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算命学余話マガジン #G1~G10

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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記事一覧

『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

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算命学余話 #G10 「長男と家系の存続」/バックナンバー

 前回の余話#G9では、人間のプライドというものが星の持つ性質によって異なる様相を帯びる、ということについて論じました。その一例として「入墓の星」である天庫星を挙げた際に、「家系を大事にする家は、長男が家を継いで墓を守るものである」と述べました。この理屈だと、次男・三男は問答無用で家を出なければならず、娘に至っては全員嫁ぐのが前提だということになります。現代風の平等主義からすれば、とんだ差別に聞こえたかもしれません。  でもよく見て下さい。最初に「家系を大事にする家は」と断っ

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算命学余話 #G9 「プライドの根拠を考える」/バックナンバー

 前回の余話#G8では、天堂星を引き合いに正しい老人のあり方について論じてみました。既にお気付きとは思いますが、算命学は人間を対象とした思想体系ですので、人間に対する観察は大変鋭く、厳しいものです。そして「人間はこうあるべき」や「人間はこうなってはならない」というモデルを、各星やその組み合わせによって比較的明確に提示しています。特に十二大従星の星々は人間の一生を反映しているため、幼児期、少年期、青年期、壮年期、老年期における人間とはそれぞれどういう傾向のあるものか、どうあれば

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算命学余話 #G8 「天堂星を基礎から考える」/バックナンバー

 昨今のコロナウィルスに関連して、老人について考察します。『算命学余話#G5』では生物学から知恵を拝借しつつ、「人間は集団の生き物である」という算命学の見解を展開しました。その集団とは無論、人間集団であるわけですが、そこには老若男女が含まれます。老人だけとか、若者だけ、という前提ではない。世代も性別も入り混じっているのが自然な姿です。  しかし近代以降の社会では生産効率を優先するため、仕事の分業と並行して人間の分別化が進みました。子供は物心がつけば学校などの教育機関へ集められ

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算命学余話 #G7 「守護神#14 丁×夏」/バックナンバー

 仏陀はこんな言葉を残しているそうです。「何を読もうと聞かされようと、自分自身の理性が同意したこと以外なにも信じてはいけない」。  私は既存の宗教については通り一遍の知識しか持ち合わせていないので、この言葉の出典に興味を抱いた方はご自分で調べて頂きますが、前回の『算命学余話#G6』では、奇しくも以下のような文を綴りました。  『でもそんな負担は、未来の明るい子供相手だから許されるのです。明るい未来のない有害老人を誰が支えたいと思うでしょう。社会集団が少ないシェアで負担すると

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算命学余話 #G6 「人生の密度を考える」/バックナンバー

 前回の『算命学余話#G5』では、人間が集団の生き物であるという点について、生物学の見解を拝借しながら論じてみました。世代交代の話については、昨今世界を騒がせているコロナウィルスとも無縁ではありません。このウィルスが人類に何を語っているか、薄々気付かれた方も多いと思います。なに、気付かない? では気付かなかった人は、お手数ですが『余話#G5』を再読の上、今回の余話もご購読下さい。  既に気付かれた方には、議論を先に進めましょう。今回も引き続き生物学の観点を踏まえながら、算命学

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算命学余話 #G5 「生物学と算命学」/バックナンバー

 前回の『算命学余話#G4』は、生物の進化と絡めて算命学思想を紐解いてみました。意外にも人気の回となり、算命学を学習していない人にも好評でした。私自身もこの種の生物学的見解には興味を惹かれるので、今回も引き続き生物学と算命学の相似点を論じてみます。  まずは同性愛についてです。同性婚という法的措置が算命学の議論の外にあることは何度も述べたので、ここでは繰り返しません。問題は同性愛の方です。同性愛は算命学でも命式としてあり得ると認めていますが、生物学の世界では既に、どういう人

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算命学余話 #G4 「飽きを考える」/バックナンバー

 遠い昔の時代の原始生物はまだ雌雄に分化しておらず、自分のコピーをつくって仲間を増やすという生存手段を取っていました。今で云うところのクローンです。クローンという現象自体は、新しいどころか大層古いものなのです。  ところが我々がコピー機の使用時に痛感するように、コピーは繰り返せば繰り返すほど劣化が進みます。オリジナルから遠く離れるほど精度が落ちていく。これが生物に起きる場合には、オリジナルから遠く離れるほど個体の性能は劣化が進み、果ては生命力を失っていくということになります。

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算命学余話 #G3 「喜びを考える」/バックナンバー

 天将星を取り上げた前回の算命学余話#G2は、案の定人気の回となりました。天禄星の回とは雲泥の差です。自分自身の命式に天将星を持っている人が自己啓発の材料にしてくれた他にも、身近な人物がどうにも迷惑度が高いなあとお困りの方が、その人物の中に天将星を見出して対処法を探りたかったという動機も加わったのではないかと推察します。なにしろ宿命消化に失敗した天将星の迷惑度といったら半端ないですからね。いるでしょう、あなたの身近にも。私の身近にだっております。組織の長になれない天将星も、実

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算命学余話 #G2 「天将星を基礎から考える」/バックナンバー

 組織の長になる、或いはなりたがる命式や星というものはあります。逆に言えばそういう命式でないとかそういう星がないとかいう宿命では、可能性はゼロではありませんが、組織の長にはならないし、或いは本人が長になりたがらない。面倒くさい、向いてない、という気持ちが先に立つからです。  かく言う私も組織や集団の長にはなりたくないタイプの人間です。私は身強ですが宿命にある強星は天禄星であり、これは組織の長を目指す星ではありません。宿命消化に成功した天禄星が周囲の信望を集めて組織の長に推され

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算命学余話 #G1 「庚子を考える」/バックナンバー

 前々回の余話#R119の補足です。環境少女グレタを契機にスウェーデンの実態と、算命学から見た家庭内の陰陽バランスについて触れました。今どきの日本は夫婦共働きの家庭が一般的だと思いますが、だからと言って共働き家庭の全てがスウェーデンのように「父親二人で母親不在」の様相を呈しているかといえば、そうではありません。  ひと昔前の厳格な家庭では、唯一の稼ぎ手である父親は文字通り大黒柱であり、家事や育児には参加しませんでした。しかし昨今はこういうお父さんの方が珍しく、お母さんもフルタ

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