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【WSOP】帰国前検査と陽性になった場合について

WSOPでラスベガスに行く皆さんこんにちは。
AV女優の三宮つばきです。

私はWSOP参加のためにラスベガスに行きましたが帰国前PCR検査で陽性が出ました。

その時に必要だった情報、知りたかった情報をまとめています。

ここに書いてある情報は全て私が個人的にまとめたものであり間違いが含まれている可能性があります。
この記事はWSOP2022の終了をもって更新を終了いたしました。すべての情報は2022年7月19日時点の情報です。

帰国前の検査場

陰性証明書は日本の様式が存在しています。
紙で提出する必要はありません(e−mailにPDFで十分)。
日本の様式でなくとも必要事項が記載されていれば大丈夫です。
万が一陽性が出た場合でも出来るだけ早く帰国できるように、帰国便出発の72時間前のなるべく早い段階で検査をする事をお勧めします。

https://www.mhlw.go.jp/content/000825143.pdf
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100177968.pdf

【UMC】

ラスベガスの大学病院が運営する検査所
WSOP会場から車で12分
日本様式の陰性証明書を出してくれる
スタッフが親切で一部日本語を少し話すスタッフがいるらしい
ハリーリード国際空港Terminal 12階A/B ゲート向かって左
(無料対応は6/27で終了)

express COVID-19 test(検査結果1〜2時間後:$200)
standard COVID-19 test(検査結果24〜36時間後$130)
のどちらかを選択後予約フォームに進めます。

どちらも帰国用の検査として有効です。

もし陽性が出てしまった場合は5~7日後に回復証明書を発行してくれるそうです。(陽性になった場合はUMCに問い合わせてみましょう)

【Worksite Labs】

WSOP会場から車で6分
日本様式の陰性証明書を出してくれる
オーリンズカジノ&ホテル(1階立体駐車場)
Standard Test 90$(24時間以内に結果がでるが午前中に受ければ午後にはメールが来るそうです)

【Nippon Clinic】

日本語で行う総合診療をモットーにした個人院
予約段階から日本語対応。もちろん受付も日本語
WSOP会場から車で14分

【IC Labs】

研究所直営で検査結果が約3時間で出る検査所
日本様式の陰性証明書を出してくれる
WSOP会場から車で10分

予約はヘンダーソンとラスベガスの2か所で取れます。場所を間違わないように注意。

【curative】

アメリカ40州でサービスを提供する検査所のスタートアップ企業
在米人が利用するような保険に加入していれば無料
旅行客などは99$で利用可能(海外保険未対応)
WSOP会場から車で10分

WSOP会場から最も近いと思われる検査所

帰国用に有効だったという報告が一件ありますが、こちらの検査所についての情報はほとんど収集できておりません。

日本様式の陰性証明書は発行されません。

curativeで帰国用の陰性証明を取得しようとしたと思われる方々の記録
Twitter https://twitter.com/MeileyV/status/1351824738859900928
ブログ https://hatchstudioinc.com/archives/50599

陽性になった場合

アメリカ合衆国では陽性者は5日間の自主隔離を求められます。

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もっと詳しく正確な内容について
ロサンゼルス郡公衆衛生局を翻訳したこちらのPDFが分かりやすかったです。

http://publichealth.lacounty.gov/acd/docs/HomeisolationenCoVJapanese.pdf

陽性になった場合はこちらを一読しましょう。

【自主隔離】

陽性になった場合あなたはホテルやコンドミニアムの延泊を余儀なくされます。自主的なものなのでアメリカ側がどこかに行くように指示してきたりはしません。(感覚的にはインフルエンザと同じ)
延泊できない場合や宿泊費用を今より抑えたい場合には新しく宿泊場所を確保する必要があり、またそれがどれだけの期間必要になるか予測できません。

