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初投稿(自己紹介、入試の話(工学院総合型選抜不合格体験記付き))

はじめまして! 東京工業大学23B工学院のさんまと申します。これから大学関係の話をnoteに書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
※ハンネに特に深い意味はありません(美味しいから、というだけ)。


自己紹介(簡易)

出身地:茨城県
性別:男
世代:現役23B入学の世代(2004年度生まれ)
高校:都内の中高一貫男子校
趣味:写真(たまに旅行)
好きなもの:カメラ、猫
好きな食べ物:寿司、秋刀魚、みかん、コーヒー(カフェラテ)
サークル:写真研究部
志望する系:電気電子系(①電電,②機械,③情通,④シス制,⑤経営工の予定)


入試の話

他の人がいろいろ書いていると思うので、軽めです。総合型選抜のところはちょっとだけしっかり書きました。

数学と化学はSEGに、英語は駿台に行っていました。物理は東大受ける可能性があった頃は東大特進で苑田先生の授業を受けてたのと、講習だけ駿台で受講していました。駿台物理科の小倉正舟師の『東工大物理』は、授業もテキストも素晴らしいもので、ずっと愛用していました。

塾で受けた数英物化授業一覧です。だいぶ取ってますねー
色が濃いのが駿台、薄いのはそれ以外(SEGと東進)です。
ここに載せてないものとしては、共テ国社の講習がちょっとだけあります。

模試

受験した模試と判定は以下の通りです。高3はB判定が多いように思います。駿台全国模試は2回ともやらかしました。

♛は冠模試の判定を表します。ドはドッキング判定です。

共通テスト

総合型(後述)を受けたので、そこそこ頑張りました。高校の授業や共テ模試は真面目に取り組みましたが、それ以外にしたことは、1/3から過去問漬けで解きまくったことと、それ以外の対策は軽く参考書(化学と地理の『大学入試の得点源』シリーズ、薄くてオススメ)を読んだ程度でした。ほぼ想定通りの点数です。
英語R   89
英語L   85
数ⅠA   82
数ⅡB   89
国 語 152 (42+24+40+46)
物 理 100
化 学   77 (調整後83)
地理B   81
計   764 (調整後770)

本番までの共テ系模試の得点推移を以下に示します。

共通テスト系模試・本番の成績推移表(素点)です。
教科別の得点推移をグラフ化したものです。

二次過去問

過去問は、直前期に計画を組んで8年分ぐらいやりました。東工大の問題は好きだった(特に物理)ので、直前期はそればっかりやってました。基本的に自己採点では合格点には届いていなかったんですが、採点基準も分かりませんし、なんとも言えません。東工大はクセが強いので、過去問をちゃんとやるのは必須だと思います。
過去問集は、総合型と理科大以外は青本を使っていましたし、オススメします。赤本しかないところは仕方ないので赤本を。

過去問をやるときに使っていた計画表です。
全てがこの通りに進んだわけではありませんが…
わりとユルめ?だと思います。
リハと書いてあるのは、実際の試験時間に合わせて行動する(昼食なども含めて)というやつです。結構オススメですよ。
東工大の過去問をやったときの得点表です。基本的に落ちてますね。
自己採点は精度悪いのは分かっているのでザックリです。

総合型選抜(工学院) 不合格体験記

2/12に工学院の総合型選抜を受験しました。結果は52点で不合格でした。
・出願
志望理由書などを出します。日程はけっこうタイトなので、注意が要ります。志望理由書は、自分の進みたい道についてをメインに書き、高校の国語の先生に添削してもらいました。

・対策
筆記の過去問は4年分やりました。だいたいの空気感を掴む程度で、時間を計って一通り解いただけです。だいたい1~3ミス程度で解けていたと思います。また、面接の自己アピールで言うことを考えました。基本的には志望理由書に沿った内容にしたはずです。

・足切り(2/6 17:00発表のはずだった)
共通テストの点数(圧縮等なし)で足切り(第一段階選抜)が行われます。一般選抜の足切り基準点は高くても6割程度のようですが、工学院総合型の足切り基準は8割を超えています。年によっては750点程度まで上がることもあるため、共通テストの対策は必須です。※足切り発表は2時間程度遅れました。

・筆記試験(120分)
 [1] 数学(微積っぽい感じ)
 [2] 物理(波動、フェーズドアレイアンテナの話)
どちらもド難問といった感じではなく、素直に解けば解ける難易度でした。体感85%ぐらいは取れているような気がしています。
以下のサイトで大学が公式に問題を公開しています。


・面接(20分ちょっと)

