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日本の文化であるゲーム&アニメ株に一括分散投資できるETF

こんにちは!さんぺーです。
今回は「そんなとこに焦点を当てたETFがあったんだ!」的なやつ、紹介します。
その名も、

グローバルX ゲーム&アニメ-日本株式 ETF (2640)

なんだか、ETF名だけでわくわく感ありませんか?

ゲームやアニメはもはや日本の文化となってますよね。
かくいう僕も、小学生のころ、ファミコン買ってもらって、スーパーマリオブラザーズ、やり込みました。笑
そしてスーパーファミコンにセガサターン、PCエンジン、メガドライブ、そしてプレイステーションの登場、、、
と、技術の進展に伴って進化を遂げてきたゲーム業界。

アニメは幼いころ、北斗の拳や聖闘士星矢、アラレちゃんにドラゴンボールなどなどよく見ていて、ジャンプやマガジン、サンデーなどなど、のマンガに関しては小中高校時代、そして社会人になっても20代半ばまではめっちゃ読んでました。
いまでは仕事に子育てに、投資の勉強に、、とマンガやアニメを見るゆとりはほぼなくなってしまいましたね。

「ゲーム、アニメは日本の文化」と言いましたが、事実、憧れていたマンガの主人公たち、それに、ゲームから、正義感や倫理観、人としての生き様やユーモアなど、僕の人格形成に大なり小なり影響を与え、育ててもらったなぁ、なんて感じていて、やはり「文化」だと思います。

思い出したら、懐かしさのあまり前置きが長くなってしまいましたが、
このETFは、そんな日本の大衆文化を創り出している企業のうち、厳選された20社に一括投資できるETFなんです!

ということで、どんなETFなのか、みていきましょう。

特徴

ファンドの特色としては、

ゲーム・アニメーション産業関連の国内上場企業で構成される「Solactive Japan Games & Animation Index(配当込み)」に連動

JPXパンフレットより

ということで、”指数連動型”と言えます。
しかし、のちほど見ていきますが、内容はほぼアクティブ運用と考えていいと思います。

”Solactive”はドイツの指数提供会社で、高度なIT技術を使い、透明性の高い指数を数多く算出しており、350以上のETFにその指数が採用されているような会社だそうで、なんだかすごそうです。

銘柄選定プロセス

時価総額300億以上の国内上場企業(流動性も考慮)
② キーワードスクリーニングで関連度をスコア化し、スコアが高い銘柄を抽出(ゲーム開発、eスポーツ、ハードウェア開発&販売、漫画、アニメーション制作etc…)
③ 関連度が高い銘柄上位20銘柄を選定

・時価総額ウエイトで構成
・1銘柄10%が上限
・年に2回、3月と9月に銘柄入替・リバランス

global X 月次レポート要約

選定の基準が明確に示されています。
「純粋なゲーム&アニメ株を集めてやる!」感が伝わってきますね。笑

組入銘柄

比率の高い順に載せます。データは2024/1/31現在です。(%は小数点第3位四捨五入)

7974 任天堂 12.72%
6758 ソニーグループ 11.15%
9766 コナミグループ 10.33%
7832 バンダイナムコHLDGS 9.12%
9697 カプコン 8.64%
3659 ネクソン 7.65%
4816 東映アニメーション 7.39%
9684 スクウェア・エニックス・HD 6.24%
3635 コーエーテクモHD 5.45%
4751 サイバーエージェント 4.25%
9404 日本テレビHLDS 4.01%
9468 KADOKAWA 3.93%
3765 ガンホー・オンライン・エンターテイメント 1.92%
2121 MIXI 1.76%
2432 ディー・エヌ・エー 1.61%
2767 円谷フィールズホールディングス 1.12%
3632 グリー 0.93%
6875 メガチップス 0.9%
4343 イオンファンタジー 0.44%
7803 ブシロード 0.3%

こうして眺めると、TVゲームのハード&ソフトを扱う会社がかなりの割合を占めていますね。

このETFは、ゲーム・アニメ分野への分散投資にはなりますが、”セクター分散”には向かない、ということに注意が必要です。

詳細データ

管理費(信託報酬):税込み0.649%
アクティブ「的」運用だからなのか、Solactive社への指数利用料があるからなのか、ETFにしてはやや高めでしょうか。

●上場日:2021年6月23日

●純資産総額:約7.51億円(2024/1/31現在で)
設定当初からあまり変化がないので、「すごく買われている」という状況ではなさそうです。

●売買単位:1口から
2024年2月22日の終値で1口3010 円の値がついています。
好調な組入銘柄の躍進で、ETFの価格も堅調に推移しています。

分配金年2回(6月24日と12月24日)
直近2回の分配金は1口あたり、23年12月が4円、同年6月は23円だったようで、現在の価格で計算すると、年利回りおよそ0.9%

●繰上償還
目論見書を見ると、繰上償還の条件に「受益権の口数が2万口を下ることとなった場合」とありますが、23年12月期の決算短信を見ると、28.6万口発行されてますので、繰上償還の心配は今のところありません。

まとめ

分配金の利回りはそれほど高くなく、分配金目当て、というより、組入銘柄の値上がりに期待して投資するスタンスになると思います。

3月末にはリバランス・銘柄入替があり、組入比率が10%を超えている銘柄は相応の売りが想定されますので、個別株投資をされている方は注意が必要かもしれません。
資産総額から考えると、そう大きい影響を与えることはないと思いますが。

「日本のゲーム界やアニメ界を応援したい!」という方や、「日本のゲームやアニメ文化はますます成長する!」と思っている方にとってはうってつけのETFかもしれません。
何せ、1口3000円程度で購入でき、それが組入れの20銘柄に投資されるわけですからね。

また、組入銘柄をチェックして、個別株投資へのきっかけとするのもいいかもしれませんね。

ということで、いかがでしたか?
ETFは個別株の集合体であり、世界同時株安など、世界経済が打撃を受けるようなことが起きるとあらゆる株が値下がりする、というような状況も起こり得ます。
しかし、そのようなことがいつ起きるのかは誰にもわかりませんし、それが起きたときに、今の株価水準を下回るのかもわかりません。

ですので、決まり文句ではありますが、購入のご判断は自己責任!とはなりますが、ご自身の人生設計に合った投資で、資産を運用・形成していきましょう!

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また次回!

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