクティブ運用のETF

こんにちは!さんぺーです。
2本目の記事となる今回は、具体的なETFについて見ていきたいと思います。
初のETF紹介となる今回、みなさんとシェアしたいETFは、銘柄コード”2085” の、

MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信

です!
(長いので、以下、「MAXIS日本高配当ETF」と呼ばせていただきます)

ここ最近は、東京証券取引所の要請や新NISA始動で、PBRの低い銘柄や高配当銘柄に注目が集まってますよね。
なので、今回はこのETFにしました。

「アクティブETF」?

まず、「アクティブETFって何?」ということなんですが、

これまでのETFは、”何らかの指数”に連動する「指数連動型」が主流だったようです。
「何らかの指数」とは、前回お伝えした、TOPIXやナスダックなどなどですね。

アクティブETFとは、そういった、
・特定の「指数」に連動させない
もしくは、
・特定の指標を上回ることを目標とした
ETFなんです。

それは、そのETFの運用者が、自ら設定した選別ルールや独自の調査結果などに基づいて組入れ銘柄を選定しているんです。

ということは、単に指数に連動するよう銘柄を組み入れればいい「指数連動型」のETFより、「アクティブ型」の方が手間がかかってますよね。

そうなんです。
指数連動型よりアクティブ型の方が、管理費用が少し高くなっています。
とはいえ、たくさんの企業業績を分析して厳選してくれている、と考えれば「それでも安い」と思えるかもしれません。

ということで、このETFの特徴をまとめてみます。

MAXIS日本高配当ETFの特徴

● 原則、国内上場の大型・中型株から、配当動向信用リスクを勘案しつつ、予想配当利回りの上位銘柄を選定
中長期的な値上がり益配当収益の確保をめざす
※配当利回りの高い企業は強い収益基盤を持ち、将来の収益獲得が期待できるため
● 銘柄ごとの組入比率は流動性を勘案して決定
● 組入れ銘柄は30銘柄以上が基本
※株式市場全体の流動性低下や組入銘柄の売却時等には、30銘柄を下回ることはある

MAXIS 高配当日本株アクティブ上場投信 交付目論見書から抜粋し要約

東京証券取引所に上場している企業数は、約4000社です。
その中から30銘柄に絞る、ってすごくないですか?

投資格言で、「タマゴを1つのカゴに盛るな」というものがあります。
タマゴをひとつのカゴに盛り、そのカゴを落としてしまった場合、ほとんどのタマゴはダメになってしまいます。
ですが、たくさんのカゴに盛っておけば、1つカゴを落としても、無事なタマゴはたくさん残る。

https://www.ac-illust.com/


つまり、投資は分散したほうが安全ですよ、という意味なんです。

けど、分散しようったって、どんなカゴがいいのか、よくわからない、しかもそのカゴの種類は4000もある。
となると、迷ってしまいますよね。

そんな時に、あらかじめ厳選して詰め込んでくれているETFがあると便利ですよね。

では、このETFの運用会社や管理費用など詳細を見ていきましょう。

概要・詳細データ

●運用会社:三菱UFJアセットマネジメント
「三菱UFJ」というだけで安心感を覚えるのは私だけでしょうか?笑

●上場日:2023年9月7日
上場からそう経過していないので、今後も資金の流入が継続するのか、最近の相場を見ていると、楽しみになってきます。
当初元本は1口あたり500円とされています。

●売買単位:10口から
2024年1月12日終値で1口 535.6円の値がついています。
10口ですと5000円程度から投資できるのも、手軽でいいですよね。

●純資産総額:約55.7億円
すべてのETFを調べたわけではありませんが、メジャーな指数連動型ETFなどに比べれば額は少ないものの、最近誕生したテーマ型やアクティブ型ETFのなかではそこそこの規模ではないでしょうか。(ふわっとしててすみません)
※純資産総額は、多いから良い、と絶対的に言えるものでもないようで、運用会社や運用目的に合っていれば、それでいいようです。

管理費(信託報酬):税込みで0.4125%以内、と記載があります
やはり、個別チョイス型の投資信託に比べれば安いと思います。1%を超えるものもありますので。
これが上場した投資信託の強みですよね。

分配金年4回(1・4・7・10月の10日)
分配金額は、”経費等を差し引いた配当等の全額”を原則とするようです。
年4回も貰えるなんて、ワクワクしますね^^
あまりに少ない場合は「なし」もあるようですが。。

上場以降は一度、1/10に分配金のお知らせが発出されており、1口あたり5.4円の分配だそうです。
年間を通すと何パーセントの利回りになるか、楽しみにですね。

「MAXIS日本高配当ETF」の概要をざっくり掴んだところで、
このETFには、どんな銘柄が選んであるのでしょう?