急にホテルやコンドミニアムを取ることになるのでやや割高にはなると思いますがラスベガスは全体的に宿泊費はそこまで高くない印象です。クレジットカードの残高や現金には余裕を持っておきましょう。

booking .comは空いている部屋を表示しているはずですがサーバーの関係か(?)なぜか支払い段階でいくつかのホテルの予約が取れませんでした。
なのでExpediaに変えて予約を進めたらうまく取れました。エアビーも挑戦しましたが電話番号確認のSMSを受信できず…

【再検査】

偽陽性ではなく本当にコロナウィルスに感染していた場合PCR検査はなかなか陰性にならないようです。

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(参考ページ:https://www.satojuichi-cl.com/other/corona_pcr.html)

発熱して検査に行ってという流れなら検査所に行った段階でもう発症3日目くらいなので陽性も正確に出やすいです。そこから5日間隔離で症状が治まるまでおとなしくしていれば感染力は収まっていきます。

ただPCR検査はウィルスの残骸的なものにも反応するのでかなり長い間陽性反応が出る事もあるようです。もちろん個人差があって風邪が治ってすぐ陰性が出る人もいれば(もしかして偽陽性?)4週間近く陰性にならない人もいます。

ただ抗原定量検査なら風邪症状が治まり次第早い段階で陰性を出すことができるみたいです。しかし私が調べた限りでは日本が有用とする範囲での抗原定量検査を実施する検査所はラスベガスにもロサンゼルスにも見つかりませんでした。

国内線移動は自主隔離が終われば可能ですから陰性が出るまでロサンゼルスなどラスベガス以外で待機するのもいいですし、自主隔離後PCR検査陰性が出るまでWSOP会場にいてもいいとも思います。

【海外保険】
PCR陽性で帰国できなくなるリスクが非常に高いので、海外でコロナに感染した場合の保障がある海外保険に入ってから渡米することをお勧めします。
帰国便もキャンセルや変更など融通が効くプランを選択することをお勧めします。
クレジットカード付帯など何かしらで海外保険に入っている場合でもコロナに感染した場合の保証があるかどうか出国前に確認することをおすすめします。

領事レター

陰性証明書は原則必須ですが真にやむを得ない事情がある場合は免除されることになっています。

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(参考ページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html)

感染力が無いにも関わらずPCR検査が長期にわたり陰性にならないせいで帰国できない場合は特別な理由がなくても帰国のために領事レターを請求できます。

領事レターとは
日本政府の定めた要件を満たす新型コロナウイルス検査(PCR検査等)の陰性証明書を取得することができないと大使館が確認するもの。

現在領事館は原則感染者の来館を拒否していることから領事館とのやりとりは書類の提出から領事レターの受け取りまでメールで行われます。

【領事レター取得までの手順】

在サンフランシスコ領事館(ラスベガスを管轄)または
在ロサンゼルス領事館(帰国便の出発地を管轄)に
PCR陽性が発覚した段階でできるだけ早く電話にて領事レターについて問い合わせましょう。
アメリカでの電話はSkypeで有料登録すれば利用できます。ホテルの電話は利用料がかかることもあるので使い方と料金形態がわからない場合はSkypeが便利です。

noteの情報は参考程度に受け取り、基本的には領事館の指示を仰いでそれに従ってください。

①陽性発覚日(または発症日)から5日後に風邪症状がなくなってから「回復証明書」「回復診断書」などの診断書(メディカルレター)を医師に発行してもらってください。診断書に書かなければならない必須事項は「発症日(陽性が出た日)」「回復日」の2つです。

