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算命学余話 #G2 「天将星を基礎から考える」/バックナンバー

 組織の長になる、或いはなりたがる命式や星というものはあります。逆に言えばそういう命式でないとかそういう星がないとかいう宿命では、可能性はゼロではありませんが、組織の長にはならないし、或いは本人が長になりたがらない。面倒くさい、向いてない、という気持ちが先に立つからです。
 かく言う私も組織や集団の長にはなりたくないタイプの人間です。私は身強ですが宿命にある強星は天禄星であり、これは組織の長を目指す星ではありません。宿命消化に成功した天禄星が周囲の信望を集めて組織の長に推されるということはありますが、天禄星の本分は参謀運なので、ナンバー2の席や裏方にいた方が実力を発揮できる。うっかりナンバー1の席に座ると却って不具合が生じます。天禄星に限った話ではありませんが、このようにたとえ実力や信望が備わっていたとしても、組織のトップにそぐわない人はいるのです。では組織のトップに相応しい人とはどういう人でしょうか。

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