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37歳になりました。

こんにちは。
今日で37歳になりました。

2024年の目標を note に公開したのは、つい先日のことです。

誕生日が年始に近い私にとって、37歳の目標と2024年の目標はほぼイコールなんじゃないかと思いきや、「世間のみんなが同じ刻みで過ごす2024年」という1年間と、「私が37歳として過ごす1年間」は、同じ1年間のようで、何かが違う気がします。

そんなわけで、37歳の初日の今日も、ちょっと note をしたためてみることにしました。

実は過去いち大きな節目?

10歳、とか20歳、とかのわかりやすい数字になる年は、誰にとっても「節目の誕生日」感があると思います。

でも私にとっては、過去のどの誕生日よりも、36歳から37歳になった今が自分にとっていちばんの大きな「節目」感があります。

30歳の誕生日に、私は結婚式を挙げました。
これは間違いなく人生の大きな節目で、36→37がそれを超える節目というのはちょっと不思議な気もします。

結婚は、もちろん自分という個人にとっても大切なイベントなのですが、同時に「世間に対して、自分のある種の立場を確約する」という、社会的な意味合いも強いイベントだと思っています。

個人対個人だった旦那さんとの関係が、夫婦という社会的に確約された関係に変わったことで、得られた安心感な大きかったですし、卑俗な部分では、生活もかなり楽になりました。

30歳までの人生と、30歳で結婚してからの人生は、まったく違うステージという感じがします。

それでも、37歳を迎えた今の誕生日が、自分の中では大きな節目という感じがするのです。

子供の頃に想像できなかった年代に突入

子供の頃に思い描いていた「大人になったら」の大人って、なんとなく、20代〜30代半ばの自分のイメージだった気がします。
(今振り返ると、20代の自分は大して大人じゃなかったです。30代になってだんだん、「あ、私大人だ♪」と思える瞬間が増えてきた気がします)

また、子供の頃も今も、「おばあちゃんになったらこうしたい」みたいなふわんとした妄想を描くことがしばしばあります。

今迎えた37歳という年は、30代の半ばも過ぎて、40代が見えてくる年です。
子供の頃に思い描いていた(思い描くことのできた)「大人」よりも先に進んでいて、でもまだ「おばあちゃん」には早い。

つまり「40代〜50代の自分」の姿は、子供の頃に想像していた「大人」像からはすっぽり抜けていたけれども、本当の「大人」ってこの年代だよな、と今となっては思える、その年代の入り口に、今自分は立っているんだと感じています。

子供の頃の自分に伝えたいこと

子供の頃に思い描けていたかという意味では、「36歳の自分」の姿もちゃんと思い描いていたわけではなかったです。

ただ、ぼんやり想像していた「大人」の姿は、なんとなく20代〜30代半の自分っぽかった、というだけで。

でも、子供の頃にぼんやり想像していた(想像することのできた)「大人」よりも、今の自分はずっと豊かで(経済的にというよりは、人間としての中身という意味で)、かっこよくて、おもしろくて、多面的で充実した毎日を生きています。

それを子供の頃の自分に伝えたいようでもあり、「ま、わかんないよね、子供には」って気持ちもあります。笑

美容院で迎えた大きな節目

これまで年齢の話をしてきましたが、30代の途中で、年齢じゃなく、「あ、これは人生の大きな節目だな」と自覚した瞬間がありました。

結婚式の頃、つまり30歳の時点では、私は髪が長かったのですが、30代のどこかで(外資に転職する前なので、たぶん2018年か2019年頃)、ショート気味の今の髪型にしました。

ずっと悩んでいたくせ毛を生かしてパーマ風にして(会ったことのある方には驚かれますが、私はパーマは一切かけていなくて、完全な天然パーマです)、色も真っ黒から、金のメッシュを入れたアッシュ系の色に変えました。

その髪型は、最初から「こうしたい」とはっきり決めていたわけではなく、美容師さんと雑誌を見て相談しながら決めたのですが、ひとつだけ、

「かっこよくしたい」

ということだけははっきり伝えていました。

それまでの自分は、美容院に行っても、「くせ毛で量が多くて悩んでいるので、そういう髪質でもうまくまとまる髪型にしてください」とか、「ダサくもなく、目立ちすぎない感じにしてください」とか、そういう感じの注文しかできませんでした。

「これに悩んでいる」「これが嫌だ」「これは無理」ははっきりあるのに、「どうしたい」が言えない。

くせ毛で剛毛という髪質に生まれてしまった以上、それは仕方のないことだと思っていました。

でも、なぜか今の髪型に変えたあの日は、「かっこよくしたい」ということをはっきり美容師さんに言いました。

特段大きな決意を持って美容院に行ったわけではなく、「なんかイメチェンしたいな」くらいの気持ちだったのですが、「かっこよく」という言葉がなぜかぽんと口から出てきた感じで。