<UMCで検査を受けた場合>
UMCに問い合わせてメディカルレターの発行を依頼することが出来ます。
電話が難しい場合や英語に自信が無い場合はメールや窓口で相談する事をお勧めします。
UMC以外で陽性反応がでた、翻訳機を上手く使えない、基礎的な英語すらも自信が無い場合は以下に勧める日本語対応の診断を受けましょう。
<日本の病院でオンライン診療を受ける>
おすすめアプリ『SOKUYAKU』
初診受付・当日診療などの条件を絞ることで早く診断書を受け取れます。日本が平日の場合アメリカが休日でも診療を受けられます。
オンライン診療はさまざまな形で提供されているので自分で調べてもたくさんの情報に辿り着けると思います。
<ロサンゼルスの日本語が通じるオンライン診療>
https://medreat.com/
非常に迅速なメール対応でオンライン診療と回復証明書発行を請け負ってくれます。帰国できない日本人のために回復証明書を書いた経験が何度もあるそうですから安心です。海外保険が使えます。
電話でのオンライン診療になりホテルの部屋の子機へ向こうから電話をかけてくれます。
診療代100$+証明書代70$=170$ かかります。
<ラスベガスにある日本語の通じる病院へ行く>
Nippon clinic
https://www.nipponclinic.vegas/
※ロサンゼルスには日本語が通じる病院がたくさんありますがラスベガスにはそんなにないようです。

②回復証明書に記載の回復日以降に「PCR検査をしても陽性が出てしまう」ことを示すために、再検査して陽性のPCR検査結果を用意する。(ここで陰性が出れば領事レターを請求せずに結果から72時間以内に出発する飛行機で帰国できます。)

③パスポートの写し・帰国便のフライト情報を用意する。
領事館は日本外務省に「PCR陽性の人を帰国させてもいいか」という確認をとります。その際にどの飛行機に乗るのかという情報が必要なので必然的にフライト情報も必要になるようです。
領事レターをもらってから帰国便を決めることはできません。領事レターは土日を除く3営業日くらいで発行されるという情報がありますが、在サンフランシスコ領事館曰く、「フライトが土日月であれば金曜の午前中までに提出」「その他の曜日は前日の午前中までに提出」で領事レターが発行されるそうです。

④全ての書類が用意できたら領事レターを請求する。
用意した診断書が有効かどうかだけ事前に確認することをお勧めします。(有効だとわかってから飛行機を取る方が安全なので)

⑤帰国便の情報から航空会社の方にも領事館(または日本外務省)から連絡がいくので、飛行機にもスムーズに搭乗できます。

参考情報 

在ホノルル領事館(ハワイ)に領事レターについて問い合わせたyoutube動画
https://youtu.be/j5W2hbS9Di4

カナダモントリオールで領事レターを挑戦した人のブログ
https://note.com/wint_2/n/n3786d5a220cb

海外渡航についての情報を提供するYouTubeチャンネルhttps://youtube.com/channel/UCnr4Yy7vET4EqP7q9aelR1w

実際に領事レターについて問い合わせた方の情報

現地時間7月13日に陽性が発覚し、領事レターについて在サンフランシスコ領事館に問い合わせた方から直接情報を頂きました。

①メディカルレター
②PCR陽性反応の証明書
③パスポートの写し
④帰国便情報の写し

①メディカルレター
回復証明書、回復診断書のこと
「陽性反応がでているが人に感染させる恐れが無い」ことを証明するために必要で確認した日(認定日≒診断日)の日付が必須。
発行してくれる病院を領事館側が提案することはできないそうです。
認定日の目安は医者によりさまざまなので隔離後すぐに回復を認定してもらえるかは医者次第です。おおむね5~10日が目安です。
②PCR陽性反応の証明書
メディカルレターの認定日以降に検査した結果が必要です
④帰国便情報の写し
フライトが土日月であれば金曜の午前中までに
その他の曜日は前日の午前中までに
4点をメールで提出すること。

こちらのnoteがお役に立てたとのことでご厚意で情報を提供してくださいました。ご助力ありがとうございます。

WSOP参加者の現状

ラスベガスはこのところ湿度が10%を切ることも多く非常に乾燥しています。ちなみに今頃の日本の湿度は70%以上です。もちろん慣れない外国という環境も含めて、これほど極端に環境が変化するとフィジカルに自信があってもなくても体調や自律神経が不安定になり免疫が下がります。
そしてWSOP会場ではマスクはおろか手指消毒も行われておらず咳症状のある方も多く参加しています。
そのような状況下で自分もマスクをしないとなればあっという間にウィルス感染してしまいます。

