調べても調べても原因不明な女の不妊治療⑪再転院編

田舎から都会に引っ越し1年間、IVFというかICSIに挑戦しましたが、結果は伴いませんでした。しかし無駄だったわけではなく、この経験でわかった自分の身体のことを次の治療で活かせるはずと信じ、転院先を調べ出しました。

ちなみに次の病院に行くまで4ヵ月程、自然になんとなーくタイミング法で過ごしてみましたが、何事も起こりませんでした。よく聞く治療を諦めたり休んだりしてる時に妊娠したっていうあるある、あれだけ全く当てはまらないんだけど。。なんで?

転居先は地元の隣県だったので、家の近くの病院か、地元の病院に通うかで検討しました。地元の病院は通ったことはないけど、何人も友人が通っているし、実際看護婦の友人で働いている人もいるし、詳しい情報を得ることが出来ました。転居先の県に住んでいる友人の兄弟が体外受精で授かったと聞いていたので、その病院を聞いたところかなり遠く、家の近所の病院についても情報がなく、数も少ないため、地元の病院にしようと思いました。地元はここからアクセスもよく、実家もあるので、採卵時など通院回数が増える時はしばらく厄介になれば問題ありません。

じゃあ地元のどこにしよう?ということで各病院に通っている友人達に色々聞き出しました。一人は病院の料金や出来る治療など、比較表を作っていてとても参考になりました。また働いている友人からはかなり専門的な話も突っ込んで聞くことが出来ました。今回私は前の病院も踏まえ、実績がすごくて名が轟いている有名病院にしてやろうと思っていました。前はほぼ家の近所という理由で決めてしまったからです。先生も優しくいい病院でしたが、移植の際に時間が掛かってしまったということから、私のような子宮頸管がぐにゃぐにゃの人間でも一瞬で通してしまうような経験豊富の大先生がいるところがいいと思ったのです。

それで地元で一番大きくて有名な病院に決めました。友人で通っている人はいませんでしたが、実績を公表しているのはそこぐらいで、評判もよかったためです。値段の安さと安心感から大学病院とも最後まで悩みましたが、あまり自分のペースで治療を進められないとのことで、スピーディーに進めていきたい私には合わないと判断しました。

なぜか料金が安かった前の病院、今回は普通にめっちゃお金掛かる病院ですが、タイムイズマネー、金がないなら稼げばいい、年取ってから後悔するより!!という決意を胸に初診の予約を取りました。

人気のため、初診まで3ヵ月掛かるとの噂を聞いていましたが、電話すると平日なら意外にすぐ取れるとのことで、引っ越してすぐ行ってきました。初診は有名なあの院長先生でした。最初は院長先生って決まってるのかな?このあと転院してきた友人もそうだったらしい。まぁ院長先生にはこの後しばらく会えないのだが。。

院長先生は紹介状と私の話をよく聞いてくれ、特に前回空胞が多かったことを伝えると「それは非常に参考になる情報ですね」と言ってくれました。「お若いし、特に問題もない。誘発方法は考えましょう。」「頑張って妊娠しましょうね」と力強い仰りように、この人に着いていこうと思いました!あーこの病院にしてよかった~って思ってる間にあれよあれよと次月採卵することになり、自分と旦那のスクリーニング検査を焦って済ませ、どんどん流れに乗って進んでいくのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?