2020年1月1日 App Store売上げランキング
新年あけましておめでとうございます。
年末年始、様々なスマホゲームのTVCMがオンエアされています。
果たしてTVCM実施タイトルの売上げはどうなのか?
2020年初日のApp Store セールスランキングを見てみたいと思います。
(引用:APPLION http://applion.jp/android/rank/jp/6014/gross/?start=25 )
第1位 モンスターストライク
『モンスト』は安田大サーカスのクロちゃんを起用したTVCM「モンストプリズン」シリーズが2019年話題となりました。このシリーズ、7月14日よりオンエアされています。
『モンスト』といえば3周年の「モンストやるなよ」が印象が強く、このCMを皮切りに「モンスト6周年カウントダウン」キャンペーンが始まったということもあり、当初は”あ、いつもの周年イベントね”という印象でした。
しかし6周年後もシリーズは続き、年末は、クロちゃんの有罪/無罪を予想する「モンストジャッジメント」を開催。
12月31日にオンエアされた 年越しLIVE番組 は、クロちゃんの5つの疑惑に対する有罪/無罪を明らかにし180万回試聴(Youtube)と相変わらずの勢い。
これで終わりかと思いきや、お正月もこのシリーズのTVCMを継続し、新キャラ”ビナー”と”エクスカリバー”を訴求。
いったいこのシリーズはどのような終焉を迎えるのか。そして7周年はどうするのか。
過去シリーズが強いだけに、クリエイティブやメッセージでのサプライズが難しくなってきている『モンスト』のキャンペーンですが、こういう形で”気になる””サプライズ”を作り続ける手腕はさすがです。
第2位 Fate/Grand Order
2015年7月Android版、8月iOS版リリース後ずっと人気のゲーム。
『Fate/Grand Order』「2020年お正月キャンペーン」を開催していますが周年と年始にしか登場しない「福袋ガチャ」が売上げをけん引し2位。
プロモーションとしては、12月31日に劇場版やTVアニメなど各『Fate』シリーズ合同による「Fate Project 大晦日TVスペシャル2019」をTOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ、ニコニコ生放送、Abema TVで放送。
TVCMもオンエアしていますね!
コミケのブースも毎回すごいですし、劇場版、アニメ、グッズ、ゲーム
すべての熱量が高く商業的にも成功する『Fate』シリーズ。強い。
第3位 LINE
今年も恒例の「LINEのお年玉」キャンペーンが1月1により始まりました。
対象となる「お年玉付き年賀スタンプ」は過去最多837種類発売されたとか。過去のお年玉スタンプはLINEポイントが当たるくじがついていましたが、今回はの特典はちょっとおとなしめのような?
◆開催期間:2020年1月1日~1月3日
◆特典内容
スタンプを2個集める:マクドナルド・ガストで使えるLINEクーポン(全員)
スタンプを5個集める:LINEポイント100ポイント(先着200万人)
そして、2018年は木村拓哉さん、2019年は滝沢秀明さんを起用してきたTVCMも今年は展開していません。それでもSales3位。さすが『LINE』。
第4位 LINE:ディズニー ツムツム
『LINE:ディズニー ツムツム』がセールスランキングでここまで上位に入ることは久しぶりな気がしますが、「ジェダイルーク」という強力ツムが再登場したことでランクイン。
以前からユーザーからの要望が非常に高かったことに加え、3年ぶり・1日限定の再登場ということも売上げを押し上げている要因かと思います。
その他
その他気になるところとしては、「今までのガチャ祭りは忘れろ」という印象的なメッセージと「ガチャピン」が目を引くCMを流しまくっている『グランブルーファンタジー』も9位にランクイン。
12月22日からオンエアされているので、売上げとしては2019年に分散された可能性は高い。
2020年1月1日 App Storeのセールスランキングは、
「黒い砂漠」「七つの大罪 光と闇の交戦」「ドラゴンクエストウォーク」「マリオカートツアー」などといった2019年の新作・人気作を抑え、固定客を持つ古参タイトルがランクインしています。任天堂のゲームがランクインしていないことも興味深い結果です。
昨年知人のソシャゲのマーケティング部長に「なぜあなたの会社のゲームは長年トップランカーでいられるのか」と聞いたところ、
「運だね。ソシャゲの初期の段階でユーザーを獲得でき、そこでコミュニティが形成できたことが大きい」との弁。
ソシャゲにはゴールがなく遊び続けることができる中、早い段階でユーザーを集めそのジャンルにおける1位となり、ユーザーに資産を形成させたゲームの強さ、そしてゲーム業界の市場の分散を感じさせるコメントでした。
今年も多数の新作が登場すると思いますが、2021年1月1日はどのようなランキングになるのか楽しみです。
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