組入れ銘柄

MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信 | ETFならMAXIS(マクシス) (mukam.jp)
☝サイトから銘柄情報は入手できますが、30銘柄なので全銘柄を載せておきます。(組入れ比率順に掲載)2024/1/12基準日

①9104 商船三井 5.65%
②2768 双日 5.17%
③5406 神戸製鋼所 5.16%
④9434 ソフトバンク 5.07%
⑤8473 SBIホールディングス 5.04%
⑥8725 MS&ADインシュアランスグループホール 4.97%
⑦8309 三井住友トラスト・ホールディングス 4.96%
⑧4502 武田薬品工業 4.90%
⑨5411 JFEホールディングス 4.90%
⑩7202 いすゞ自動車 4.90%
⑪2914 日本たばこ産業 4.76%
⑫5401 日本製鉄 4.56%
⑬5938 LIXIL 4.29%
⑭5334 日本特殊陶業 3.89%
⑮6417 SANKYO 3.53%
⑯8304 あおぞら銀行 3.49%
⑰5021 コスモエネルギーホールディングス 2.80%
⑱8252 丸井グループ 2.60%
⑲4042 東ソー 2.41%
⑳8253 クレディセゾン 1.98%
㉑1808 長谷工コーポレーション 1.82%
㉒7956 ピジョン 1.60%
㉓4208 UBE 1.53%
㉔9076 セイノーホールディングス 1.38%
㉕1820 西松建設 1.30%
㉖8570 イオンフィナンシャルサービス 1.06%
㉗8595 ジャフコグループ  1.06%
㉘4544 H.U.グループホールディングス  0.81%
㉙7313 テイ・エステック  0.60%
㉚4521 科研製薬  0.48%


https://www.ac-illust.com/

こうしてみてみると、ディフェンシブセクターを中心に、程よく分散されてるな~、と感じます。(ぜんぶ知ってたわけではありませんがww)
それとともに、セクター分散もしっかりしてある印象。

きっと、分析を重ねリスクを検討し、それを何度も繰り返し、高配当とセクター分散を考慮し、悩みに悩んで選んだ銘柄たちなのだと思います。
運用者のみなさん、ありがとうございます!

この銘柄たちには30銘柄に選ばれるに値する魅力があり、「その魅力の源泉は何だろう?」と考えながら銘柄の特徴などを調べると、個別株投資にも活かせるのではないかと思います。

さいごに

さて、長々と書いてきましたが、ここまで熟読してくださってアナタ!
おつかれさまでした。そして、ありがとうございました!
いかがでしたか?

私も新NISAで、先日このETFを少しではありますが買ってみました。
ETFであり価格が上下するので、投資タイミングを見計らう、ということも楽しむことができそうですね。
下落したら鬼買い!してみたいですけどね。笑

ちなみに、なぜインデックス型や、もっと分散の効いた組入れ数の多い(120銘柄とか)ものを選ばなかったのか。

それは、組入れ銘柄数が多いと、価格の値動きはマイルドになって、下落に強くはなるのでしょうが、上値も伸びにくくなるのではないか、と考えました。

一方このETFは、30銘柄と分散を図りつつもプロの目で厳選している、ということで、高配当に加え、価格の上昇期待もできるのではないか、という欲張りな私がいたからです。。笑

ポートフォリオのコアには、安定のオルカンやS&Pなどのインデックス型を据え、ゆとりのある資金でこういった「俺はこの分野が伸びると思う!!」的なところに投資してみるのも、相場を楽しみつつ学習し、自分自身を研鑽していくことにつながるのではないでしょうか。

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(1回目の投稿で3つ ついただけですごく嬉しくなりました^^)
また、ご意見・ご感想・はたまた「それは違うよ」など、今後の執筆の助けになりますので、気が向いた方はぜひお寄せください。

それでは、また次回もETFについて書いていきます!
次回は、あの、、半導、、、
おっと、次回予告チラ見せはこのくらいにしておきますw


最後の最後までお読みくださり、ありがとうございました!


追記
日本の高配当系のETFで、「これもいいな~」ってやつの記事も書きましたので、こちらもぜひご覧ください^^☟

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