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事業

SANKOという会社

新しい会社案内ができあがった。
ブランディングプロジェクトメンバーが担当した
アウトプット第一弾。

目の前の仕事に向き合っていると、
自分たちを振り返る時間を取らずについつい過ごしてしまうが、
会社案内の制作が、自社を見つめ直すよい機会となった。

大事なのは、自分たちを明文化すること。
たとえば

わたしたちは、コミュニケーションのお医者さんです。
社会や企業の課題を最適なコミュニケーション療法で解決します。1965年の創業以来、広告事業を主軸としつつ、
社会問題の解決や市場開拓を通しての価値に取り組んでまいりました。

こうしてみると、いろいろチャレンジしてきたことを思い出す。


新しい分野への挑戦
これまで広告業以外の事業にも取り組んできた。
印象深いものがいくつかある。

2007年 教育・子育て事業に参入。
「ママを楽しむ。ママが楽しむ。」
というコンセプトのNPO法人マ・ミューズ。

保育施設に子どもを預けながら、ママは隣の教室で学んだり、
リフレッシュすることができる共助発想のコミュニティを運営していた。

0歳から小学校低学年くらいまでの子どもが一つの空間で過ごし、
面倒を見合う姿は微笑ましかった。

ママを支援するのが使命のマ・ミューズは、
育児に役立つセミナーやイベントはもちろん、
英会話など育児中もスキルアップできる講座、
ヨガやダンス、コーラスなど、ママとは違う自分と出会うためのクラスもあった。

その他、ママたちはともにできることを協力し合う。
たとえば、子どもが幼い頃の消耗品は使用期間も短いため、
年上のお姉さんお兄さんからのお譲りマーケットというものがあり、
すぐに大きくなる子どもの洋服はおさがり、お譲りしてリサイクルした。

今でこそワンオペ育児という言葉も溢れ、
ママが色々な人と繋がっていく社会的ニーズを感じるが、
時代に早すぎたのか翌年には事業をクローズすることが選択された。

私は、当時マ・ミューズで週3シフトのアルバイトだった。
2ヶ月半の娘を預けながら運営スタッフとして関わった。
未婚で出産したため、近所で社会復帰をするための場所を
探していたのがきっかけだった。

ホームページで見て、「ママに寄り添う」という考え方に共鳴した。
誰よりも寄り添って欲しかったのかもしれない、笑。

事業をクローズすることになり、娘も一歳を迎える手前で
本格的に保育園を決め、正社員の仕事を探す準備をしていた時に、
当時マ・ミューズを運営していた会社を紹介してもらった。
それが、三光パートナーズ(現SANKO)だった。
そんなご縁で今に至る。

事業は途絶えても、人のご縁は続くものだと不思議に感じている。
そして次につながる人が、今度は新たな事業の種を蒔きながら、
組織が循環していくのかもしれないと思うこの頃である。

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