ある程度長期で滞在するなら滞在中の主に初期に(それがコロナであるにせよないにせよ)風邪を引き、治し、環境に順応し、帰国検査もパスできる状態になりやすいですが

2週間以内の短期の場合は発症中にPCR検査を受けることになってしまう可能性が高まります。

【感染しないために】

環境に慣れるまでは例え自分以外の人がマスクをしていなくてもマスクを着用しましょう。感染を防ぐだけでなく喉も保湿できます。

加湿器を持っていきましょう。
持ち運びに便利なサイズの加湿器はたくさん販売されています。

手洗いうがいを徹底しましょう。
チップはみんなの間を行き来しますからかなり汚れていると思いましょう。

【風邪症状が出たら】

少し多めに自分がいつも服用する市販の風邪薬を持っていきましょう。

現地で買えるおすすめの薬

服用に関するリスクについて必ず自分自身で十分に検討し個人の責任で用法用量を正しく守って服用してください。私は全てに関する一切の責任を負いません。

薬局はバリーズラスベガスホテル、チェックインフロントを正面に左手のエスカレーターを登って外に出て地図の地点に向かうとあります。24時間営業で、薬はもちろん飲み物、軽食、お菓子、日用品も売ってます。

CVS Pharmacy
+1 702-474-4089
https://goo.gl/maps/M3gsbxbpZLBkZkhv7

【アセトアミノフェン】

カロナール/パブロン/ルル/エスタックなどの主成分
アメリカで最もメジャーで医師も第一に薦める風邪薬「タイレノール」
解熱鎮痛薬
パッケージが何種類かあるけど違いは知りません

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【イブプロフェン】

EVE/ベンザブロック/ナロンエース/セデスなどの主成分
アセトアミノフェンに並ぶ主要な解熱鎮痛薬
英語の発音はアイビュープロフェン
アセトアミノフェンがイマイチな方はこっち

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【ロキソプロフェン】

ロキソニン。連続的な使用は胃腸に大きなダメージ与えるので風邪薬として使用してはいけない。そして売ってない。

【デキストロメトルファン】

メジコン/パイロン/コンタックなどの主成分
咳止め
他の総合風邪薬にも含まれることがあるので重複注意。
シロップタイプは量が調整できるのでおすすめ

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アメリカの薬はアメリカ人の平均的な体型を考慮した服用回数・量になっているので、日本の薬を参考にしながら自分に合った適切な回数・量を決めましょう。また眠くなる成分が入っている/いないで別パッケージになっていたりするのでチェックして買えたら尚いいでしょう。

【電解質飲料】

ポカリやアクエリアスがないので代わりになりそうなアメリカのスポーツドリンク。

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右の商品はWSOP cafeや小売店のドリンクコーナーに必ずあります。レモンライムがまだ飲める味だそうです。

左の商品はピディアライトと言う子供が胃腸炎を起こした時に医者が勧める飲み物で薬局のベビーコーナー付近にあるらしいです。高価で味はまずいけどかなり効くんだとか。

【食べ物】

お粥かうどんが食べたいところですが…
バナナや果物、アイス、コーンフレークなどで糖分を摂ってエネルギーにしましょう。
アメリカの人は風邪をひいたらチキンスープを飲むそうですがどこで買えるかはわかりません。スープ系は食べやすくて良さそうです。
ビタミン剤のタブレットなどを薬局で買うのもいいと思います。喉の痛みには飴やマシュマロがいいです。

最後に

WSOPに行って帰国前にコロナ陽性になってしまい帰れなくなってしまったので、皆さんが同じことにならないように、またもし陽性になってしまった場合どうなるのか事前に知らせるために、この記事を作りました。


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