1ヶ月記録 2023年3月


1、新しく始めた仕事に慣れ、落ち着いてきた
京都に住んでから初めて働いている職場に慣れて、少しずつ生活も安定してきた。京都に住んでから、京都の街へ働きにいくという行動自体に楽しさを感じられてもいる。ただ、朝は弱い。眠いもん。

2、京都で初めて友人が出来た。
きっかけは同じ職場、普段の言動や言葉の扱い方、同じ病気と戦いながら生きていること、SNSでの立ち振る舞いを一目見た時に、ああ、この人は絶対友人になるべきだ、と確信した。彼は、3月末で辞めてしまうと言っていたから、あまり良いとは思えないスピードで距離感を詰めて、連絡先を交換した。一緒に珈琲屋で長い時間話をした。友人が出来た、ということを久しぶりに出来た。また、彼と会う約束をしよう。

3、展示、舞台、歌舞伎を見た
京都・春秋座で猿之助と愉快な仲間たち「ナミダドロップス」の舞台を見たり、南座で「三月花形歌舞伎」を見たり、京都国立近代美術館の甲斐性楠音の見たり、芸術に触れた。表現が大衆に受け入れられるまで、どれだけ長い時間と労力をかけて生きてきたのだろう。見たことのなかったものを、知る度にいつも考えてしまう。

4、3月の思考
京都に住んでから、撮るという事が減っていた。もちろん生活を整える為に、新しく初めた仕事をこなしながら生きている。芸術に触れる機会は度々あるが、そこから自分にどう繋げられるのか、己の生き方にどう導けるかを考える度に頭が痛くなってしまっていた。
生活に依存する生活、何かを生み出すという行為自体が自分にとって、まだ甚だしいのではないかと考えるようにもなっていた。写真を撮る事、文字を書く事、SNSでその日の事を呟く事。その全てが自分にあてはまらなくなっているのも感じている。今まで自分が持ち合わせていなかったものを得るたびに、本来備わっていた自分の中の何かが落ちていく、それが一体なんだったのかを知る前に忘れてしまう。優しい人間になりたかった過去の自分から、よくある何者かになりたかったと願っていた自分、それから今京都で生きる自分。何かを心から楽しめなくなっている自分の埋め方がわからなくなっていた。

3月は、京都に住んでからの悩みが形となっていた。これからどうなってしまうの!?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?