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算命学余話マガジン #R111~R120

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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記事一覧

『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

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算命学余話 #R120玄 「天中殺の扱い」/バックナンバー

 前回の基礎編#8では二十八元と大運について解説しました。大運の算出を終えたことにより、後天運をどう読み込んでいくか手掛かりを得ることができました。これで先天運と後天運合わせ、一通り運勢鑑定のための材料は揃いましたので、あとはどう読み込むかです。  今回の基礎編は、算命学の基礎技法としての天中殺を取り上げます。天中殺についてはこれまでの余話で何度か話題にしました。十大主星天中殺については初期の余話#U番で述べましたし、最近では#R106で天中殺の意義を論じました。今回は基礎編

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算命学余話 #R119 「作為と未来」/バックナンバー

 スウェーデンの環境少女グレタのお蔭で、いろいろ見えなかったものが見えてきました。グレタを動物行動学者の視点から分析する竹内久美子氏によれば、グレタの母国スウェーデンは早くから福祉国家として名高く、男女平等ランキングも常に上位の国であるけれども、何を以って男女平等とするかの基準となる項目そのものにかなり疑わしいものを感じると語っています。  例えば自然界においては男児が女児より若干多く(5%程)生まれるものなのですが、それは女性の方が免疫等において優れているため、免疫の劣る男

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算命学余話 #R118 「守護神#13 丁×春」/バックナンバー

 スウェーデンの環境少女グレタのお蔭で、環境保護ビジネスで儲けたい人たちが既に崖っぷちに立たされていることが知れた、との意見に耳を傾けています。人は窮地に追いやられると子供や動物を使う傾向があるそうで、売れない映画やドラマが最後に辿り着くのが子供の悲劇と動物愛護ものだそうです。同情を惹きやすいからです。それと同じで、もはや政治も経済も環境への配慮にそれほど利点を見出せなくなった今日、環境ビジネスで今までのように儲けたい人たちが何とか世間の注目を呼び戻そうと放ったのが、少女グレ

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算命学余話 #R117 「英知の周辺」/バックナンバー

 前回の算命学余話で取り上げた中村哲医師は、その死のほんの二カ月ほど前に、それまで一度も参加してこなかった同窓会に出席し、ただ同窓生に会うためだけに来た、と挨拶したそうです。そしてこれが最後の別れになるとも述べたそうです。まさか二か月後の死を予見していたとも思えず、恐らく今後日本に帰国するつもりがないのだろう、アフガンに骨を埋ずめるのだろう、くらいに同窓生らは考えたのではないでしょうか。そして、何より中村医師本人は、何を意図して「最後の別れだ」と告げたのでしょうか。二か月後の

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算命学余話 #R116 「壬騎龍背を考察する」/バックナンバー

 アフガニスタンの復興に半生を捧げた中村哲医師が先日、銃撃を受けて亡くなりました。73歳でした。私は数年前にドキュメンタリー番組で中村医師の活動を知り、奇特な人がいるものだと感銘を受けました。非常に残念です。ご冥福をお祈りします。  その活動内容の詳細や功績は各自調べて頂くとして、大まかに言えば、医師として現地の医療支援を始めたら、そもそも清潔な水がないことを知り、その解決のため各地に井戸を掘り、やっと水が確保できたと思ったら今度は栄養不足が問題だと気付き、その解決のために灌

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算命学余話 #R115 「算命学の目的」/バックナンバー

 クリスマスの季節が近づいてきました。クリスマスは本来キリスト教徒の宗教的イベントであり、日本の文化とは関係がありません。その日本でクリスマスが広まったのは商業的利益のためです。クリスマスの装飾や食卓、音楽や各種イベントはきらびやかで上品だし(少なくともハロウィンよりは)、プレゼント交換もあることから、大人から子供まで楽しむことができ、財布の紐も緩みます。日本固有の文化である正月に並んで経済効果が高く、経済人はこういう年間行事を廃れさせるわけにはいきません。だから毎年あれこれ

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算命学余話 #R114 「歴史と先祖」/バックナンバー

 ソ連時代のロシア人は、世界で一番読書をする国民は自分たちであると自負していました。実際、平均的なロシア人家庭には文学全集がひと通り揃っていたし、街中のベンチや地下鉄の車内で分厚い本を熱心に読むロシア人は、老若問わず日常的に見かけられたものです。ソ連時代は娯楽が少なかったという事情も、こうした読書熱を後押ししていました。  現在はスマホの普及で日本同様、ロシア人の読書時間も減少傾向にありますが、世界的には依然として高い読書時間を誇っており、特に文学作品に割く時間が多い。トルス

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算命学余話 #R113「天禄星を基礎から考える」/バックナンバー

 華麗な文章で知られる作家の佐藤亜紀はインタビューの中で、大きい数字が数えられないというようなことを言っています。勿論立派な学歴なので、そこに至るまでの数学の試験は繰り返しの作業として難なくこなしてきたけれど、実生活では二桁以上の数字を数えられないか、数える気にならない。確かそんな内容だったと思います。  驚くべき発言ですが、実はかく言う私も似たようなもので、私の場合は割り算で割り切れない数がよく判りません。勿論分数の計算など繰り返し練習すれば難なくこなせますが、頭の中ではモ

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算命学余話 #R112 「天干連珠格と五行」/バックナンバー

 前回の余話#R111で取り上げたN国党党首立花孝志氏は、本人の予想通り埼玉補欠選に落選しましたが、その落選戦略により次の海老名市長選とその先の衆院選に向けて「思うがまま」に邁進しているようです。立花氏の最終目標は「NHKをぶっ壊す」ことではなく、日本全体の既得権益をぶっ壊して正直者が馬鹿を見なくて済む社会を作ることだそうですから、果たしてその本望が最終的に成し遂げられるのか今後の推移を見守っていきたいと思います。  今回の余話のテーマは、前回に引き続き「天干連珠格」について

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算命学余話 #R111「物事が思いのまま」/バックナンバー

 前回の余話#R110は、引力を以って人を魅了する種類の愛がどういう弊害をもたらすかについて触れました。勿論悪いことばかりではありませんが、何事も嵩じれば害となります。算命学はバランスを重んじる思想体系ですから、一方向への過度の偏りを危険視し、その過度な集中を生みやすい愛と金銭の力に対して注意を呼び掛けているのです。  さて今回の余話は、そんな注意喚起を算命学とは無縁の人が行っている昨今の出来事について取り上げてみます。  私は自身が印星偏向の命式のせいか頭のいい人が好きで

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