それを言いながら、「あ、これは私の人生の節目かもしれない」とぼんやり思いました。

余談

その日に担当してくれたのは、40代のベテランの美容師さんでした。

「かっこよく」と注文して、本当にかっこいい髪型にしてくれる技術や、カット中に話しかけ過ぎないベテランならではの距離感が好きで、今でも同じ美容室に通い続けています。

「同じ美容院にずっと通い続ける」ということができるようになったのも、大人のひとつの形だなとこっそり思っています。
(10代〜20代の、ホットペッパーの新規クーポンで美容院を渡り歩くスタイルを卒業)

かっこいい大人でありたい

それ以来、鏡やZoomに映る自分の姿を見るたびに、「かっこよくしてください」と言えたあの瞬間のことをちょっとだけ思い出します。

それがある種のセルフ・アファーメーションとして効いているのか、今は「かっこいい自分でありたい」という思いを、あの日よりもはっきりと自覚しています。

30代は、若さと成熟が混じり合う年代で、その年代の雰囲気そのものが、かっこよさをある程度ブーストしてくれる年代だと思っています。

40代、50代のかっこよさは、たぶんもうちょっと、自分の意思で作っていく必要がある。

「作っていく」といっても、「かっこいい自分」を演出するための外側を作り込むという意味じゃなく、かっこいい生き様が、かっこいい姿にも現れていくような。

37歳になった今日から迎える30代最後の3年間は、そういう意味での、芯からかっこいい40代〜50代として生きる土台を作る3年間にしたいです。

かっこいい大人であるために

そんなかっこいい40代〜50代のために、今年やっていきたいことです。

学び続ける

これは今年に限らず、ずっとやっていきたい。
40代以上になって、学びを続けられるか、止めてしまうかで、かっこよさは大きく変わる。
これは、新卒の頃に40代以上の社員たちを見ていて強く感じたこと。

イチローが素振りをするみたいに、ストイックに淡々と学びを続ける、という姿勢にも憧れる。
一方で、そういうストイックさで支えなくても、「これが知りたい✨」と思えるものが常にある人生っていいなと思う。

「これが知りたい✨」と思えるものとの出会いは、イチロー風の淡々とした学びの向こうにあったりもすると思うので、「知りたい✨」の心と淡々とした学びの行動をどっちも大事にしていきたい。

芸術に日々親しむ

「学び」というと、職業柄どうしてもITやビジネス関係の学びが多くなってしまう。

学びは「頭」が中心にどうしてもなってしまうけれど、芸術を通じて感情の奥深くに潜っていく時間ってとても大切だなと思う。

ピアノも続けていきたいし、コンサートやバレエ、オペラやミュージカルを鑑賞したり、美術館に行ったり、感性の幅を広げるようなことも意図的にやっていきたい。

休日に東京文化会館に行くときは、必ず美術館とセットで行くとか、そんなことをやってみようかな。

年に3回旅行に行く

モチベーションは芸術とほぼ同じだけど、旅はやっぱり私の人生に必要!
旅先で美しい景色を見て、おいしいもの、現地の空気に触れるという時間はやっぱり大切にしたい。

旅に行くのは意思の問題なので、年に3回は旅行に行くと決めて、行く。

見た目を整える

髪型の話を書きながら思ったのですが、見た目が自分自身に与えるセルフイメージの影響って大きいなと思います。

自分をかっこよく見せてくれる、着心地のいい、好きな服を着て、かっこよくて歩きやすい靴をはいて、肌の手入れとかもちゃんとやっていきたい。

あとは穴のあいた靴下とかをはかないこと。笑
(2023年は、年の半分くらいを穴あきの靴下で過ごしていた気がします 笑)
否定形の習慣化は難しいらしいので、肯定文に言い換えると、「靴下に穴があいたら、その靴下とはすぐにさよならして、新しい靴下を買う」。

ときにはかっこ悪く見えても、必要なこと・やりたいことをやる

かっこよくありたい、と目指す上での最大のリスクは、かっこいい自分でいたいあまり、今必要なかっこ悪い努力とか、かっこ悪いけど本当はやりたいことができなくなって、それがかえってかっこ悪いみたいなこと。

人からかっこ悪いと思われることを恐れずに、知らないことは知らないと認めて学び、必要なことはかっこ悪くてもやって、やりたいこともかっこつけずにやる。

それは常に心がけていたい。

まとめ

37歳最初のタスクとして、この note 記事を書きました。
自分は「書きながら考えを整理する」みたいなタイプではないと思っていたけど、今回は意外と、書いているうちに考えが整理できた感じがあって、37歳の頭から新鮮な発見ができてよかったです。

この長々しい記事に最後までお付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

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