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1ヶ月記録 2023年6月

6/1
生きてきて良かった。と思える瞬間はそうそうない。楽しいことなんていつか終わるし、幸せだと感じて余韻に浸っていたって、毒のような明日はくる。リボ払いのような、利息ばかりを永遠に払い続けて逃げ切ることができぬままズルズルのたうち回って息をしているような人間。嫌になるようなことばかりに向き合って、向き合って向き合って息をしていればいつか水面に上がれるだろうか。それも全て自分の行動が鍵となっている訳で、動かなければ何にもならない。

6/7
空に青。さんと久しぶりに会えた。京都駅のそばにあるカフェで小一時間話した後、京都駅の付近をぐるぐる歩いていた。
 高校生の時(空に青。さんは一個下の後輩)からの付き合いではあるが、より深く話す機会が増えたのは卒業してからである。
「写真を続けてこられたのは佐野さんのおかげです。」と、何度も伝えてくれたが、本当に僕なんかが影響を与えてしまって良いのだろうか、なんならとても申し訳ないと思う。
「影響を与える」というのは良い意味でも悪い意味でも通じてしまう、ある種魔法のような言葉ではあるが、彼女が僕によって良い人生を歩めているのであれば、僕自身も少し報われるし、そうであると願いたい。
空に青。さんのTwitterフォロワーは約95000人、に対して僕は約150人。ありとあらゆる影響力を考えれば、とんでもない人と話をしているのだと、責任感が後ろから襲ってきた。

空に青さん。影響を与えているのは君の方だよ。もし僕が君に、「10」値する影響を与えたのであれば、「100」を君は返してくれている。僕は「200」を返せることが出来る大きな人間になるよ。良い刺激を沢山貰えた、ありがとう、頑張るよ。

6/10
6/1に書いた日記に対してのアンサーではあるが、やっと「生きてきて良かった。」と思える瞬間がきた。今は詳しくここでは書けないことだが、いつかnoteで胸を張って書きたい。それぐらい僕にとって大きな出来事が起こった。早く皆んなに知らせたい。
19歳の時から続けてきた「カメラ」という存在。それだけ長い間やってきているのにまだここ?と感じてしまうけれど、費やした長い時間が報われるチャンスが、舞い降りてきた。チャンス、まだチャンスである。
生きている理由とか、カメラを続けている理由とか、その上に君臨していている夢みたいなこと。夢が叶う瞬間まで、足りない部分は補わなければいけない。まだ油断は出来ないよ、頑張れ、磨け、怠けるな。佐野。頑張れ。

6/15
短歌に興味を持ち始めてきた。好きな小説家や作家のことを調べていると、短歌や俳句を作っているという事を知った。それから、好きな人が短歌好きということもあって、短歌の世界に光を感じてさらにのめり込んだ。
五七五七七。31音からなる言葉の世界は知れば知るほど奥深く、簡単なように見えてそうでない、ただ型にはめただけでは良い短歌とは言えない。試行錯誤しながら短歌を作り、また良い短歌とは何か、を探している最中でもある。
 
歌人、穂村弘さん著の「短歌の友人」では、

「歌の良さの方を突き詰めると、最終的にそれはテンションとか詩魂とか心の燃え方とか愛の希求の絶対性と云った抽象的な次元にいってしまうように思われる。」

 

と書かれている。
ふむ、かなり難しい事を言っている…。ウ…。
前述した穂村弘さん著の「短歌の友人」、木下龍也さん著の「天才による凡人のための短歌教室」をまずは購入した。まずは短歌の形式や匂い、これまでに生まれてきた短歌に触れることから始めてみる。7月のまとめでは短歌を書けるように頑張っておこう。

6/24
空に青。さんから、コラボのお誘いを頂いた。それは、空に青。さんが撮った写真作品に「ことば」を授ける。というものだった。僕にそんな資格があるのか…と思ってしまったが、内心かなり喜びながら引き受けた。
(嬉しい)
これまで「ことば」という存在に対し、かなり向き合ってきた。考えた結果、今のめりこんでいる「短歌」で、勝負してみることに決めた。


空に青。 @Sorani___Ao

『今、君の目の奥に咲く春の陽に 揺れる私へ徒夢の風』

まだまだ未熟である。未来で今の歌を見返した時、もっとこうすれば良かったのに、と思えるぐらい成長していたい。あえてまだ不完全である「短歌」で試してみたのは、これから歌人としても生きていきたいという意思表示と、「写真」に「短歌」という作品自体がまだ未開の地でニッチな世界だと感じたからだ。(もしかしたら既出で世に沢山あるかもしれないけれど)
そして、まだ未熟であるからこそ、これからも空に青。さんとの作品に関わっていきたいという願いでもある。不完全だからこそ良い、始めたばかりだからこそ挑戦すべきだと感じたのである。それが良いか悪いかは今はまだわからない。でも後悔なく、満足して合作が出来た。

6月、大きく波があったがなんとか上手く生きられたような気がする。失敗は何度したっていい、落ち込むのも何度したっていいと思っている。その数だけ顔をあげてまた進めばいい。
大きなチャンスがあったり、新しい世界に足を踏み入れたり、6月はとても自分にとってかなり良い月だった気がする。7月も頑張れ!佐野!!


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