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坂を利用して作った?登り窯

三年坂は江戸時代から陶器生産の町として有名でした。
そんな陶磁器文化を支えたのが登り窯(のぼりがま)

江戸時代、三年坂には坂の地形を利用して、いくつかの登り窯が建っていました。
登り窯というのは陶磁器を焼く窯の一つです。窯がいくつも階段状に連なっているのが特徴です。連なるそれぞれの窯は底部の小さな窓で繋がっており、下の段で焚いた温度が次の窯へ伝わります。陶磁器が効率よく焼成できる仕組みになっています。

三年坂地域の登り窯では「清水焼」が焼かれていました。清水焼は、江戸時代前半は陶器、後半は磁器で有名となり、今は京都の焼きものを総称する「京焼」の代名詞ともなっています。

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