佐野ちゃん

留学生兼監督生。長文を書きたくなった時に使う。

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銃のない物語『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)感想【ネタバレ有り】

 『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2019)を見た。この映画を知ったきっかけはなんだったか、覚えていない。多分Twitterでおすすめしている人を見かけたとか、そんなもんだった気がする。個人的な話をすれば、私はジェンダー、特に性的加害を題材にした物語を普段は避けては通っている人間だ。フィクションに限らず、そうした事件を取り上げたニュースも苦手だし、テレビドラマでも痴漢についてのエピソードが出てきたらさりげなくチャンネルを回す。そんな人間だが、TOHOシネマズウェンズデイと

    • ルーク・ハントは”裏切り者”なのか

       突然だが、みなさまツイステッド・ワンダーランドというゲームを御存じだろうか。という質問は必要ないかもしれない。この文章を読んでいる時点で、多分あなたはツイステをプレイしているし、恐らくは1月25日に更新された5章後編2をお読みになっているだろうから。  前置きはさておき、本題に入ろう。私がこの文章を書こうと思ったのは単なる思考の整理と記録、そして僅かながら5章の結末にもやもやされているという方の助けになればという思いからだ。(そこにはもちろん私自身も含まれる)つまりは9割

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