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算命学余話 #G75「超能力を考える」/バックナンバー

 算命学は、自然思想を基礎とする理論を組み上げた思想体系です。世間では占星術として認識されている算命学ですが、運勢鑑定に当たっては、水晶玉占いといった類の霊感は技術上必要ありません。正しい手順を踏めばどんな人がやっても等しく同じ答えが出る、そういう理屈と理論が手法の鑑定術だからです。
 そんな算命学ではありますが、霊感や直感の類は否定しておりません。否定するどころか「こういう星並びなら大いに持っている」と明言しているほどです。逆に「勘がニブイ、感性が鈍重」などの星並びも、ずばり認めております。そういうのは、生まれた時から宿命に書かれているのです。勿論、宿命に書かれているからといって、こうした能力は使って磨かなければ錆びていきますし、勘のニブイ宿命であっても、人並み以上の訓練を積めばある程度鍛えることはできます。「宿命にある・ない」とはそういう解釈になります。

 今回の余話は、超能力についてです。算命学は、超能力者の命式というのも認めております。しかも一種類ではありません。いくつか違った星並びで存在しています。今回はそんな超能力の命式について考察してみます。名前ばかり知られている「九流の術士」にも言及します。
 前回の余話#G74を発展させた内容なので、まずはそちらをお読み下さい。なお、現在国際ニュースのトップとして連日報道されているウクライナの現職大統領の命式にも触れます。果たして彼は超能力者なのでしょうか。

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