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「エッセイ」観葉植物が枯れた…

愛もクソもない(かなり下品な出足だ)
太陽だよ!太陽!
私がケンカ売ってるのは「太陽さん」だ。
さて、この「太陽事件」に辿り着けるかどうか分からないが話を始めよう。

六年前にこのアパートに引っ越した時、私は心に誓った。
シンプルで生活感のないお洒落な空間で新生活を始めよう!
お洒落で生活感のない!(大切な事なので二度言いました)わたりさん、ごめんなさいm(__)m被りました(苦笑)

その為に先ずは駄物が目に入らないように収納家具を揃えた。全部仕舞ってしまえばいいと言う短絡的な考え方でだ。いい、実に私らしい。自画自賛とは、こういう事を言うんだな、フム。
最初のうちは良かった。お化粧品も目隠し収納から取り出し、リモコンだって住所を定め、テーブル代わりのコタツの上はスッキリと綺麗に片付けられていた。
「やれば出来るじゃん、私」(再びの自画自賛)
そう…あくまでも最初のうちは…だ。

モデルルームのように暮らしたかった私を襲った天敵は、自分自身の性格と友達どもだった。
「寂しい一人暮らし」
とnoteで私は、何度も自分の事を言っている。しかし、少しだけウソがある。
我が家には昔から割りと勝手に「居候」が、出没する(熊ではない)
おかしい、実におかしい。
だってそもそも私は友達が少ないはずなんだ。
思い起こせば、最初に住んでいた安アパートにも妹の親友が(私の方が仲がいいけど)
「お母さんとケンカしちゃった」
と言うだけで転がり込んできた(苦笑)
「ま、いたいだけ居れば?」
って感じで、私が彼女のお母さんに連絡を取った。
その時も
「sanngoちゃんの所に居るなら安心ね」
と快諾を得て(何故、快諾する?お母さん!)確か、半年近く同棲していた。
私は彼女のお母さんからお礼の菓子折りと数万円を受け取ったと記憶している(笑)

で、でだ!
これで「太陽」の話に辿り着けるのか甚だ疑問ではあるが、話を続けよう。

お洒落で生活感のない(くどい三度目)生活は、ある日あっという間に砂に書いたラブレターのように崩れ去った(泣)
親友のミユが今は亡き旦那さんとケンカして、家を飛び出して来た。しかも「着の身着のまま」でだ。
持っていたのは小さなポシェット一つだけ…。
私は思わず言っていた。
「家に来る?」

あぁ、ダメじゃん私(泣)

「いいの?一生恩に着るからね~」
あの時のキラキラしたミユの細い目を私は忘れない。そして「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、もうそんな昔のことをあいつは恩になんて思っちゃいない(笑)
転がり込んできた次の日、私はミユを気晴らしのショッピングに誘っていた。
「元気出してよ、ミユ。パンツ買いに行こう!おパンチュ!」(下着のことだ)
ミユは得意のららぽーとで「あ〜でもない、こ~でもない」と下着を購入した。
そこまでは良かったんだ、そこまでは…

勝手に家を出る決意を固めちゃったミユは
「しばらく置いてね」
と私の了承を得た気分で膨大な荷物を我が家に運び込んで来た(泣)当時の私も相当な「着道楽」だったがミユの比ではない事に気付くのに時間は掛からなかった。
想像を絶する洋服や靴、バッグが私の3DKのアパートを埋め尽くした。足の踏み場もないとは、ああ言う状態を言うのだろう。なにしろ、自分のクローゼットに辿り着けないのだ(笑)それでも飽き足らず、ミユは知人の家にも洋服や靴、バッグを運び込んでいた(笑)

ここまで書けば、私のお洒落で生活感のない(四度目だ)が崩壊したのを分かって頂けると思う。
そして、嵐のようにミユはその二ヶ月後、自分のアパートを決めてさっさと出て行った(笑)

私に残されたのは嵐が去った爪痕のように崩壊した部屋だった(笑)
それだけなら、元に戻せば良かった。
直ぐに再び私を「コロナ禍」の緊急事態宣言が襲う。

何を思ったのか、
「sannちゃんちに集まって飲めばいいじゃん」
「あ、それがいいよ、そうしよう!」
と言う結論に達した男友達ども!ちょ、ちょ、ちょっと私は了承していないぞ!
「ま、まぁ、いいけどね…」
六畳のお洒落を「予定」していた居間は、むさ苦しい男達の加齢臭に包まれた(泣)
やれ、今夜は「すき焼きだ」とか「タコパしようぜ、sannちゃんちで」と次々に勝手に予定は組まれていった。お前らの方がよっぽど豪邸に住んでるくせに(泣)

私には「プライバシー」と言うものは存在しないのだろうか?
思い返せば小さな頃から、私が居なくても勝手に男友達は我が家で遊んで飯喰ってたっけ。
あの頃は、一応まぁ豪邸?もどきに住んでたから良かったけどさ(泣)

因みに私のプロフ写真のリカちゃんの後ろに並ぶ空き缶は、コロナ禍で奴らと一緒に飲んだ残骸である。

「太陽」の話には遂に届かなかった(泣)
前置きが長過ぎた(泣)全く持って「計画性」に欠ける女である。なので、この「つづき」は、また後日……

つづく







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