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G1:機動戦士ガンダム。モビルスーツアンサンブル06弾。ガンキャノン。バリ。

※省データの為、なるべく敬語や丁寧語を使わずにお送りします。

🔴キャノン砲の部品のランナーのバリが凄い。(悪い意味で凄い)

↑バリ。

⭕️成形品のバリの原因。(2010年頃のMyメモより)
・材料の粘性が低い。(意外と見落としがち)
・型締力 (かたじめりょく) が足りない。型締力が足りないと、図1の様にパーティングラインの全周にバリが出る。

図1

(先のバリはパーティングライン全周でなかった。ということは、型締力が原因ではなさそう)
・金型の突合せ不良。この場合は次の図2の様な部分的なバリになることが多い。

図2

・金型やプラテン(取付盤)の平行が出ていない。
・金型の強度不足。
・数十万ショット成形し、金型のエッジが損耗してきた。(←今回はこれが主因と推測。ガンキャノン本体にはバリは出ていないので、ランナーにバリが出ていてもそのまま生産を続けたのだろう。カプセルトイは短期集中的な生産だろうし)

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〇Eピンの跡。

↑Eピンの跡


少し変わったEピン部の形状。もしかしたら、図3の様にガスベントを設けているのかも。

図3 (考え過ぎかも)

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公式の組立図はこちら↓

説明図が2コマだけだったことに驚く。
更に、公式の画像のキャノン砲が曲がっていることに驚く。(材質がPVCなので、軟らかいとはいえ)

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キャノン砲をランナーから切り離す。
愛用のニッパーはコチラ↓

↑愛用のニッパー。タミヤクラフトツール。先細薄刃ニッパー(ゲートカット用)

いろいろなニッパーを試したが、私はこれが好き。

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🟠バックパック。

↑バックパック。

バックパックはランナー無し。(ランナーからカットされた状態で梱包されていた)


↑バックパックにキャノン砲を取り付け。


●バックパックの穴の寸法は約2.76mm。

バックパックの穴。


●キャノン砲の軸は約3.04mm。

キャノン砲の軸。ここにもバリが。これもガスベント?

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●キャノン砲の方が大きいので、圧入になる。圧入は色々な問題を引き起こすので、私が設計する時は多用しない。

今回はどんな感じ?とおも、バックパックとキャノン砲の圧入について応力解析した。
結果は最大780MPa。←あり得ないレベル。穴にボスを入れると、穴の壁がパックリと裂けるレベル。
これは、私が使用した応力解析アプリのせいと思われる。私はANSYSの様な高級品は買えないので、2014年頃にvectorかどこかで入手した有償アプリを使っている。このアプリ、自動でメッシュを切るのだが、粗い。そして、残念ながらこのアプリ、メッシュの数を調整できない。メッシュが粗すぎて、780MPaという数値になったと思われる。

1,000文字を超え、スクロールが大変になってきたので、次回へ続きます。m(_ _)m


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