 内容:自己アピール(3分)→問題を解く(7分)→試験官に解説(5分)→質疑
・自己アピールは大学を志望した理由と進みたい進路(わりと詳細)を話しました。あまり強くないのはわかっていましたが、考えていたことは一通り言い切りました。
・問題はモーメントを用いたちょっとイヤな設定でした。時間があれば解けたでしょうが、試験官の方々が見ている前で短時間で解く、というのはかなり厳しかったように思います。小問は(5)まであり、僕は(3)で混乱してしまったので、その瞬間に不合格を確信しました。
・問題を試験官に解説する際は、ホワイトボードに貼られた模造紙に太いペン(用意されている)で説明のための板書を書くように求められました。スペースは大抵の場合は足りると思います
・質疑では、自己アピールの内容について聞かれることは一切なく、問題について「(3)をもう一度考えてみてください」と言われ、そこから考える時間を与えられる、というものでした。(ちなみに(3)を正解した(と本人は思っている)友人も同じ質問をされたようなので、質問は統一されているのかもしれません。)
※面接の待ち時間について
面接では、面接会場(石川台1号館)まで移動したあと、全員の面接が終わる(目安は16:30)まで待機しなければなりません。その間、電子端末類は封筒に入れて鞄の中にしまっておくことが求められます(取り出すと不正行為)。長時間待つので、電子端末を用いない範囲での自習は認められます(というか推奨)。ただ、面接後の待合室では勉強できるような精神状態ではありませんでした。

・合否発表(2/14 12:00発表) ※実際は5分ぐらいフライング
東工大の総合型選抜のよいところは、結果が出るのがとても早い点でしょう。特に今年は2022年度入試から試験日が1日遅くなったにも関わらず、合否発表日は1日早まりました。落ちているのは分かっていたので、自分の受験番号がないことを確かめてむしろホッとしました。
※余談ですが、同じ総合型を受けた友人は合格していました。お互いの受験番号は知っていたので、事前に「どっちかだけが受かってたら落ちた人が話すまでチャットは控えよう」という取り決めをしていました。僕は12時になった瞬間に祝いの言葉を送り、彼からは暖かいメッセージを頂きました。

・メンタルコントロール(重要)
総合型選抜を受ける際に最も重要なのがメンタルコントロールです。そもそも、総合型選抜を受けるときのマインドは「受かったらラッキー、落ちても場所慣れできてアド」です。落ちても悔やむ時間はなく、合格発表の2日後には早稲田理工の入試があります。期待しすぎず、チャンスを増やす程度のつもりで受けるのがよいでしょう。(ちなみに、僕は奇跡的に総合型の筆記試験の試験室と一般入試の試験室が同じでした。)

・他の人の記事
同じ工学院総合型選抜で合格した友人の合格体験記を紹介します。
※いずれもこの記事で登場した友人とは別の人物です。

1つ目の合格体験記の作者であるRivyさんは、総合型選抜の得点分布についての記事も書いてくれています。

落ちた僕の記事よりも参考になると思います。ぜひ読んでみてください。


一般選抜(前期日程)

総合型に落ちたので、一般選抜を受験しました。
出願時の志望順位は、①工、②物質、③環境社会、にしました。受けた後の手応えは、「工は怪しいけど物質には引っ掛かってるだろう」でした。結果としては、英数が上振れて、理科で予定通りの点数を取れたので、それなりに余裕をもって合格することができました。以下が開示結果です。
数学 140
英語   94
物理 120
化学 110
計  464 (工学院合格最低点:380)
終わってみれば今年は環社の合格点が物質を上回っていたので、第三希望を書いた意味はありませんでしたが、まぁいいでしょう。
対策としては、塾の勉強と過去問ぐらいです。

私大(おまけ)

・東京理科大学 工学部 電気工学科 A方式(共テ利用)…合格
・東京理科大学 工学部 電気工学科 B方式(独自一般)…合格
・早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ…補欠(繰り上がらず不合格)
・慶應義塾大学 理工学部 学門A…未受験(総合型と日程重複)
理科大の問題は入試2日前に初めて見たら意外と解けなくて焦りました。早稲田の問題は嫌いだったのであまりやりたくなかったんですが、数学2年、英語3年、理科1年分はやりました。慶應の青本は買うだけ買って一度もやりませんでした...


おわりに

今回は入試(とくに総合型)の話が中心になったので、総合型受験生が読んでくれるといいなーと願っています。
次回以降は大学での話を中心に書くつもりです。今後も読んでいただけると嬉しいです。
※この記事には随時加筆訂正を行っています。

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