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デジLIG「リーダーズ講座」①

はじめまして!さのと申します。
私は2022年6月〜2023年2月までデジタルハリウッドbyLIG(以下、デジLIG)でWebデザインを学び、現在は学習と制作、転職活動に取り組むOLです。

初めてのnote、今回のテーマは先日(からだいぶ日が空いてしまいました…)聴講した デジLIG主催、第一回リーダーズ講座についてです。

リーダーズ講座とは

デジLIG が主催する、Webデザイン業界を牽引する名だたるトップクリエイターの方々を講師にお迎えしての特別講座。あまりにもありがたすぎます。

初回講座の講師はnanocolor代表取締役社長 川端康介さん。
今回川端さんが主軸としてお話くださったのは
ブランディングとマーケティング」。
講座内容はとにかく濃く情報量もたっぷりだったのですが、今回は特に印象深く心に響いたポイント3つを書き留めようと思います。

1. 「ありたい姿」と「あるべき姿」

企業視点の「ありたい姿」がブランディングで、顧客視点の「あるべき姿」がマーケティングと言い換えられるのだそう。

顧客や市場に選ばれることがブランディングのスタートであり、そのために消費者に対して自社ブランドを選択しやすいと認識させることが必要。そのためには圧倒的な顧客理解が必要であり、この視点を無視した「ブランドの想い」(ありたい姿)や意匠だけを表現しても選ばれることはないとのこと。

私自身、ブランディングは意匠の表現からスタートするものと思い込んでいたために、目から鱗でありました…。

ブランディングは、デザインされたツールの世界観やロゴによって生まれるものではなく、市場が求める在るべき姿を売り手視点からもしっかりと認識し、ニーズに対して応えるために最適化し続けることで、選ばれるブランドに成長するのだそうです。

買い手が選びたくなる、顧客視点の戦略「マーケテイング」が「ブランディング」に必須なのだと学びました。

2. 顧客視点が他社との差別化に繋がる

「競合と差別化を図る」とは、競合(のことしか見ていない)視点であり顧客視点ではないとのこと。
これはどういうことなのか。

例えば、顧客はあるパン屋に対して「あのパン屋とは違うこんなパン屋があったらいいのに」とは考えない。すなわち、顧客は差別化を求めているわけではない、ということ。確かにそうです。

けど、「あのパン屋、美味しいけどこの点は嫌だ」。こういった顧客心理は想像できます。例えば、「あのパン屋、美味しいけどレジが1つだけで会計の待ち時間が長いのが嫌だ」、などです。このような、顧客が潜在的に抱えている不満を解消できるパン屋。「味は美味しく、且つレジが3つあり会計がスピーディなパン屋」。そこにこそニーズがあり、POD(独自性)が生まれる。

他社との差異を見つけるのではなく、顧客が潜在的に抱えている不満、ニーズを起点に考え、顧客にとって良いことを提供することが独自性となり、結果的に他社との差別化を図れることなる。

競合ではなく「顧客を見る」こと。これに尽きるのですね。

3. 「答えを聞く」ではなく、「情報を集める」ヒアリング

Webデザイン制作に取り組んだ自身を振り返り、特に緊張が走ったのがこちらの内容。

ヒアリングでは多くの場合、クライアントに「答え」を聞きがちなのだそうです。例えば、「御社の強みは何ですか」、「御社のターゲットは誰ですか」…、などの質問挙げられます。

が、クライアントが持っている「答え」が間違っているから事業課題が発生しているわけです。その「答え」に問題がある可能性が非常に高いのです。
よって、「答えを聞く」のではなく、「情報を集める」ヒアリングを行い、客観的な視点で答えを導き出すのが望ましいのだと。

クライアントがどうしたいかも大切ですが、実際今どのような状況で、どんな施策を行い、その結果どうなったのか。定量的な数字や事実を集め現状の策が適切かを精査し、間違っているなら軌道修正するための最適提案をする。そのために必要なのが「情報を集める」ヒアリングである、ということでした。

おわりに

私にとって関心が高いと同時に敷居の高いイメージもあった「ブランディング」、「マーケティング」というテーマでしたが、専門用語は易しい言葉に変換し、そして具体例を交えながら聞き手が受け取りやすいようお話くださった本講座そのものも、聞き手(顧客)視点となっており、隅々まで学びがあったと感じています。

卒業生にまでこのような貴重な機会を与えていただき、ありがたさしかありません…。#デジLIGに深く感謝申しあげます。
次回の講座も楽しみにしております!


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